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出雲大社から雲が飛んできた?-神魂神社

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神魂神社

写真 松江市大庭町563
TEL:(0852)21-6379
駐車場:20台
境内自由
ニャ 神さまとはいえやっぱり、亡くなった人を追いかけるのは、
良くないことなんだね...。
ニャ いざとなると男ってそうなっちゃう
という話なのかなぁ。

 八重垣神社から大石池を挟んで東にある神魂(かもす)神社へ。神魂神社は、伊弉冊大神(いざなみのおおかみ、イザナミ)を主祭神としていて、旦那の伊弉諾大神(いざなきのおおかみ、イザナキ)が合祀される形となっています。出雲国造家の大祖である天穂日命(あめほひのみこと)が創建したと伝えられていて、本殿は国宝となっています。その本殿の天井には、出雲大社と同じく八雲の図があるのですが、なんとそこには八雲のはずが...。

 神魂神社の周辺には古墳がたくさんあり、埴輪など遺跡からの出土品を展示する「八雲立つ風土記の丘展示学習館」という施設もあります。そのためか道路も入り組んでいて、地図だとちょっとわかりにくいのですが、案内どおりに狭い道を走っていきますと、今も舗装されずにそのままの長い参道が見えてきます。神魂神社です。神魂神社の本殿は国宝、しかしそれは森の中にあり、神社の外側からはどんなものなのか全くわかりません。

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 森の中へと階段を上がっていきますと、さらに急な石段が現れます。それが本殿へと続く階段です。それがあまりにも急だからか、「女坂」というなだらかな坂も別にありますので、好きな方で上ることができます。もちろん私たちは元気に男坂で...これ、見た目どおり結構急です。

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 神魂神社が祀るイザナミは、火の神である火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を生んだ際に、大事な部分に大やけどを負って、旦那のイザナキよりも先に死んでしまい黄泉の国へと旅立ちます。しかしイザナキは、イザナミのことを忘れることができず黄泉の国まで追いかけます。するとイザナミは、生き返ることができるかどうか、黄泉の国の神々に相談してみると言い御殿へと入っていきます。その際「絶対は覗いてはいけません」と言い残します。

 しかしいつまで経ってもイザナミは出てきません。痺れを切らしたイザナキは、御殿の中に入っていきます。そこで見たのは、体は腐り、蛆が沸いたイザナミの姿でした。そう、それは死者の真実の姿だったのです。それを見たイザナキは逃げて逃げて逃げまくります。約束を破られたイザナミは、蛆の沸いた姿のまま追いかけてきます。結局イザナキは黄泉の国と地上の間を岩で塞ぎ、2人はそこで絶縁してしまいます。その後、イザナキから天照大神、月読命(つくよみのみこと)須佐之男命らが生まれるのです。

 この物語をどう解釈したら良いのかは分かれるところでしょうが、解釈の仕方によっては、旦那に約束を破られて、結局は捨てられた女神であるイザナミを祀る、ちょっと悲しい神社と言うことができます。女性のためのなだらかな坂道が設けられているのも頷けます。

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 急な階段である男坂を上るとそこには、国宝ともなっている本殿が現れます。かつて大火があり、その後1583(天正11)年に建立されたこの本殿は、現存する大社造の社殿としては我が国で最古のもの。また、珍しい二間社流れ造の末社貴布禰(きふね)稲荷両神社も同時期に建立されたものと伝えられています。425年前の建造物がそのままです。

 普段は見られないのですが、本殿内にある壁画は絵葉書として購入することができ、流鏑馬神事や境内での相撲を観覧している様子の絵などを見ることができます。なかでも注目したいのは五色の八雲の図です。それはまるで出雲大社で見たものとそっくり。ここで驚いてしまうのが、八雲なのに雲が9つあるということです。

 確か、出雲大社の八雲の図は雲が7つだったはず。その出雲大社から雲が1つ神魂神社に飛んで来た、という説もあるとのこと。真意は果たして...。

観光のポイント
面白度 勉強度 意外性 感動度 雰囲気 総合評価
84点
+評価:
日本最古の建築様式である社殿からは歴史を感じることができます。
-評価:
縁結びにもご利益があるそうだけど、ちょっとお願いしにくい神さまかも。
ポイント:
この社殿が建てられた頃の日本は、戦国時代真っ只中ですね。

神魂神社(島根・松江市)


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