尾張(西愛知) 東海あまのじゃくツアー

あの頃の瀬戸を再現-瀬戸蔵ミュージアム

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 今回は、陶磁器産業が有名な愛知県瀬戸市に誕生した新たな観光拠点、「瀬戸蔵(せとぐら)」をご紹介します。瀬戸蔵には懐かしの瀬戸の風景が再現されているとのことです。どんな感じなのでしょうか。まず1階には愛知県陶磁器工業協同組合によるお店や、飲食店があり、瀬戸市内の観光パンフレットがたくさん並べられています。そして2階と3階にあるのがこの瀬戸蔵の目玉施設「瀬戸蔵ミュージアム」です。一体何が展示されているのか。それは古き良き瀬戸の街並みです。2001(H13)年に解体された大正時代製の尾張瀬戸駅が復元され、まだ瀬戸電が栄に乗り入れしていなかった頃に走っていた、緑色の名鉄モ750型車両754号が当時の姿のまま駅に停車しています。そんな懐かしの尾張瀬戸駅から昔の瀬戸の街へと出発です。

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 再現された駅を出ると、土練機やフィルタープレス、機械ロクロなどが置かれた陶房があります。昭和30年代まで現役だった石炭窯や煙突も再現し、生産に追われ活気のあった頃の瀬戸に出会えます。そして昔のせともの屋さんも再現されています。焼き物作りの工程のほか、瀬戸焼の現在持っている技術や、デザイン力の高さを知っていただける展示をしています。

 私がまだ幼かった頃は、瀬戸の街には当たり前の様に煙突があり、少し脇道に入ると当たり前に陶器工房がありました。今ではその跡にマンションが建ち並んでいます。瀬戸蔵ミュージアムに復元されている旧尾張瀬戸駅の駅舎...。確か万博のために取り壊したんですよね...それ。それを売り物にするなら、そのまま駅を残して置けばよかったのに。ミュージアムの入館料は500円、高校生・大学生・65歳以上は300円、他は無料です。あ、そうか。古い駅をそのまま残しておくだけではお金取れないですものね。

 では瀬戸蔵から東、末広商店街へと歩いてみましょう。すると無くなったはずの蔵所交番があります。かつて記念橋のシンボルだった蔵所交番は観光案内所として復活しているのです。そしてその横には新しくなった本物の交番もあります。この交番の復元はまあ再利用としていい方法だとは思いますが、瀬戸蔵の展示を見ると、瀬戸の人にとって懐かしい「あの頃は良かったな~」という印象を強く受け、他の地方からやってくる観光客にとっての観光施設としてはどうなのかな?という感想を持ってしまいました。ミュージアムとして活気のあった頃の瀬戸を再現するのではなく、古くからの良いところを街の中にそのまま残しつつ、実際に瀬戸を活気ある街に戻すことができたら良かったのにね。

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瀬戸蔵(愛知・瀬戸市)


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