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5「元八事」
登ると変な目で見られる歩道橋
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2004.10-11月 取材 |
今回は島田から天白川沿いと、その対岸を山の手前まで歩いてみます。天白川にかかる
新島田橋のたもとにはタワーのある天白区役所と島田橋公園があります。公園にはいくつ
か遊具があるのですが、その遊具の横には「遊具修景施設寄贈島田山林組合」という碑が
建っています。現在はもう島田に山林は見当たりません。碑には「昭和53年4月」とあり
ました。その当時はまだこのあたりは山林だったのでしょうか。

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▲新島田橋のたもとにある島田橋公園。 |  |
▲島田山林組合の寄贈。林業も盛んだったのでしょうか。 |
新島田橋の東側では天白川と植田川が合流していて、植田川には道明橋、天白川には喜
鷺橋が架かっています。合流地点はカーブした階段状になっており、水が音を立てて流れ
ています。これは「天白川天白護床工」として整備されたもので、馬蹄形でかつ断状にし
たことで快いせせらぎの音を生み出す工夫がなされており、名古屋市都市景観大賞を受賞
しています。そしてその先にはその音が聞こえる、新音聞橋があります。さらにその先に
は大きなマンションがいくつも並んでいます。下流へと戻ります。

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▲心地よい音がする天白川と植田川の合流地点。 |  |
▲新音聞橋から天白川上流を眺めます。 |  |
▲上流に行くほど両岸に背の高いマンションが現れます。 |
天白川の対岸には八事の南に広がる御幸山などの山がいくつも見えますが、どこも緑は
少なく、斜面にいくつもの住宅が並んでいて、団地が段々になっています。天白川の河川
敷は緑地公園として整備されていて、休日にはたくさんの人が軽いスポーツやバーベキ
ュー、ウォーキングなどを楽しんでいるのですが、そうでは無くいつも河川敷に住んでい
る人もいます。どちらもビニルシートを敷いているので、休日は同化していてよくわかり
ません。

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▲山がいくつも見えるのですが、どれも建物がびっしり。 |  |
▲ジョギングや散歩を楽しむ人だけでなく、川岸に住んでる人も…。 |  |
▲川の右側は住宅街、左側は工業地帯。 |
南側には野球場のある保呂公園、そして北側に川之内公園がある天白緑地橋を渡って北
岸の中砂町に行ってみます。天白川沿いは南側がマンションやアパートの立ち並ぶ住宅街
なのに対し、北側には工場がいくつも建っています。橋を渡ったところにあるのが、スジ
ャータでおなじみの名古屋製酪、略して「めいらく」です。

スジャータといえばコーヒーに入れるフレッシュの代名詞となっているほど、全国で有
名な製品です。めいらくはこの中砂町に本社を構えています。敷地内には、街でよく見か
ける褐色と黄緑色をした独特の配色の配送用トラックがずらりと並んでいます。それだけ
ではなく、工場の建物自体が全てあの配色で、景観が全て褐色と黄緑色です。しかも工場
の規模は大きく、道路を歩いていると両側がめいらくの工場で、まるで敷地内通路を歩い
ているのではないかと勘違いするほどです。そしてそのトラックの駐車場には大きく「追
突=自弁」という張り紙がしてありました。見たときは疑問に思ったのですが、少し考え
たらわかりました。これは追突事故に関しては自己弁償という意味だと思われます。さす
が名古屋の会社…。このスジャータと中北薬品の営業車は色ですぐにわかりますね。さす
が褐色の恋人。

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▲工場の建物は下側が濃い緑色、上が褐色。この配色どこかで…。 |  |
▲そうだ。スジャータの配送車輌の色だ。 |
弥富通が東西に走る北へと歩きます。するとこのあたりには「!!」と、エクスクラメー
ションマークが二つならんだ看板を掲げる建物が数多く立ち並んでいます。その数や規模
は先ほどのめいらくの比ではありません。なかには大きなビルも。そして弥富通を越えて
もそのマークをつけた建物は登場します。パチンコをする方ならわかると思います。この
マークがついている建物は全て、パチンコ台メーカーの京楽産業のものです。最近は直営
のパチンコホールにもこのマークがついていますし、大観覧車のある栄のビル、サンシャ
イン栄にもこのマークがついています。もちろんあそこも京楽直営です。

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▲よく見かける「!!」マーク。 |  |
▲ここにも「!!」マーク。ちなみにこちらが本社。 |
そんなビルや工場が立ち並ぶ中にも、ふとにんじん畑が広がったりするあたりが天白区
らしさです。天白にんじんは天白の特産物です。その先、池見1丁目交差点には不動山大
学院があります。東海三十六不動尊第十四番札所になっているこのお寺は、創建は不明で
すが、鎌倉時代に開設された真言密教の古刹が前身といわれています。その名前からわか
るとおり学問修行のお寺です。本尊の大青面金剛(庚申さま)は、1641(寛永18)年に備中
出身の僧が奉安したものです。

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▲工場や住宅に囲まれた色あざやかな畑。 |  |
▲不動山大学院。名前からして学問にご利益ありそう。 |
ではそこから東へ、元八事の方向へと歩きます。以前にも登場した、生鮮食品激安プロ
ショップのタチヤが現れます。相変わらずのすごい人です。そしてその近くには学生ア
パートも登場します。御器所や八事にある大学へと通っている生徒たちが暮らしているの
でしょう。タチヤのある交差点を北進すると、観音寺と上八事第一公園があります。周囲
にはネギなどの畑や、「目の前でサバイて売る」という地鶏販売店が登場します。「サバ
イて売る」という仮名遣いに至極のセンスを感じます。

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▲静かな住宅街でここだけ賑やかなタチヤ。 |  |
▲学生アパートもポツポツと見受けられます。 |  |
▲「サバイて売る」のです。 |
その先は地図を見ると、御幸山や音聞山といった地名がずらりと並び、道路もクネクネ
しています。そうです、ここから昭和区の八事まではいくつも山が連なっています。目の
前に山が立ちはだかります。そのふもとには八事東小学校があるのですが、この学校が実
に不思議なのです。

学校のフェンスには手書きと思われる駐車禁止のマークがいくつも書かれているのです
が、そこには「ドアミラーはたたんで」という文字も併記されているのです。駐車禁止な
のにミラーをたたんでとはこれいかに。つまりこういうことなのでしょう。本当は駐車し
てほしくないのだけれど、どうせ言っても聞かないだろうから、せめてミラーはたたんで
くださいという、あきらめと願望が交錯したPTAの心境がこの矛盾した表記に表現されて
いるのです。

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▲結論として駐車していけないの?良いの? |
そしてその学校の横には歩道橋があるのですが、この歩道橋は一般人が階段を登ると罠
にはまります。なんと、もう片方の階段は学校の敷地内にあるのみで、反対側の歩道に降
りることはできません。ですから間違ってこの歩道橋に登ると今のご時世、学校へ侵入を
企む不審者だと思われかねませんので、歩道橋には近寄らないほうが良いでしょう。

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▲歩道橋は学校専用。右側は校庭に直結。 |
まあ、ちょっと見ればわかるんですけどね。下には横断歩道もありますし。

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