09.瑞穂区 名古屋を歩こう

子どもを授かるためには、まず

記事公開日:2004年10月22日

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重厚なコンクリート製-天正寺・津賀田神社

 地下鉄桜通線の瑞穂運動場西駅から空港線まで大喜町界隈を歩きます。このあたりも雁道周辺と同じように東高西低の地形になっています。まずは小高い丘の上にあるお寺から見ていきます。瑞穂郵便局のある山手グリーンロードを西に歩き、右手に瑞穂小学校が見えたらその手前を左折します。道なりにしばらく歩くと左側に天聖寺があります。山門の前にはたくさんのお地蔵さまが並んでいます。中山町の信正寺にあった三観音と同じく、区画整理などによってここに集められたそうです。ちなみに先ほど見かけた瑞穂小学校は1891(M24)年から1897(M30)年まで愛知郡第25学区瑞穂尋常小学校としてこの天聖寺におかれ、お寺の本堂で子どもたちは勉学に励んでいたそうです。

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▲山手グリーンロード。西方向には下ります。
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▲かつて尋常小学校がおかれていた天聖寺。
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▲周辺のお地蔵さまが集合。

 天聖寺から南に細く急な坂道を下ります。雁道の七夕まつりと同じように「中日新聞特報」として盆踊りのお知らせが掲示板に貼ってある名も無い神社を越えて下って行きます。そしてつきあたりを右折してしばらく歩くと、その盆踊りが開かれる津賀田神社があります。古墳の上に建てられているといわれており、境内の半分は公園として整備されていて木々が覆い、遠くから見ると森のように見えます。幾重に重なる鳥居をくぐると、熱田神宮の本宮と同じような神明造りの大きな社殿が見えてきます。グレーのコンクリート製の屋根は重厚で今にも落ちて来そうな圧迫感を感じてしまいます。社殿は比較的新しそうですが神社の歴史は古く、創建は不明ですが「尾張志」に「本国帳に愛智郡従三位津賀田天神とある是也」とある古社です。境内には堀田の浜神明社から対のうち一基を移された斗帳寄進碑があります。また南北朝の頃の書写大般若経三百巻を所蔵していたのですが、戦災で一部を焼失しています。神社への寄進者のなかにブラザー工業をはじめ、ブラザーグループ各社の名前があるのがいかにも瑞穂区という印象を受けます。

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▲道路の角にある名も無い神社。
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▲津賀田神社横の公園。古墳だっただけあって木々が森のよう。
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▲コンクリートはずっしり圧迫感がありますね。

町工場を見守る龍神-白竜社

 津賀田神社の南側の道を再び西へと歩き、津賀田町から白竜町に入ると、周辺は住宅地帯から中小工業地帯に様変わりします。金属音や大きな機械の音が響き、油の匂いが漂います。すると右側に、奥に鳥居の見える細い通路が現れます。工場の間を抜けるように鳥居まで歩くと、ちょっとした階段の上にポツンと白竜社があります。竜の名がつくとおり、かつてこのあたり一帯にあった池を埋め立てた際、その池に住んでいるといわれた白竜大王を祀るために建てられたものです。白竜社といってもクリーニングの神さまではありませんのでお間違いなく。

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▲トンカントンカンという音と、油の匂いが漂います。
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▲そんな工場や家の間の細い道の先には。
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▲埋め立てられた池にいた竜が祀られた白竜社。

大人の絵画とは-地蔵寺・絵画教室

 再び先ほどの道に戻り、さらに西に歩き地蔵寺の次の角を右折してしばらく歩きます。田光町2丁目の交差点を右に曲がると津賀田中学校があります。中学校の前には絵画教室があります。そこには「大人の絵画もどうぞ」とあり、どんな絵を描かせてくれるのか興味津々だったのですが、「場所柄中学生だけと思われがちですが、そうでなく大人の方もどうぞ」という意味だとわかりちょっとがっかり。そしてその向かいには「新中古電化センター」という新しいのか古いのかよくわからないお店を発見。「新」といっても確実に見た目は古い店先には無造作に中古の冷蔵庫や洗濯機が並べてあります。雨が降ったらどう考えても濡れると思いますその位置は。

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▲この地蔵寺の角を右に曲がります。
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▲「大人の絵画」どんなモデル?って違うでしょ。
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▲その洗濯機は新中古品?

900年間鎌倉街道を見つめるお地蔵さん-大喜寺

 田光町2丁目の交差点を北進し、一本目を右折すると大喜寺があります。本尊の大日如来は、昔弘法大師が勧請した五仏の一体で、古来熱田神宮の本地仏といわれた秘仏です。また境内にある地蔵堂には鎌倉時代に作られたといわれる、鎌倉街道沿いにあった地蔵菩薩像が安置されています。900年を越える年月によってかなり風化していますが、今でも原形はとどめていて界隈を見つめています。また、瑞穂小学校が天聖寺に移る前、しばらくここを学校として使用していたそうです。先ほどの道を再び北に歩くと、山手グリーンロードにぶつかるので左に曲がります。

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▲天聖寺に学校が移る前に学校があった大喜寺。
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▲900年前のお地蔵さんも見られます。
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▲山手グリーンロード、東方向は上り。

子授けの神様は根本からサポート-田光八幡社

 街は次第に工場や、そこで働く人々のための飲食店や商店が多くなります。そしてここに、また体にご利益のある神社があります。歩道橋の南側にある田光八幡社です。1898(M31)年に創建され仁徳天皇、応神天皇を祀るこの神社の境内には、先ほどあった別宮白竜社の神体となっている、弘法大師手植えのクスノキがあります。その幹回りはなんと7メートル。そしてムクノキとエノキがまじりあっている和合の木は、夫婦円満、子授け、そして浮気封じに効果があるといわれています。しかし交じり合って子授けを受けるためには、夫婦円満でも下のほうが元気でなくてはなりません。ところがこの神社はそこまでもばっちりサポート。同じく境内にある黒竜様の御神木は、眼病、腰痛、そして下の病気によく効くといわれています。腰も元気に、下も元気に。さすが黒竜さまです。

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▲西側に戻るに従って、住宅よりも商店が多くなります。
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▲田光八幡社。子を授かるためには、まず下が元気でなくちゃ。
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▲和合の木。元気に交われば...。自ずと...です。

 ところで、和合の木のところに「浮気封じの方法は社務所にお問い合わせください」とあったのが気になります。残念ながらこの日は社務所にどなたもいらっしゃらなかったので聞くことができませんでした。お問い合わせくださいとわざわざ看板に書いて、その内容を書いていないということはなんかこう書けないような...と、勝手に想像してしまいました。

 確かに、旦那さんの下の方が元気になっても、他の所で元気になられては困りますからね。いや、本当に奥深い神社です。さすが黒竜さま。うん、奥深いのも大事かな。


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