06.千種区 名古屋を歩こう

昼も夜も生態観察

記事公開日:2004年7月6日

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主役はカバからコアラへ-東山動植物園

 星ヶ丘の南側一帯に広がるのが東山公園です。植物園と動物園からなる117ヘクタールという広大な公園です。動物園と植物園共通で入場料は500円、中学生以下は無料です。小学生や中学生の頃はここでデートをするのが夢でした。当時は結局、男同士でしか来ることはありませんでしたが...。

 東山動植物園が開園したのは1937(S12)年のことです。ルーツを辿ると1890(M23)年に中区前津町で開園した「浪越教育動物園」で、それが鶴舞公園に移り、そして東山動物園になっています。100年以上の歴史ある動物園なのです。開園当初は「広すぎる」と言われ、東洋一の規模を誇っていました。その後戦争中は、動物が射撃訓練に使われるなど悲しい歴史も残っています。

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▲東山動物園北門です。後ろに見える観覧車は遊園地にあります。

 昭和20年代はゾウ、昭和30年代はゴリラと人気動物は移り変わりましたが、東山動物園の元祖人気者と言えば「カバ」です。1952(S27)年に東山にやってきた重吉は福子との間に19頭の子どもをもうけ、日本記録となっています。今、日本全国の動物園にいるカバのうち、60%がこの重吉と福子の子孫にあたります。福子は1997(H9)年に、重吉は2001(H13)年に日本際長寿記録を残しこの世を去っています。現在は3代目重吉と2代目福子の夫婦がいますが、カバ舎には重吉の写真が残されています。1988(S63)年に開催される予定だった名古屋オリンピックも、キャラクターはカバでした。

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▲アフリカゾウ。1日100キロの食事を摂るそうです。体重は6000キロ以上!
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▲ニシローランドゴリラ。神経質なのだそうです。なんか怒ってます?
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▲カバの親子はじゃれあっていて、見ていて飽きません。

 そして1984(S59)年に東山に来園し、一気に人気者になったのがコアラです。コアラ舎は撮影が禁止なので、ごくたまに外にいるときしか写真は撮影できませんが、いつも寝てばかりなのでなかなか動いている所を見ることはできません。しかし、私が行った時はたまたま動き回っており、こんなに動くコアラを見たのは初めてだ、というくらいの動きでした。タイミングさえよければ活動的なコアラも見られます。コアラ舎にある鳥山明先生デザインによるコアラの絵にも注目です。

※現在は撮影可能になりました。

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▲コアラ舎は撮影禁止でしたが、フラッシュ無しならOKになりました。
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▲やっぱりコアラ舎は立派。力の入れ方が違います。
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▲コアラ舎の壁面にも鳥山明先生デザインのコアラ。

 最近は、2001(H13)年にやってきた孫悟空のモデルと言われるキンシコウも人気があります。本当に黄金色に輝いています。猿コーナーはキンシコウ以外も充実しており、猿達は元気いっぱいに走り回っています。特に子どもをだっこするお母さんの姿は見ていて微笑ましいです。他にも、いつもボールに体当たりで遊んでいるクマも見ていて飽きません。

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▲キンシコウは本当に黄金色に輝いています。
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▲エゾヒグマは肉食。この日もイライラしているのか、怖い。

 また、東山動物園は両生爬虫類の飼育にも力を入れていてその種類は100以上。自然観察館のヘビにはビックリ。その種類の多さに圧倒されます。日曜の夕方などにはヘビを首に巻かせてくれるイベントもありますから、興味のある方はぜひ。私も巻いてもらったことがありますが、意外としっとりしてますねヘビって。

手こぎボートでハートをゲット!-動物園内遊園地

 動物園内には遊園地もあります。一昔前に流行ったミラーハウスや、大きいとは言い難い大観覧車、いろんな意味で怖そうなジェットコースターの他に、子どもでも安心して楽しめる「くまさんコースター」も日本初登場となっています。さらにボート池にはマッタリとカップルが...と言いたいところなのですが、東山動物園の池でカップルがボートを漕いでいる姿を見るのは稀です。なぜなら、ここでボートに乗ると別れるという都市伝説があるからです。真偽のほどはわかりませんが、東山ボートの公式ホームページには「手こぎボートでハートをGET!」と書いてあったり、「別れる伝説」について情報をEメールで募集しているなど、ボート側も気にしているようです。

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▲遊園地の最新アトラクション、くまさんコースター。
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▲ボート池。友達としか乗ったことはないので伝説についてはわかりません。

 動物を見るだけではなく触れ合いたい。そんな希望を叶えてくれるのが「こども動物園」です。ヤギやヒツジが走り回り、餌を直接あげることもできます。また、ウサギやモルモットもいて子ども達が触れ合っていました。出る時は必ず手を洗いましょう。ウサギはかわいいなぁ。モルモットはちょっと匂う...。

 また、動物園と植物園を結ぶモノレールが走っていて園内の移動に便利です。植物園は27ヘクタール。12室からなる大温室や洋風庭園・日本庭園、さらには岐阜県白川村から移築された合掌造りの家を見ることもできます。3600平方メートルの花壇も見もの。動物園と植物園全てを一日で周りきるのは難しいほど盛りだくさんな公園です。

昼は動物を観察・夜は...-東山スカイタワー

 最後に、公園の中央には東山スカイタワーがあります。高さ100mの展望台からは名古屋市内をはじめ郊外を一望できます。こちらは別料金で500円となります。また、動植物園との共通入場券は800円ですので、最初から行く気がある場合はこちらの方がお得です。展望台よりもさらに高い110mの位置にはスカイレストランがあります。展望台よりもさらにいい景色が見られると思います。420円のコーヒーを飲むだけでもいいのかな...。ちなみに平日の午後2時から5時は420円からのデザートにプラス210円でケーキセットが食べられますから、それなら気軽に利用できますね。もちろん入場料は別途必要です。

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▲東山スカイタワーは遠くからも目印になります。

 動物園は午後4時半で閉園しますが、スカイタワーは最終入場午後9時、閉館が9時半ですので夜景も楽しめます。夜はカップルばかりになるので、昼は動物の観察、夜はここで人間という動物の生態を観察するのも面白いかもしれません。その観察はあまりいい趣味じゃありませんが...。


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