いつも世界の中心・名古屋 名古屋のことを地方都市だとは微塵も思っていません
名古屋…この街ほど、住んでいる人の意識とそれ以外の人が持つ印象とに温度差がある地域はあるでしょうか。いやそれは温度差程度のものではなく、名古屋という街自体が日本の中で浮いた存在なのかも知れません。最近東京へ度々出張に行く様になった私には、そう感じることがあります。
世界の中心都市としての義務 名古屋は都会としてふるまう義務があると思っています
私は今でも鮮明に憶えているのですが、小学校に入学し最初の体育の授業で先生からこんな話がありました。今度、名古屋でオリンピックが開かれます。オリンピックでは世界中からスポーツ選手がやってきます。皆さんもオリンピックに出場できるくらいに、運動して体を鍛えましょう。また、親と名東区にある父方の親戚の家へ向かう途中、平和公園の横を通った時に父が言いました。ここになー、大きい運動場ができて、オリンピックやるんだぞ。
日本一ったら日本一 だから名古屋は日本一や世界一にこだわるのです
「名古屋っ子にとって名古屋は、世界に誇る日本のメジャー都市です。」と書きましたが、東京や大阪からだけでなく、札幌や福岡などの地方都市に住む人々からも、「名古屋は田舎っぽい、マイナー」と思われているということを名古屋っ子は薄々感じています。
日本初は譲れない 五輪の二の舞か!コアラ初来日をめぐって市議会が紛糾!?
これも日本一と並んで名古屋っ子にとっては魅力的な言葉です。名古屋が単独で日本初なら尚更で、普段は絶対見下されている(と名古屋っ子は思っている)東京や大阪を差し置いて、この名古屋が日本初となることは至上の喜びなのです。それでは、名古屋が誇る「日本初」をご紹介しましょう。
市内と市外と県外と…名古屋をとりまく階層社会 名古屋は一枚岩ではありません
名古屋の人々は閉鎖的で他の地方の人をなかなか受け入れない。と言われることがよくあります。しかしそれは「名古屋対その他」という単純な構図ではなく、幾重にも地域による微妙な温度差が重なったものとなっています。今回は、周辺都市に対する名古屋の確執、愛知県の確執を見ていきます。
黒船来襲…それまで名古屋に進出していなかった企業が続々!名古屋っ子がミーハーに変身
先日、私が勤めている会社の東京本社営業担当者が、名古屋の市場動向を知りたいということでこの地方の取引先を一緒に回ることになりました。この担当者は東京生まれの東京育ち。今までプライベートも含め、名古屋に一度も来たことがないということで到着するや否やこんなことを言い出しました。
この地方のニュースをお伝えします 実は名古屋独特な表現「この地方」ってどの地方?
名古屋以外の地域から名古屋へ引っ越してきた知人に、こんなことを聞かれました。テレビでさぁ、『この地方』って言うけど、あれってどこからどこまでなの?生まれてこの方ずっと名古屋のテレビを見てきた私は、そんなことを考えたことがありませんでした。聞くと、彼の地元のテレビ局ではローカルニュースのことを「県内のニュース」と言い、「この地方」という言い回しはしないと言うのです。
名古屋はどこの中心なの?中部?東海?中京?中日本?名古屋の求心力はどこまで通じるのか…
名古屋を中心とした、曖昧なエリアを指す言葉として用いられる「この地方」。前回に続いて、その言葉が指す地域が曖昧な理由をもう少し突き詰めてみましょう。関東地方(首都圏)の中心は東京。関西地方(近畿圏)の中心は大阪。これは揺らぎようの無い事実で異論は無いと思います。横浜も大きな都市ですが、首都圏はその名のとおり「首都」を中心としたエリアであって横浜は中心になり得ませんし、神戸や京都も、観光や歴史の面では大阪と張り合うことはできても経済や行政の中心都市と言うには力不足でしょう。
名古屋時間ってどんな時間?遅刻の理由を作ることができてしまう!?
俗語に「名古屋時間」という言葉があるのをご存知でしょうか。私は結構昔から知っていましたが、ずっと名古屋ローカルな言葉だと思っていました。しかしどうやら違うようです。身近にいる東京や大阪の知人に聞いてみたところ、結構知っている人が多くて驚きました。知られていればいる程、名古屋っ子にとっては不名誉なのですが...。
車とコーヒーと喫茶店 おつまみの無いスタバにダメ出しするけどカッコいいから行く名古屋っ子
名古屋は車社会-。名古屋が如何に車の街かということを、いくつかデータで見てみましょう。自家用車数が全国一であることは既にご紹介しましたが、他にも車社会を示す数字があります。まずは、国道、県道、市区町村道を合わせた一般道路の実延長です。1位はもちろん面積が広く道路が長い北海道で86,737kmです。そして2位の茨城県に次いで愛知県は3位の47,810kmとなっています。