三河(東愛知) 東海あまのじゃくツアー

足助の旧街道で開花してる桜を探したら花桃と生クリームいちご大福の誘い

記事公開日:2009年3月28日

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 桜の開花情報サイトにて、東海3県のなかで3月26日現在、最も開花が進んでいるという表示を見てやってきた、豊田市足助地区の香嵐渓。前回は、白くてカワイイ二輪草や、ちょっと終わりかけのカタクリの花、そしてポツンと寂しく咲く桜をご紹介しました。

 まあ、開花状況は確かに進んでいましたが...。

 香嵐渓には、桜の木自体が数える程度しかなく、お花見という風情は全くありませんでした。でも、この足助地区の桜が他に比べて早く咲いているという情報は間違っていません。そこで、桜を求めて旧飯田街道の足助宿跡にある昔の街並みへと行ってみました。

 おお!咲いてる!

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宿場町と桜

 古い町並みが今も残る旧飯田街道は、その名の通り名古屋から飯田へと繋がっていた街道で、徳川家康が整備したものです。名古屋から塩を運んだことから「塩の道」とも呼ばれました。その塩を背中に乗せて運んでいた馬たちは、信州の馬稼ぎ人たちによるもので、その馬稼ぎ人たちが「中馬」という組合を作っていたことから、「中馬街道」という別名もあります。

 その中馬街道の宿場町であった「足助宿」周辺には、今も古い街並みが残されていて、その入口には常夜灯があり、往時の様子を思い起こさせます。足助宿は1775(安永4)年に大火事に見舞われ、火災防止の神として知られる秋葉山大権現を信仰する人々が、この常夜灯を1799(寛政11)年に建立し、現在まで残されています。

 常夜灯の横には、もうまもなく満開を迎えるであろう桜の木が。そうですよ!こういう風景を見に来たんですよ。でも...。

 写真で見ると見事ですが、やはりここもポツンと数本あるだけで、お花見という雰囲気ではありません...。

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 古い街並みを歩きますと、お祭りの時に曳く山車が保管されている「西町郷蔵」が見えてきます。蔵の白が鮮やか。

 この蔵は、街なみ環境整備事業制度で改修されたもので、足助にはそういった建物がたくさんあり、古い景観を残すために手を加えているのです。でもまあ、名古屋周辺には宿場町の街並みが残されているところはたくさんあるから、それほど珍しくも無いかな...と思っていると。

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鶏と少年?

 なるべく賑やかなところを...と、常夜灯から川の方へと向かい、落合橋の手前を右へ。するとなぜか、道路沿いの植え込みのなかに、やたらリアルなニワトリの石像が2羽。足助でニワトリ...おいしい鶏料理のお店でもあるのかと思ったら...。

 それは「蓑曳鶏(みのひきとり)」というもので、江戸時代初期からこの足助で親しみのある鶏だそうです。田畑の害虫駆除を目的に作られた品種なのに、その卵もお肉もおいしいということから、この地では重宝されたとのこと。

 おいしいことがわかったということは、誰かが最初に食べたんですよね...。誰かが。いったい誰だ。害虫駆除用の鶏に手を付けて食べてしまったのは。

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 そして中橋のたもとには、少年の姿をしたすごく大きなはりぼてが。実はこれ「おぅやま君」。足助のコミュニティサイト「asuke.tv」のマスコットキャラクターだそうです。

 たぶん、完成したときにはもうちょっと小奇麗だったろうに、野ざらしでかなり劣化しています。そのうち、風に吹かれて散り散りになっちゃうんじゃないかと...室内に入ったら?

 ちなみに。おぅやま君が足助のあちこちに出没するブログは、昨年10月の更新を最後に止まっています。リアルおぅやま君の安否が気になるところです。

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マンリンに逢いたい?

 さらに、中橋を越えてその先を右に歩いていきますと、足助散策で外すことはできない、白壁の美しい「マンリン書店」と、マンリン小路が見えてきます。字面からふと、海を何キロも泳いででも会いに行きたくなってしまうほどに愛された犬の「マリリン」かと勘違いしてしまいそうですが、違います。

 なら「マンリン」って何?と思ったら、1930(S5)年にマンリン書店として創業する前は、呉服店を営んでおり、お店の屋号が「萬屋」で、当主が代々「林右衛門」を名乗っていたことから、略して「萬林」。「マンリン」となったそうです。

 マンリン書店には「蔵の中ギャラリー」があり、お茶をいただきながら芸術作品に触れることができます。

 でも今日は、桜を見に来たんだ...。

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花桃のいざない

 午前中は青空も見えていたのですが、次第に雲行きが怪しくなってきました。それにしても常夜灯のところには桜が咲いていたものの、旧街道沿いには全くありません...。すると、ちょっと濃いピンク色の花が見えてきました。「花桃」です。

 花桃といいますと、ひとつの枝から赤・白・ピンクと3色の花が咲くのが特徴ですが、ここのは濃いピンク1色。

 花桃が咲いていたのは、「両口屋」という和菓子店の店先。するとそこには「生クリーム入いちご大福」の文字が。

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 いちご大福といえば、わざわざ発祥の店まで食べにいったほど、私たちはお気に入りなのですが、さらに「生クリーム入」となれば、これは買わずにはいられません。

 しかも「いちご・餡・生クリーム3種類のベストマッチをお試しください」とのこと。

 店先の花桃は単色でしたけど、こちらは3色というわけです。さっそくいだきます。

 もっと、しっかり生クリームかと思ったら、クリームの味は結構控えめで、生クリーム風味のあるいちご大福といったところでしょうか。まあ、ベストマッチといえばそうかもしれませんけど、ちょっと「生クリーム」に期待しすぎてしまいました。

 むしろ、あんこ無しで生クリームだけのも食べてみたいかも。

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念願叶って?

 天気が悪くなってきたので、マンリン小路から飯盛橋方向へと歩いて香嵐渓に戻ることにします。すると、見事に白・ピンク・赤の3色が咲き乱れる花桃の姿が!

 ですよね、やっぱり花桃といったらこれですよね。これは美しい。念願叶ってようやく美しい花桃の姿を見ることが...って、あれ?香嵐渓に来た目的って何だったっけ。

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 国道153号線に出ますと、飯盛山の斜面にちらほらと桜の木を見ることができました。でももう、じっとその花を見ることはできませんでした。

 なぜなら、みぞれ混じりの雨、そして雪...。

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 時代を先取りをするってのは大変ですね。まあでも、二輪草、カタクリ、花桃、そしてわずかでしたが満開近い桜と、たくさんの花を見ることができましたから、ある意味ではいい「お花見」でした。

 香嵐渓、足助、いいところですよ!

 でもやっぱり...お花見スポットでは絶対に無いという結論が揺るぐことはありません。まあ別に、ウェザーニュースの桜開花情報サイトにも、開花情報の地点として載っていただけで、お花見の名所だとかそういう表記は一切無かったわけですけど。

 来週こそ、お花見リベンジです。

関連情報

足助観光協会
ASUKE.TV
マンリン書店

足助宿(愛知・豊田市)MAP

豊田市 足助宿

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