NAGOYANOW 愛・地球博体感レポート

人気パビリオン取捨選択法!?愛・地球博

記事公開日:2005年7月23日

 夏休みに入りました。この夏休みは遠方から「愛・地球博」にいらっしゃる方も多いことでしょう。もちろん1日や2日で全てのパビリオンを見ることなど不可能です。そこでパビリオンの取捨選択が必要になってくるのですが、パンフレットやガイドブックには良い点しか書かれておらず選びようがありません。

 そこで今回は人気パビリオンに的を絞り、それらの良い点悪い点を私の独断でご紹介していこうと思います。取捨選択の参考にしていただければ幸いです。ただ、あくまでも独断です。怒らないで下さいね関係者の皆さん。なるべくネタバレはしないようにご紹介します。

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1日で人気パビリオンを全部見るのは大変

 北ゲートから入場して、右へ行くと「企業パビリオンゾーンA」、左に行くと「企業パビリオンゾーンB」です。ここが一番人気のゾーンです。ではまず右側から。

企業パビリオンゾーンA

ワンダーサーカス電力館

 電車型のライドに乗って館内を回ります。ますは万華鏡。これさえ見ておけば「大地の塔」に行く必要はありません。ブラックホールを通り宇宙へ、次第に地球、日本と近づきます。そして日本の四季とお祭り。これらをライドに乗って見るというものです。まあ、子どもは単純にライドに喜ぶでしょうけど、電力館ならではという面白味もありません。

写真JR東海超電導リニア館

 このリニア館は3部構成です。一度に3部全てを見られるわけではなく、それぞれに並ばなくてはなりません。時速581キロを記録した「実際の車両」。これはただ通るだけなのですぐに見られます。そして「超電動ラボ」では、リニアがどのように走るのかを詳細に説明。理系の方には面白いかも。

 説明してるお姉さんは全てを理解しているのか疑問。「3Dシアター」では、時速581キロを体感。これでもか、これでもか、これでもかー。というリニアのプロモ映像を立体的に見られます。

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▲3Dシアターの座席はフカフカ。

ワンダーホイール展覧車

 日本自動車工業会の展示です。高さ50メートルの観覧車に乗り、半分は自動車の歴史を。そしてもう半分は観覧車自体を楽しめます。万博会場の中央にあるため会場の夜景は抜群。会場の端にある700円の大観覧車なんかに乗るよりも、無料のこちらをオススメ。難点は一切予約も整理券も無いところ。やはり夜は人気。

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▲展覧車はやっぱり夜が大人気。

三菱未来館@earth

 これは本当にオススメ。シアターに入るとその映像のすごさに感激間違いなし。しかもそれでは終わらない、後半はさらに大迫力の映像が目の前に展開されます。なるべく後ろの座席中央に座りたい。私は3回見ましたが、それでもまた見たいと思えるほどです。ただプレショーが長く、待ち時間ゼロでも計40分かかります。

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▲緑化された外壁によって次第に文字が見えなくなった三菱未来館。

企業パビリオンゾーンB

トヨタグループ館

 予約をしていないと入場は困難です。整理券を取るためにも相当時間がかかります。内容はロボット達の演奏と、次世代の乗り物「i-unit」のデモンストレーションショーです。そのロボットとi-unit自体を展示している場所は待ち時間無しで見ることができます。トヨタの展示会と言われればそれまでですが、やっぱりトヨタは押さえておきたい。

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▲でもやっぱりトヨタは見ておきたい!みんながそう思いますよね。

日立グループ館

 遠方からお越しになる方が最も入場困難と思われるパビリオンです。7月21日から整理券が導入されましたが、それまでは土日ともなると朝9時半の時点で 6~7時間待ちが当たり前というとんでもない状態でした。「希少動物とのふれあい」。

 内容で人気があるのも頷けますが、人を捌くスピードが遅いので行列が長くなり、その行列が行列を呼ぶという状態になっています。ツアーなどでお越しの場合、下手をするとこの日立グループ館だけで万博見学終了ということにもなりかねません。頑張ってネット予約をしたいところ。予約ができなかった場合は、諦めた方が良いかもしれません。

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▲7月21日の整理券導入以降、かなり入館が厳しくなりました。

三井東芝館

 まず顔をスキャニングされます。そしてその後、シアターで見る映画に自分が登場します。CG化された自分との対面はなんか照れくさい。でも、やはりCG 化された自分はどこか本当の自分とは違い、いつ自分が出てくるのかとそればかりを気にしていると、ストーリーがわからず仕舞いになります。実際、私も2回目でようやく細かいストーリーが理解できました。朝早いうちに当日予約をオススメ。

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▲自分の顔を捜しやすくするために顔にシールを貼る人も。

ガスパビリオン

 炎のマジックシアター。暑い日はぜひここに入りましょう。これはもうビックリしますよ。火を使っているのにこの寒さは一体何なんだといった感じです。心の底からひんやりします。いきなり歌い始めるミュージカルが苦手な人、子ども騙しが嫌いな人は全身に震えが来るかも。実際に手品なんかほとんどしていないし...。でも、ツッコミどころが多く別の意味で楽しいパビリオンです。

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▲プレショーでの前フリはかなり良い感じなんですけどね、ガスパビリオン。

夢みる山

 7社による共同出展の夢みる山は4部構成です。「NGKウォーターラボ」では水の不思議を3Dシアターで体感。面白い実験も組み込まれています。ガスほどは寒くありませんが似たような空気感です。「シャチハタマークタウン」ハガキやスタンプといった記念品を作るワークショップは人気で、あっという間に予約でいっぱいになってしまいます。

 展示は名前による占いなどです。こちらは比較的空いています。「ブラザーアウトプットファンタジー」では、毎時15分と 45分にジャグリングやマジックショーなどのステージショーがあります。ガスで不完全燃焼だった方はぜひこちらでマジックをお楽しみください。

 さてこの夢みる山のメイン展示は、積水ハウス、CBC、東海テレビ、中日新聞による共同出展「テーマシアター・めざめの方舟」です。マスコミによる出展ということで、3つのメディアでは開幕前からこのシアターを「あの押井守がプロデュース」「今までに無い映像展示」と散々煽ってきました。

 それだけ私の中で期待が高まっていただけに、本当にやられました。内容については詳しくは書きません。10分の映像が終わると、観客からはなぜか「笑い声」。そのすごさをあなたも体感してください。

写真
▲7社の共同出展、夢みる山。富士山をモチーフにした意味は何でしょうか。

 勝手な推測ですが、CBCと東海テレビと中日新聞の相乗りでは統率がとれず、どっかに丸投げしたらこんなことになっちゃった。そんな感じです。

 ちなみに、このシアターは立って見るスタイルになります。地面に座ろうとすると注意されます。多分、座ってしまうと寝てしまうからだと思います。ああ、だから「めざめの方舟」なのか。終わった頃に目覚めるという...。

イラスト
▲実際にこういう親子に遭遇しました。その様子に…

センターゾーン

 グローバルハウスはマンモスのいるところです。マンモスラボは、ソニーのシアターのある「ブルーホール」経由か、NHKハイビジョンシアターと月の石などがある「オレンジホール」経由、もしくはマンモスラボ単独という3つの観覧方法があります。全身展示のつもりだったのが、足と頭しかない冷凍マンモス。それでもやっぱり実際目にするとすごいです。

 ブルーホールはソニー館といっても過言ではありません。2005インチの巨大スクリーンで映像を楽しめます。これが結構長いので疲れた体には良い休憩になります。気を抜くと寝てしまいますが...。オレンジホールは協会によるごった煮展示。

写真
▲青少年公園の頃はプール・スケート場だったグローバルハウス。

日本ゾーン

長久手愛知県館

 さすが愛知県。自然の叡智という建前のテーマを真に受けた展示内容です。しかし、山根一眞さんのプロデュースがうまいのか、地球の温暖化について面白くて勉強になるステージショーです。毎時0分と30分に開演。場所が目立たないからか比較的空いています。

写真
▲長久手愛知県館は目立たない場所にありますが、内容は抜群。

中部千年共生村

 中部9県によるブース展示と、独自のホームページでしか参加を受け付けていないワークショップ。以上。

長久手日本館

 すんなり見られればそれ程がっかりはしないでしょうけど、散々待たされた挙句、こんなに短いの?と感じてしまうパビリオンです。その短い映像が見られるのはは360°天球シアター。全方位映像は世界初とのことですが、当然前にも後ろにも人がいるので、その人影であまり360°という感じがしません。それに「日本館」にもかかわらず、日本らしさが無いのが残念。同じ日本館なら瀬戸会場の瀬戸日本館がオススメ。

写真
▲竹で覆われた長久手日本館。よく燃えそう...。

名古屋市パビリオン大地の塔

 世界最大の万華鏡です。見終わった観客からは「ただの万華鏡じゃん」「え?これだけ?」という声が聞こえます。最初から言ってるじゃないですか、万華鏡だって。万華鏡は万華鏡であって、それ以上でもそれ以下でもありません。名古屋市?環境?自然の叡智?そんなもの関係ありません。ただのデカい万華鏡です。世界一の万華鏡。世界一ならそれでいい。それが名古屋市らしさか...。

 というわけで、人気パビリオンをずらっと並べてみました。ぜひこの夏休みの計画の参考にしてください。なお、この批評を参考にして万博を観覧して被られた心的な損害などについては、補償いたしかねますのでご了承ください。

 本当は外国館めぐりや、ロボットステーションなんかに時間を割くほうが面白いと思うんですけど、やはりこれらのパビリオンは押さえたいですよね。

写真
▲世界一大きい万華鏡としてギネスブックにも登録された大地の塔。

※以上は7/23にメールマガジンとして発行したものです。


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