岐阜 東海あまのじゃくツアー

知名度全国区の観光地「飛騨高山」でお団子とさるぼぼの赤ちゃん

記事公開日:2001年11月24日

 秋の飛騨高山へと行ってきました。岐阜県と長野県を結ぶ「安房トンネル」が開通したことで、関東方面からの観光客が急増しているとのこと。岐阜県を代表する観光都市である晩秋の高山を歩いてきました。高山の魅力は何と言っても昔の街並み。

 「飛騨の小京都」と呼ばれ、さらには飛騨牛や高山ラーメン、そしてお団子とおいしい名物もいっぱいです。岐阜県の高山というよりは、旧飛騨国の高山という印象が強く、現在でも観光紹介などでは「飛騨高山」と呼ばれることが多く、古くからこの飛騨地域の中心として栄えていた名残があります。

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■高山陣屋

 高山観光でまず訪れたいのは、国の指定史跡ともなっている「高山陣屋」です。陣屋とは江戸時代に代官が政治を行った役所です。この建物は元々高山城主金森氏の屋敷の一つだったのですが、飛騨は1777(安永6)年に徳川幕府の直轄地となり、ここに役所を置き、江戸から代官が来て飛騨の政治を行ったのです。

 代官所の建物が昔のまま残っているのは全国で高山だけです。なぜ直轄地だったのかといいますと、飛騨は地下資源や山林資源が豊富だったからとのことです。

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▲やってきました高山。お目当てはやっぱりだんご。

 元々江戸の直轄地だった飛騨高山。後に岐阜県となって岐阜市の配下に素直に収まる...わけがありませんよね、心情として。かつて首都の直轄地だった高山が、なぜ美濃国に支配されなければならないのか。だから岐阜高山ではなく、飛騨高山なのでしょう。

 さてこの高山陣屋、結構最近まで現役だったというのも意外な事実。1969(S44)年までここはお役所として使われていたのです。「飛騨県事務所」として。その年から岐阜県はようやく高山陣屋を文化財として保存する方針に変わり、16年かけて江戸時代の姿を復元したのです。

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▲わが国で唯一現存する代官所の高山陣屋。

■中橋

 高山市の中心部に流れている宮川。その宮川にはいくつもの橋がありますが、陣屋の前にあり、観光散策の中心となるのが赤い「中橋」です。赤色は鮮やかで、雪が積もった際には雪の白と橋の赤色のコントラストがとても美しいそうです。テレビ局のお天気カメラもいくつか設置されており、高山を代表する景観となっています。

 ところで、高山は朝市が有名で観光スポットのひとつとなっているのですが、その朝市は2ヶ所で開かれています。宮川朝市と陣屋前朝市です。朝市といってもどちらも正午まで開かれているので、早起きできない観光客でも間に合います。新鮮な野菜や果物などが売られるこの朝市も歴史があり、この朝市があるために高山市内には八百屋さんが少ないという事情もあるそうです。

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▲赤色が鮮やかな宮川にかかる中橋。

■古い街並み

 飛騨の小京都、高山の見所はやっぱり古い町並み。案内看板にも「古い街並み」と書いてあります。もともと古い建物が多いですが、自動販売機や病院、美容院なども景観を崩さないよう、同じ黒塗りになっています。お土産屋さんから飲食店、民芸品館に記念館と、本当に幅広いラインナップとなっています。

 飛騨と言ったらやはり飛騨牛。飛騨牛を美味しく食べられるお店や串焼きのお店、木の皮で作った鳥の置物を販売している「ぴーちくぱーく」といったおみやげ屋さん、工芸品店などなど、見て回るだけでも結構時間がかかります。

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▲たくさんの人で賑わう高山の「古い街並み」。

■高山ラーメン・だんご

 高山の名物のなかで、他と一線を画しているのが高山ラーメンです。私たちは「ひだっ子ラーメン」でいただきました。このお店は飛騨牛の串焼きも一緒に食べられるのでオススメです。やはりお昼時は多くの人で行列となっていました。高山ラーメンは細麺で、醤油ベースとなっています。

 一見すると薄味に見えますが、結構コクのある味となっています。何が他と違うのかといいますと、ラーメンとしても独特な存在なのです。普通、ラーメンというのは醤油をスープで溶くものですが、高山ラーメンの場合はスープ自体に醤油を入れて煮込むのです。だから一見薄味に見えるのに、濃い味なわけですね。

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▲高山ラーメンはやっぱり行列。こちらは「ひだっ子」。

 ラーメンともうひとつ、やはりこちらも醤油がポイントとなっている名物があります。それはだんご。一般的に、みたらしだんごといいますと甘いものが多いのですが、高山は純粋な醤油味。甘くないんです。これがいいんですよね。私たちは高山に訪れると必ずこの醤油味のだんごをいただきます。

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▲女の子の赤ちゃん「ぼぼびぃ」。

■さるぼぼ・ぼぼびい

 高山のマスコットと言えば「さるぼぼ」です。どこのお土産屋さんでも見かけます。昔から高山の女の子が遊んでいたという郷土玩具で、猿の赤ちゃんみたいな人形なことから、「さる」の「ぼぼさ」という事で「さるぼぼ」という名前になったのだそうです。「ぼぼさ」というのは飛騨の言葉で赤ちゃんという意味です。

 そしてその「さるぼぼ」に仲間が新登場しました。その名は「ぼぼびい」「びい」は飛騨の言葉で女の子。つまり女の子の赤ちゃんの人形という事です。幸せを運ぶキーホルダーが売られていました。もう商売上手なんだから。

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▲高山の中心部を流れる宮川。

 飛騨高山は全国的にも知名度が高く、過去の経緯からも飛騨として独立した存在であるという意識が強いことがわかりました。この高山をはじめ、飛騨地域が岐阜県として美濃地域と心理的に一体となることは、無理だと直感で感じました。

 岐阜県というのは、「西濃」は岐阜県の中心としてのプライドを持ち、「中濃」「東濃」は岐阜県でありながら名古屋のベッドタウン、そして「飛騨」は独立国...。よくもまあ一つの県としてまとまっているものだなぁと、高山に来て改めて思いました。

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