14.天白区 名古屋を歩こう

登ると変な目で見られる歩道橋

記事公開日:2006年3月7日

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 今回は島田から天白川沿いと、その対岸を山の手前まで歩いてみます。天白川にかかる新島田橋のたもとにはタワーのある天白区役所と島田橋公園があります。公園にはいくつか遊具があるのですが、その遊具の横には「遊具修景施設寄贈島田山林組合」という碑が建っています。現在はもう島田に山林は見当たりません。碑には「昭和53年4月」とありました。その当時はまだこのあたりは山林だったのでしょうか。

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▲新島田橋のたもとにある島田橋公園。
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▲島田山林組合の寄贈。林業も盛んだったのでしょうか。

 新島田橋の東側では天白川と植田川が合流していて、植田川には道明橋、天白川には喜鷺橋が架かっています。合流地点はカーブした階段状になっており、水が音を立てて流れています。これは「天白川天白護床工」として整備されたもので、馬蹄形でかつ断状にしたことで快いせせらぎの音を生み出す工夫がなされており、名古屋市都市景観大賞を受賞しています。そしてその先にはその音が聞こえる、新音聞橋があります。さらにその先には大きなマンションがいくつも並んでいます。下流へと戻ります。

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▲心地よい音がする天白川と植田川の合流地点。
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▲新音聞橋から天白川上流を眺めます。
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▲上流に行くほど両岸に背の高いマンションが現れます。

 天白川の対岸には八事の南に広がる御幸山などの山がいくつも見えますが、どこも緑は少なく、斜面にいくつもの住宅が並んでいて、団地が段々になっています。天白川の河川敷は緑地公園として整備されていて、休日にはたくさんの人が軽いスポーツやバーベキュー、ウォーキングなどを楽しんでいるのですが、そうでは無くいつも河川敷に住んでいる人もいます。どちらもビニルシートを敷いているので、休日は同化していてよくわかりません。

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▲山がいくつも見えるのですが、どれも建物がびっしり。
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▲ジョギングや散歩を楽しむ人だけでなく、川岸に住んでる人も...。
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▲川の右側は住宅街、左側は工業地帯。

 南側には野球場のある保呂公園、そして北側に川之内公園がある天白緑地橋を渡って北岸の中砂町に行ってみます。天白川沿いは南側がマンションやアパートの立ち並ぶ住宅街なのに対し、北側には工場がいくつも建っています。橋を渡ったところにあるのが、スジャータでおなじみの名古屋製酪、略して「めいらく」です。

 スジャータといえばコーヒーに入れるフレッシュの代名詞となっているほど、全国で有名な製品です。めいらくはこの中砂町に本社を構えています。敷地内には、街でよく見かける褐色と黄緑色をした独特の配色の配送用トラックがずらりと並んでいます。それだけではなく、工場の建物自体が全てあの配色で、景観が全て褐色と黄緑色です。しかも工場の規模は大きく、道路を歩いていると両側がめいらくの工場で、まるで敷地内通路を歩いているのではないかと勘違いするほどです。そしてそのトラックの駐車場には大きく「追突=自弁」という張り紙がしてありました。見たときは疑問に思ったのですが、少し考えたらわかりました。これは追突事故に関しては自己弁償という意味だと思われます。さすが名古屋の会社...。このスジャータと中北薬品の営業車は色ですぐにわかりますね。さすが褐色の恋人。

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▲工場の建物は下側が濃い緑色、上が褐色。この配色どこかで...。
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▲そうだ。スジャータの配送車輌の色だ。

 弥富通が東西に走る北へと歩きます。するとこのあたりには「!!」と、エクスクラメーションマークが二つならんだ看板を掲げる建物が数多く立ち並んでいます。その数や規模は先ほどのめいらくの比ではありません。なかには大きなビルも。そして弥富通を越えてもそのマークをつけた建物は登場します。パチンコをする方ならわかると思います。このマークがついている建物は全て、パチンコ台メーカーの京楽産業のものです。最近は直営のパチンコホールにもこのマークがついていますし、大観覧車のある栄のビル、サンシャイン栄にもこのマークがついています。もちろんあそこも京楽直営です。

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▲よく見かける「!!」マーク。
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▲ここにも「!!」マーク。ちなみにこちらが本社。

 そんなビルや工場が立ち並ぶ中にも、ふとにんじん畑が広がったりするあたりが天白区らしさです。天白にんじんは天白の特産物です。その先、池見1丁目交差点には不動山大学院があります。東海三十六不動尊第十四番札所になっているこのお寺は、創建は不明ですが、鎌倉時代に開設された真言密教の古刹が前身といわれています。その名前からわかるとおり学問修行のお寺です。本尊の大青面金剛(庚申さま)は、1641(寛永18)年に備中出身の僧が奉安したものです。

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▲工場や住宅に囲まれた色あざやかな畑。
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▲不動山大学院。名前からして学問にご利益ありそう。

 ではそこから東へ、元八事の方向へと歩きます。以前にも登場した、生鮮食品激安プロショップのタチヤが現れます。相変わらずのすごい人です。そしてその近くには学生アパートも登場します。御器所や八事にある大学へと通っている生徒たちが暮らしているのでしょう。タチヤのある交差点を北進すると、観音寺と上八事第一公園があります。周囲にはネギなどの畑や、「目の前でサバイて売る」という地鶏販売店が登場します。「サバイて売る」という仮名遣いに至極のセンスを感じます。

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▲静かな住宅街でここだけ賑やかなタチヤ。
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▲学生アパートもポツポツと見受けられます。
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▲「サバイて売る」のです。

 その先は地図を見ると、御幸山や音聞山といった地名がずらりと並び、道路もクネクネしています。そうです、ここから昭和区の八事まではいくつも山が連なっています。目の前に山が立ちはだかります。そのふもとには八事東小学校があるのですが、この学校が実に不思議なのです。

 学校のフェンスには手書きと思われる駐車禁止のマークがいくつも書かれているのですが、そこには「ドアミラーはたたんで」という文字も併記されているのです。駐車禁止なのにミラーをたたんでとはこれいかに。つまりこういうことなのでしょう。本当は駐車してほしくないのだけれど、どうせ言っても聞かないだろうから、せめてミラーはたたんでくださいという、あきらめと願望が交錯したPTAの心境がこの矛盾した表記に表現されているのです。

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▲結論として駐車していけないの?良いの?

 そしてその学校の横には歩道橋があるのですが、この歩道橋は一般人が階段を登ると罠にはまります。なんと、もう片方の階段は学校の敷地内にあるのみで、反対側の歩道に降りることはできません。ですから間違ってこの歩道橋に登ると今のご時世、学校へ侵入を企む不審者だと思われかねませんので、歩道橋には近寄らないほうが良いでしょう。

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▲歩道橋は学校専用。右側は校庭に直結。

 まあ、ちょっと見ればわかるんですけどね。下には横断歩道もありますし。


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