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2「名駅3・4丁目」
大名古屋ビル「ヂ」ングはおかしくない
空白
s 2004.2月 取材

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画像オブジェでお迎えデザイン都市桜通口
画像「ヂ」は名古屋のせいじゃない大名古屋ビルヂング
画像その2メートルに大きな意味がある豊田ビル
画像待ち合わせは股の下でナナちゃん
画像地下街は8時で閉店・その後はゲーセンで…レジャック・ミヤコ地下街

画像オブジェでお迎えデザイン都市 −桜通口
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 では、名古屋駅から散策に出かけます。まずは駅の東側桜通口に出ましょう。JR名古屋高島屋のエントランスにもなっていて、近代的な吹き抜けに大きなエスカレーターが4基あります。そして、桜通口を出てまず目に入るのが「飛翔」です。
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 飛翔って何?と思われる方も多いと思います。その名がついているのは、三角錐を形どっている銀色のオブジェです。このオブジェをはじめ名古屋市内には様々なモニュメントがあります。それらは大抵1989(H元)年の世界デザイン博覧会をきっかけにして作られたものです。このデザイン博は名古屋市制100周年を記念して行われた地方博で、この時から名古屋市は「デザイン宣言都市」と称しており、街中のベンチに銅像が座っていたりと、不思議な光景が広がるようになったのです。
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▲「飛翔」 名古屋が舞台のインド映画「Bombay To Nagoya」ではこの上でダンスが繰り広げられました…。

画像「ヂ」は名古屋のせいじゃない −大名古屋ビルヂング
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 飛翔の向こう側にはビル群が見えるのですが、これが名古屋っ子の悩みの種です。そう、大名古屋ビル「ヂ」ングです。
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 最近ではそれを知っている東京の人も多くなっていて、名古屋駅で待ち合わせるや否や、「あ、あれが噂のビル"ヂ"ングだね」と嘲笑されるケースも増加の一途をたどっています。
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 なぜ、東京人がこれ見よがしにあざ笑うかと考えますと、この「ビルヂング」を指摘することで、名古屋はやっぱり田舎だな、と自分自身で再確認するのと同時に、名古屋っ子に対して、東京と名古屋の間にある歴然とした差を見せつけようとしているのではないでしょうか。ところがあろうことか、名古屋っ子はここで自嘲するのです。
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「まぁ、名古屋だもんで仕方ないんですよ。」
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 と。「ビルヂング」のダサさは「名古屋エリア」のダサさであるとでも言わんばかりに、イコールで結びつけるのです。ましてや、東京の人が何も言っていないにもかかわらず、
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「あれ、見てくださいよ。いまだにビルヂングなんですよ。これだから名古屋は…。」
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 などと、自ら恥部をさらけ出すような行為に及ぶものまで出る始末です。なぜそんなことをするのでしょうか。
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 そもそもこの「大名古屋ビルヂング」はなぜ、「ビルヂング」なのでしょうか。これさえ知っておけば、もう馬鹿にされる理由もなければ、自嘲する必要もないのです。
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 大名古屋ビルヂングは、三菱地所が1965(S40)年に建設したものです。では、他の三菱地所のビルの名前を見てみましょう。「日比谷国際ビルヂング」「有楽町電気ビルヂング」「国際ビルヂング」「富士ビルヂング」「新東京ビルヂング」ほら、何も恥ずかしいことはないではありませんか。三菱地所が建てたビルだから、ビルヂングなのです。名古屋のセンスでも何でもありません。
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 ところが、三菱地所は横浜だけを特別扱いしています。「横浜ランドマークタワー」です。法則に則れば、あれも「横浜ランドマークビルヂング」でなければなりません。なぜタワーなのでしょう。それは横浜が洒落ているからなのか、それとも観光名所にしたいという思惑があったからなのか。ランドマークという言葉選びも、ビルヂングとはかけ離れています。本来あれは「大横浜ビルヂング」でなければならないのです。
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▲大名古屋ビルヂング。それはこだわり…なのか?

画像その2メートルに大きな意味がある −豊田ビル
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 そんな過去のビルのことでイライラするのはやめて、その右横に目を移しましょう。工事中の大きな空き地が広がっています。ここにはかつて、映画館などが入った毎日ビルと豊田ビルがあったのですが、トヨタ自動車を中心として新ビル「名駅4丁目7番地区再開発ビル(仮)」構想が持ち上がり、現在(H16.1)は解体工事を終えています。計画は47階建ての247メートルで、JRセントラルタワーズよりも2メートル高く、中部一の高層ビルとなります。ここにも意地っぱり名古屋っ子気質が垣間見えます。ここにはトヨタ自動車の国内営業部門と、東京本社から移される海外営業部門の一部も入るとのことで、ますますトヨタの地元回帰が強まりそうです。
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▲「名駅4丁目7番地区再開発ビル」予定地。名前はもちろん仮称ですよね?大トヨタビルヂングだったらギャハハ。

画像待ち合わせは股の下で −ナナちゃん
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 それでは、桜通口から右手方向、南側に歩きましょう。名鉄新名古屋駅と名鉄百貨店、近鉄新名古屋駅と近鉄パッセを越えると、大きな人影が目に入ります。それは近づくと巨大であることがわかります。名鉄セブンの前に立っているのはそう、有名なナナちゃん人形です。スイス生まれの女性です。季節やイベントごとにコスチュームを変えるお洒落な彼女、この時は一糸まとわぬ姿をさらしていました。名古屋っ子はこのナナちゃんの股の下で待ち合わせることが多いのですが、上を見上げるのは紳士としてやってはいけません。ちなみに身長ですが、勘の鋭いかたならすぐわかると思います。そう、ナナメートルです。セブンの前だからナナちゃん。ナナちゃんだから7メートル。名古屋っ子、こういうところはひねらず素直です。
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▲ナナちゃん。今日は裸。18才未満はここを通れません(嘘)。

画像地下街は8時で閉店・その後はゲーセンで… −レジャック・ミヤコ地下街
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 そしてナナちゃんを通り越すと、右に出ると食べられてしまうというCMでお馴染みの「メイテツレジャック」があります。複合アミューズメントビルの元祖とでもいいますか、カラオケやゲームセンター、ボウリング場が入っています。ここのボウリング場はオイルの塗りすぎかやたらツルツルして、かなり良いスコアが出た記憶があります。最近ボウリングの調子悪いな、と思ったらレジャックへGo!
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▲メイテツレジャック。合言葉は「遊びの鉄人」テツと鉄かけてるの?

 さて、その笹島交差点から左、東方向錦通の下に伸びている地下街が「ミヤコ地下街」です。ここ最近は名古屋の地下街もリニューアルが進み、昔の面影が消えつつありますが、ここには昭和を感じさせる地下街が広がっています。まずこの「ミヤコ地下街」という文字自体から歴史を感じます。夜の早い名古屋、もちろんこの地下街は午後8時には閉店しますので、お気をつけ下さい。他の地方都市でも駅前の店が8時に閉まるなんて考えにくいですよね?でも、それが名古屋です。みんな家に早く帰りたがります。家に早く帰ることで家庭が円満になるのなら、名古屋は離婚率が低そうですがどうでしょうか。実際離婚率は23位(1000人あたり2.12件)で、東京2.42(6位)、大阪2.81(2位)よりもかなり低くなっています。ちなみに1位は沖縄の2.92件、最下位は島根県の1.50件です。夜が早いのと離婚が少ない因果関係はイマイチわかりませんが、名古屋っ子は早く家に帰りたがるのは事実です。(厚生労働省H13年調べ)
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▲ミヤコ地下街。気軽にタイムスリップ!

 ちなみにミヤコ地下街が特別なのではなく、桜通口ではユニモール・メイチカが8時、サンロード、テルミナが8時半、太閤通口のエスカは8時です。飲食店はもう少し長い時間やっていますが、それでもそれから30分か1時間長い程度です。でも、名古屋へご出張の皆さんご安心ください。もっと楽しいところは夜遅くまでやっていますから、それは地下街にはありません。太閤通口方面にあります。また後ほど…。
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▲ちなみにこちらはエスカ。イマドキに改装済です。

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