21.はるかカナダ あまのじゃくツアースペシャル

最初は怖いことやってたのね...-ライオンズゲートブリッジ

記事公開日:2004年5月20日

イラストフォト

 カナダ7日目の朝です。この日は、バンクーバーのいわゆる観光地を巡ることにしました。朝8時半にホテルを出てスターバックスで朝食を買います。カナダのコーヒーは当然アメリカンなので、私は最初、その薄さに驚きましたがもうすっかり慣れ、ガブガブと飲めるようになりました。店頭にあるクロワッサンをコーヒーと一緒に買い、食べながら街を歩きます。

ライオンズ・ゲート・ブリッジを渡ってノースバンクーバーへ

 こちらでは、物を食べながら街を歩くことは行儀が悪いことではないので平気です。リンゴなどを食べながら歩いているカナディアンを目にすることもよくあるそうです。

 サーロー通りからジョージア通りへと出て、昨日歩いたスタンレーパーク付近のバス停でバスを待ちます。目的地はノースバンクーバーにあるキャピラノ吊橋です。キャピラノ吊橋は、バンクーバー最古の観光名所といわれる所で、その高さは70メートルとのこと。

 高所恐怖症気味の私はちょっと恐怖心を抱きつつも、せっかく来たのだから観光名所には行かねばならないと心に決めます。バス停についたのが9時過ぎ、待てどもなかなかバスはやってきません。

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▲相方が最初の3ヶ月間ホームスティしていた、ノースバンクーバー。

 バス停には時刻表は無く、いつやってくるのかわかりません。相方は「30分に1本はあるはずだ」と言い、別段何も感じていないようです。しかし私は、いつくるかわからないバスを待つということにストレスを感じてしまいます。やはりカナディアンというのはおおらかなのでしょうか。ちなみにバスの時刻表は書店などで売られているので、買えば全ての路線の時間がわかります。しかしそれを買う人はあまりいないそうです。

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▲ライオンズ・ゲートブリッジでノースバンクーバーに渡ります。

 待つこと30分弱、ようやくバスがやってきました。バスに乗りスタンレーパークを越え、ライオンズ・ゲート・ブリッジ(Lions Gate Bridge)を渡ります。この橋はバンクーバーとノースバンクーバーを結ぶ全長1,500mの橋で、橋のたもとにはその名のとおり2頭のライオン像があります。

 橋はかなり勾配があり自転車で渡るのは大変そうですが、徒歩や自転車で渡っている人も見かけました。もちろんバスなら楽々です。橋を渡り終えると左にロイヤルパークというショッピングモールが見えてきました。すると相方が、「あそこには一度行ったことがある」と言います。

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▲森と渓谷と吊橋を満喫できる、キャピラノ吊橋公園。

ノースバンクーバーでのエピソード

 相方は当初、このノースバンクーバーでホームステイをしていました。それはここからさらに東へ10キロほど行った住宅街だそうです。相方が、バンクーバーにやってきたのは昨年10月です。到着したその日は、海外生活のサポート会社が車で空港まで迎えに来てオフィスへと移動。

 そしてガイダンスの後、ホームステイ先まで送り届けてくれたそうなのですが、翌日からは、ホームステイ先からバスでサポート会社のオフィスに行かなくてはなりませんでした。相方は、ホームステイ先のご主人にバス停を教えてもらったのですが、英語が理解できなかったのか、説明が間違っていたのかバス停を発見できませんでした。

 困った相方は、その辺で歩いている女性に声をかけバス停の位置を聞いたのですが、その人もバス停の位置がわかりません。するとその女性はいきなりタクシーをつかまえ、「行くよ。」と言って相方を一緒にタクシーに乗せ、このショッピングモールまで来たのでした。

 そして女性は「そこのバス停からダウンタウンに行けるよ。」という言葉を残し、去っていったのでした。タクシー代はその女性が払ったので本当に良い人だったようです。結局待てどもバスは来ず、集合時間が迫っていた相方は、イエローキャブをつかまえてオフィスまで乗っていったのです。

「怖いことやったんだね。知らない人とタクシー乗ったり、イエローキャブをつかまえたり...。」

 相方がそのことをオフィスで話すと、「見知らぬ人とタクシーに一緒に乗っては絶対にいけない!」と強く怒られたそうです。そりゃそうだわな...。それにしても、たまたま声をかけた人が良い人で本当に良かった。それ以来、相方はそういう無茶はしていないそうです。

 ちなみにその後ですが、オフィスからの帰り道も結局降りるところがわからず、バスの中のおばさんに聞いて、降りてはみたもののホームステイの家がわからず、今度はその辺のおじさんに住所を見せて、家まで歩きで送り届けてもらったとのこと。

 帰宅後、相方はホームステイ先のホストファミリーに、バス停がわからなかったことをなかなか言い出せないでいたのですが、そのままではずっとわからず仕舞いなので思い切って奥さんに聞くと、奥さんは

「Oh my god!」

 と言って、口頭ではなくバス停まで歩いて案内してくれたそうです。ちなみに、ご主人が説明した場所とは全然違っていたそうで、バス停の位置変更があったのか、それとも説明が間違っていたのかは今となってはわかりません...。

 それにしても運が良くてよかった。見ず知らずの人と車に乗るなんて、日本でも危険なことですし、もちろんカナダでも絶対にやってはいけないことです。しかも日本なら相手がどういう人か、見た目である程度見当をつけることができますが、異国の地しかも来たばっかりでそんなことをするなんて危険極まりません。

「お願いですから、もう少し危機感持ってください...。」

「大丈夫、大丈夫。今はもうそんなこと無いよ。ほら、もう次降りるところだよ。」

 バスはキャピラノ吊橋近くのバス停に到着しました。7ヶ月も住んでいればもう地理も英会話もある程度は大丈夫なはずだし、もう心配はしなくてもよさそう...かな。

ライオンズゲートブリッジ(ブリティッシュコロンビア州)MAP

49.314686, -123.139306


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