- なぜかスピードボールコンテストに参加することに
- 劇的ホームランに劇的サヨナラ
- テレビ愛知もクリアに見られるようになったけど…
4月に入ってすぐ、友人から「13日のナゴヤドームの試合で、スピードボールコンテストに出るんだけど、一緒に来れる?」と、連絡がありました。
私はてっきり「ああ、同行して写真を撮ってくれってことかな?」と思い、快諾すると、「一緒に出ることになってるから練習しといてね。」とのこと。
は?
そうなんです。友人は私の名も一緒に書いて応募していたのです。ということで、昔から球技が大苦手な私が、ナゴヤドームでマウンドからボールを投げることになってしまったのです。これは大変なことになった…。
スピードボールコンテストとは?
ナゴヤドームで中日ドラゴンズの試合を観戦された方ならご存知だと思いますが、毎試合、試合開始の前に「スピードボールコンテスト」というイベントが開催されます。抽選で選ばれた5人がそれぞれマウンドから2球ずつボールを投げ、そのスピードが計測されるというもの。スピードを測ってもらえることはもちろん、あのナゴヤドームのマウンドでボールが投げられるというだけでも、興奮ものです。
このイベントは東海ラジオが主催するもので、あらかじめハガキでの応募を受け付けており、5人までならグループ応募も可能となっています。友人が以前からずっと応募していることは知っていましたが、まさか私の名と連名でグループ応募しているとは全く想像していなかったので、その知らせを聞いたときには顔面蒼白になりました。なぜなら、私は球技が大の苦手。
キャッチャーまで届かないかもしれないし…何より、あまりにも変な投球で、スピードが計測不能となってしまうことほど恥ずかしいことはありません。というわけで、完全な付け焼刃ですが、1週間キャッチボールなどをしていざ当日に臨みました。
ナゴヤドーム2階の総合案内所に17時15分に集合です。そして、普段は入ることのできない階段で1階へと案内され、会議室で待機です。
目標と言われても~
会議室では、注意事項とグラウンドに出てからの流れの説明が一通り行われた後、このスピードボールコンテストの司会・場内実況を担当される、東海ラジオのアナウンサーがやってきました。この日は吉川アナでした。
吉川アナは出場者ひとりひとりから、ヒアリングを行います。「普段は何かスポーツはされていますか?」「今日の目標スピードは?」「好きな選手は誰ですか?」「今日の試合の注目選手は?」
目標といわれても…もう見栄を張っても仕方ないので「届けば御の字です。」と素直に答えました。
そんなこんなで、あっという間に時間は過ぎてゆき、1投目に投げるボールを手渡され、17時半に会議室を出ます。
選手たちが間近に!アナウンサーが間近に?
会議室から控え室へと移動するのですが、会議室での注意事項のなかにあったのが「移動の際に選手を見かけても絶対に声を上げないでください」というもの。しかし、控え室へと移動する間に選手たちを見かけることはありませんでした。ところがそこに、あのサンデードラゴンズの司会を担当されているCBCの若狭アナの姿が。
私たちも、そして他の参加者も思わず、「う…ゎ…」と小さな声を出してしまいました。いつもテレビで見ている人が、目の前にいるというおかしな感覚は、やっぱり思わず声が出てしまいますね。
通された控え室では、今度は本当に選手たちが目の前に。この臨場感はすごいですね。そしていよいよです。
いざグラウンドへ!
時刻は17時45分。合図に従ってグラウンドへと駆け出して行きます。ナゴヤドームのグラウンドに降り立ったこと自体は、これまでもイベントなどでありましたけれども、公式戦の試合前に、この位置に立つのはやっぱり特別ですね。興奮と緊張に飲み込まれそうになります。
この日、私たちが投げるボールを受け取ってくれるのは、昨年WBCにドラゴンズから唯一参加した小山ブルペン捕手。横浜高校で松坂投手とバッテリーを組んだ方です。もう、ドキドキです。
投げるまではかなりの緊張だったのですが、投げるのはたった2球ですから、その時間はあっという間。まさに夢のような時間でした。結果はともかく、本当に楽しい良い思い出となりました。
認定書贈呈
ドアラ、シャオロン、パオロンが見守る中、5人全員が投げ終わり、走ってグラウンドから去り、再び会議室へ。性別、そして年齢による一定の基準があり、それ以上のスピードを記録した人のみ、ドアラのぬいぐるみがもらえて、写真撮影があります。そのほかの人も、記念品と認定証を受け取ることができます。
自分も、何とかスピードの計測をしてもらうことのできる球を投げることができ、球速の入った認定証をちゃんと受け取ることができました。ホント、よかった。
このスピードボールコンテストに参加すると、翌日の中日スポーツと、月刊ドラゴンズに名前と球速が掲載されます。また、写真撮影された人は写真の掲載もあります。これはいい思い出になりますね。もちろん、自分も翌日中スポを買いました。住所間違ってたけど、まあいいや。
さらに、参加者にはそれぞれ当日の招待券が2枚ずつ渡されます。ただ、直接ここからドーム内の座席には行くことはできず、一度1階の出入口から出た後、再び2階からいつものように入場して、試合を観戦する格好になります。
高ぶった感情もすぐに冷やされ…
それにしても、あのピッチャーマウンドからボールを投げさせてもらえるだなんて、そのドキドキがすぐに収まるはずがありません。友人とふたりで興奮冷めやらぬ状態で、招待席へと向かいます。3塁側だったのですが、これが結構良い席で、落ち着いて試合を…。
あれ?初回に横浜が3点も入れてる…。一気に興奮は冷めたのですが…。
その裏にやってくれました。和田選手の二塁打、井端選手のヒット、そして野本選手のホームランと続き5点!試合をあっという間にひっくり返します。
長い長い試合に…
ところが、3回に横浜は先発・山井投手から3点を奪い逆転。代わった平井投手に対してさらに1点の追加点。7対5となります。この日は試合展開が本当にゆっくりで、果たして試合終了は何時になるのだろうか…と不安がよぎります。
ドラゴンズが1回裏に逆転したのが18時半くらい、それからずっとゼロ行進だったドラゴンズが息を吹き返したのは21時15分、8回裏のことでした。
1塁に荒木選手がいる場面で、森野選手が通算100号となるホームランです。これにドームじゅうが沸きます。3時間弱ぶりの空気です。
この日、スピードボールコンテストに一緒に参加した5人の中にいた、中学生の女の子が、吉川アナの質問に対して「森野選手の100号が見たい」と言っていたのですが、まさにその通りになりました。
試合は延長戦に
しかし、この回ドラゴンズは森野選手の後に続くことができず、同点のまま試合は延長戦へ。11回裏に和田選手がフォアボールで出塁、そして野本選手が敬遠で出塁したところで、時刻は22時22分、ベテラン谷繁選手がやってくれました。
ライト線に飛んだボールはツーベースヒットとなり、ドラゴンズはサヨナラ勝利を飾ることができ、首位タイに浮上となったのです。
テレビ愛知いいとことれず
ヒーローインタビューは、勝利投手となった高橋聡文投手と、通算100号ホームランの森野選手、そしてサヨナラヒットの谷繁選手です。本当に長い試合でしたが、スピードボールコンテストの思い出に、100号とサヨナラ勝利が一緒に刻まれ、一生忘れることのできない、良いものになりました。
インタビュアーはテレビ愛知の高木アナウンサー。そうです、この日はテレビ愛知が中継していたのですが、やっぱり変わりました。
何が変わったのかと言いますと、テレビ愛知はこの春、瀬戸デジタルタワーのアンテナ指向性の改修工事を行い、これまで受信しにくかった、名古屋市北西部や、尾張北西部への電波の飛び方を変えたのですが、その結果がしっかり出ていました。
ナゴヤドームではこれまで、テレビ愛知に限って、デジタルのワンセグ放送の受信がしにくい状態となっていました。特に、出入口から離れた場所では、ブロックノイズだらけで視聴できないというところも多かったのです。
しかしです。今回の招待席はかなりグラウンドに近かったにもかかわらず、テレビ愛知のワンセグ放送が良好に受信できるようになっていたのです。工事の効果出ていますね!
とはいえこの日、テレビ愛知がナゴヤドームから中継したのは、19時から20時54分と、21時54分から22時。ということは…。
そうです。野本選手の逆転ホームラン、森野選手の通算100号ホームラン、谷繁選手のサヨナラヒットと…ドラゴンズの活躍シーンは全て放送時間外。残念…。
それにしても、スピードボールコンテストへの参加は本当に刺激的でした。ピッチャーマウンドに立った瞬間のあの興奮は本当、永遠に忘れることのできない感覚ですね。誰でも参加することができますから、ボール投げに自信の無い方でも、思い出として参加していいと思いますよ!ただ、相当緊張すると思いますけどね。
協力
ももたろうさん
コメント
投球前にマウンドのプレートを上から撮った写真や、マウンド上からホーム方向を撮った写真は無いのですか?
TOPPYさんおはようございます。
スピードボールコンテストとはいえ、ナゴヤドームのマウンドで、しかも大観衆の前で投げられたわけですか。めったにできない経験ですよね。当然でしょうが、やはり上がっちゃいますよね。
一度ドームのマウンドを経験されたということで野球の見方は違いましたか?
でも、球技をされたことがなかったにもかかわらずちゃんと認定証をもらえるほどのスピードを投げられるなんて流石ですね。
では失礼いたします。
>びょん吉さま こんにちは
そんな余裕無いですよ~。
マウンドにカメラを持ち込むのでさえ、
やっとだったので…。
>樋口正孝さま こんにちは
どうせ周囲は自分のことなんか見てないと思いつつも、
いやホント、あの雰囲気は緊張してしまいますね。
見方の違いといえば、あの距離で140キロとかあり得ない…超人だ!
と改めて思ったことですね。
認定証は、基本的に全員もらえますよ~。
キャッチャーまで届かなかったとしても、
球速は測れるみたいです…。
遅ればせながら、先日ファンブック購入しました。
例年より広告量が減っているような感じでしょうか。
どの球団誌ともいつも注目するのが、TV局の広告です。
在名各局+三重ときて、今年も出てなかったですねぇ、メ~テレ。
2005年まであったから、出さなくなって5年ですか。
因みに岐阜放送も、たしか2000年まで出していたのです。
“地元ドラゴンズを追う”…なんてね。
5/5のナゴヤドーム中日×阪神TV中継見ていたら、阪神マートンの打席でレフトスタンド映すと、ファミマの看板掲げる人が…、よく見ると「Family Murton」。
名古屋の虎ファンもやりますね、笑ってしまいました。
>&YOUさま こんばんは
噂レベルの話ですけれども、
名古屋テレビはドラゴンズ倶楽部をスタートさせたあたりから、
中日球団に貢献をアピールして、
何とか中継権を…と活動してきたにもかかわらず、
結局それが実らないことが確定した…なんて話があって、
それがそのあたり、5年前くらいなのではないでしょうか。
ナゴヤドームからも広告消えましたものね…「ナゴヤテレビ」という。
やっぱりタイガースファンは、笑いのセンスも関西流?
なのかもしれませんね。