02.ぶらり中部 おでかけレポ~全国・海外~

プラモ50年史にあの実物大・次はどこ?静岡ホビーフェア(2/2)

記事公開日:2010年8月23日 更新日:

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★ホビーミュージアムには実物大のアレが
★ライトアップでビームサーベルの本物感が!
★で、来年はどこで展示するの?もちろん名古屋だよね!?

 実物大のガンダム立像が展示されています「静岡ホビーフェア」。前回のレポートでは、炎天下でガンダムを眺めていたら、相方のケータイが温度上昇で起動しなくなってしまった...というところまでお話しました。

 このままでは、ケータイも相方もオーバーヒートしてしまうといけない、ということで、いったんガンダムからは離脱して、ホビーフェアの会場で休息をすることにしました。

 静岡名物だけかと思いきや、それを静岡で売るのか!という飲食店から、今回、ホビーフェアのなかで、唯一有料施設となっている「静岡ホビーミュージアム」の捨て身な呼び込みなど、ガンダム以外はなかなかカオスな空間かもしれない今回のイベント。でも、ミュージアムには実物大のアレがあって思わず感動です。

休憩がてら何か食べよう!

 この静岡ホビーフェアの会場には、飲食店ブースがたくさんありまして、何を食べようか迷ってしまいます。まずは、ガンダムゾーンで目に止まったのが「シャア専用レッドホットカレー」。やっぱり、普通のカレーの3倍辛いのでしょうか?興味はありましたが、さすがに炎天下、喉が渇いた状態でカレーは危険ということで、とりあえず、ガンダムゾーンからいったん出ることにしました。

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 ガンダムゾーンの北側と西側には「飲食物販コーナー」が広がっていまして、静岡の名物を中心に、さまざまな食べ物が販売されています。そこで気になったのが、かき氷。いや、そのかき氷を販売しているお店の名前。

「野球王国静岡を復活させる会」

 そういう主旨で活動されていらっしゃる会が、かき氷を販売されているということでしょうか。何となく、よそ者の感覚では、静岡といったらサッカーなイメージがしますものね。野球王国復活ですか。

 ちなみに、このお店のかき氷は、シロップかけ放題。欲張った相方は、複数のシロップをかけ、最初は部分ごとに色が違っていたものの、最終的には全てがまざり、得体の知れない色をした液体になってしまいました...。でもこれで、クールダウン完了!

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やっぱり静岡らしいものにしよう...ん?

 せっかく静岡に来たのですから、静岡らしいものを食べようと見回すと「名古屋飯」の文字。まあ、名古屋は近いですから、それもアリかな...と思ったら今度は「北海道揚げ」。北海道...ですか。さらには「宇都宮餃子」。いや、静岡で餃子といったら「浜松餃子」でしょう。しかも、浜松と宇都宮はライバル関係にあって、消費量を毎年競い合っている関係なのに...。

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 すると...耳に入ってきたのが、おでんの歌。「♪静岡~おでん~」。

 そういえば、静岡といえば「静岡おでん」ですよね。で、この歌は何?と、調べてみたら、テレビ東京のアニメ「イナズマイレブン」の初代エンディングテーマ「青春おでん」の歌詞違い。

 え?どういうこと?と思ったら、実はその逆で、イナズマイレブンの「青春おでん」が、この「静岡おでんの会」による「恋する黒はんぺん」のカバーなのだそうで。

 静岡とおでんとサッカーアニメ。そんなところで繋がったりするんですね。ちなみに、テレビ東京系列のテレビ局が存在しない静岡ですが、このイナズマイレブンは放送されています。日曜の朝5時半という、一応やってます的な時間ですが...。

 そんな「恋する黒はんぺん」を聞いて、静岡おでんに心奪われそうになりましたが、やっぱり暑い...なので、同じお店で氷の入った「冷やしラーメン」を買いました。果たしてこれが、静岡名物なのかどうか、もう確認する気力も無く...。チュルチュル。

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呼び込みがおかしい

 お腹も満足したところで、続いてはじっくりと「静岡ホビーミュージアム」に入ろうかと近づくと、おじさんが呼び込みをしていました。そう、このホビーミュジアムこそが、今回のイベントで唯一の有料施設。ここに入ってもらわなければ...という気持ちはわかるのですが、その呼び込みの仕方がおかしい。

「ミュージアムは写真撮影OKです。写真撮影OKですからぜひどうぞ!」

 確かに。最近はブログやツイッターなどで写真を撮りたい人も多いでしょうから、まあこれは、訴求効果としてはアリな気がしないでもありません。でも...です。

「ミュージアムはクーラーが効いていて涼しいですよ!ぜひどうぞ!」

 涼しいことが売りですか!まあ、でもこの炎天下なら、それでも「涼しいなら入ろうか」となる可能性を否定することはできないか。

 でも何が違和感って、呼び込みがそんな内容ばかりで、肝心のミュージアムの内容をPRしていなかったところかな。

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見ごたえあります!

 ホビーミュージアムに入ると、まずは「プラモデル50年史」のコーナーです。黎明期から現代まで、それぞれの時代に販売されたプラモデルたちが、時系列に並んでいます。

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 現在放送されている、NHKの連続テレビ小説のなかで、主人公が作っていた感じの戦艦模型なんかもあり、時代を感じさせます。

 ただ、どうも時代に偏りがあるといいますか、まあ、限られた展示スペースだから仕方ないのかもしれませんが、昭和60年代から現代へとポーンと飛んでしまっているといいますか、私たちのジャストミートな時代のプラモが微妙に少なかったのが残念でした。

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登場!実物大コア・ファイター

 プラモデル50年史コーナーに続いて、「雑誌社企画コーナー」「模型メーカーコーナー」と続くのですが、角を曲がった瞬間、目に入ってくるのが「バンダイ」コーナーに展示されています「1/1 real scale コア・ファイター」です。

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 機動戦士ガンダムの最終回、ラストシーンに登場したコア・ファイターを再現したもので、計器類なんかも「バチバチ」音をたてながら、点滅しているところがとてもリアルです。そんなコア・ファイターを目にして、呆然と立ち止まっていた子どもさんが印象的でした。

 ちなみにこの作品は、5年前に開催された現代アート展「GUNDAM GENERATING FUTURES 来るべき未来のために」に出展された作品なのだそうです。

 これは見ごたえありました。

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他のメーカーの展示もあります

 雑誌社企画コーナーには、TVチャンピオンなどでもおなじみのプロのプラモデラーによる作品がずらりと並び、その世界観に陶酔できます。

 また、模型メーカーコーナーにはバンダイのほかにもたくさんの展示スペースがありまして、静岡の模型メーカーといって私がすぐに思い浮かべる「タミヤ」は、逆に、ミニ四駆をモデルに、32倍の大きさで製作されたマシンを展示。鈴鹿サーキットで実際にマーシャルカー補助車両として活躍しているのだそうです。

 タミヤといえば「タミヤRCカーグランプリ」ですよね。なかなかラジコンには手が出せませんでしたけど、小さい頃、テレビではよく見ていました。

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 他にも「アオシマ」「ハセガワ」「ウッディジョー」「エブロ」「静岡特産工業協会」と展示がありまして、らきすたやハルヒの1/24痛車モデルも。

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 相方は、このホビーミュージアムの看板に載っていた「けいおん!」の痛車の本物が展示されているのかと期待していたらしく、プラモデルと知ってちょっとガッカリしていました...が...。よく考えれば、ホビーミュージアムなんだから、本物ってことは...そりゃ、無いよね...。

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もちろんバンダイは!

 もちろんバンダイは、先ほどのコア・ファイターの展示だけというわけなどなく、SDガンダムからガンプラまで、膨大な種類のプラモデルが展示されていて、圧巻です。

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 そしてオフィシャルショップでは、各メーカーが厳選した商品を販売しており、ミュージアム全体よりも、ここがピンポイントで混雑していたのが印象的でした。やっぱり、見るのもいいけど、プラモデルは実際に手に入れてこそ!ということでしょうね。

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夕暮れから夜へ...

 そうこうしているうちに、陽がだんだん傾いてきました。ガンダム立像へと戻ります。

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 ガンダムは、富士山を背後にして立っている格好になるので、夕陽とガンダムという写真を撮るには、背後から...ということになります。

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 そして、周囲が暗くなってきますと、ガンダムがライトアップされます。演出プログラムも、午後5時以降はライトアップが施され、午後6時台までは、毎正時が「ロングプログラム(ミストあり)」、毎時30分が「ショートプログラム」なのに対し、午後7時台は、「ロングプログラム(ミストあり)」が、19:00、19:30、19:50と3回もあるので、シャッターチャンスが格段と増えます。

 ライトアップ自体は午後5時からですが、この時はまだ陽が長く、ガンダムが光って見えるようになったのは、午後7時くらいからでした。

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ビームサーベルカッコイイ!

 この時間になると、ビームサーベルが輝いているのも、しっかりわかるようになります。ただ、光が動くことでそれっぽく見せていますので、動画であればしっかりわかるものの、写真にはうまく写らないのが残念です。

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 ミストありのロングプログラムも、夜になるとはっきりとわかるようになります。このミスト、昨年のお台場よりも増量してるような感じで、演出が終わった際に、床をスタッフがモップなどで拭いているほどでした。

 そうそう。先ほども書きましたが、午後7時台はこの演出が3回もあるため、ほとんど股下くぐりはできない状態になりますので、それよりも前に、ガンダムの「タッチ&ウォーク」については、時間に余裕を持って済ませておくことをオススメします。

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 そして、演出の際の音の大きいこと!もちろん、今回は人工的に作った音を流してるのでしょうけど、もし、実際に「動く」ガンダムが作られたら、。やっぱりこれくらいの大きな音がするのでしょうかね...。

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日程にご注意!

 最後のロングプログラムが午後7時50分からスタートし、ホビーフェアの終了時刻である午後8時で、ガンダムのライトアップも終了となります。

 今後の日程には注意が必要でして、ホビーフェア自体は、来年3月27日までの開催となっていますが、ガンダムの演出については、10月1日から11月30日まで休止期間があり、さらに来年も1月10日で終了ということになっています。

 また、午後8時まで開催しているのは8月中のみで、9月以降は午後6時で終了ということになっていますので、漆黒の闇夜に照らされるガンダムを見たい場合は、ぜひとも今月中に訪問されることをオススメいたします。

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そしてガンダムはどこへ行く

 さて、お台場から静岡へと、ガンダムはやってきたわけですけれども、ニュースによりますと、来年「ある場所」1ヶ所での展示を経て、その後は、バンダイの工場で常設展示するスケジュールになっているとのこと。

 ある場所...。

 となればやっぱり、ガンダム発祥の地である「名古屋」へとやってくるというのが、やっぱり筋なのではないでしょうか?

 名古屋っ子くらいしか気にしていませんが、「機動戦士ガンダム」を世に送り出したのは、東京でも大阪でもなく、名古屋の「名古屋テレビ」なのですからね。

 そんな名古屋テレビが今、旧社屋の取り壊しに入りました。新社屋建設後も「メ~テレアネックス」として使い続けてきた旧社屋を、今、このタイミングで取り壊しているのです。

 これで...来年、名古屋テレビの旧社屋跡にガンダムが立ち、「ガンダム、生まれ故郷の名古屋テレビに立つ!」となったら、名古屋っ子として最高に感激なんだけどな...。ガンダムのために旧社屋を壊している。そう願いたいものです。

 では最後に、相方の撮影による今回のホビーフェアの様子をご覧下さい。

相方による写真ギャラリーコーナー

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関連情報

模型の世界首都・静岡ホビーフェア

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東静岡広場

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