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アルプスを一望・長野と信州と松本と-アルプス公園

記事公開日:2008年5月12日

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 少し前に、国宝松本城の記事を書きましたが、松本市にやってきたのは仕事ででして、その合間を縫っての観光でしたので、そんなにあちこちへと行くことはできませんでした。松本城を見た後は、昼食を兼ねて長野の山並みの景色を見たいということで、松本市内の「アルプス公園」へと行くことにしました。

 アルプス公園は、「子ども冒険広場」や「音楽広場」「森の里広場」など、緑あふれる公園で、まあ、どこの市にもありそうな自然体感型の都市公園なのですが、やはりそこは長野県。標高800メートルの山頂にあり、空気が違います。

 そこで、長野県における松本市の位置づけについて考えてみます。

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展望台から絶景が見られるのですが...

 アルプス公園には「松本市山と自然博物館」という施設があり、登山の道具や動物のはくせい、植物標本などが展示されていて、展望台にもなっているのですが、残念ながらこの日は休み。休館日でも展望台部分だけは開放していて欲しかった...。綺麗な写真が撮れそうだったのにな。

 この建物はかつて「アルプス山岳館」と呼ばれていたのですが、昨年5月に無線中継設備が併設され、博物館としてオープンしたとのことですが、見られなかったので何とも...ですね。

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やたらと石碑や石像が多い

 公園内には、自由に無料で利用できる「マレットゴルフコース」があります。自然の起伏を生かしたコース作りがなされており、この日も多くの人が利用していました。結構その起伏が鍵になってきますねこれは。

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 そのマレットゴルフコースの近くには、ものすごい勢いを感じる「葦牙の神」の像が。「緑萌え」を人物の形で表現するとこうなるのか...といったところですね。これぞ本物の「萌え」です。

 他にも「献眼・献腎の顕彰碑」や「世界岳都都市会議」の記念碑、「長野県種畜場跡」「敬老之碑」の石碑など、実はこの公園は、松本市の石碑置き場ではないかと思えるほどです。

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なぜかジンギスカン

 アルプス公園内には「まきば山荘」という立派な食堂・売店があります。するとそこに、「名物ジンギスカン牛の石焼」とあるではありませんか。長野ってジンギスカンが名物だったっけ?ジンギスカンって牛じゃないよね?と思いつつも注文。

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 どうやら、ジンギスカンと牛の石焼は別メニューのようです。当たり前です。

 ジンギスカンの鍋にはなぜか和紙が敷いてありました。これが不思議と燃えたり破れたりしないのです。鍋を洗いやすくするためでしょうか?

 ちなみに、長野県とジンギスカンにはちゃんと縁があり、県北部にある信州新町では特産品になっているとのこと。まあでも、普通はジンギスカンと言ったら、北海道を思い浮かべちゃいますよね。

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少し下って山を一望

 展望施設がお休みだったので、別の絶景ポイントを探してみることにします。すると、公園から少し山を下ったところに、アルプス展望地を発見。ここからは西方向が見事に開けていて、安曇野市方面や、2005(H17)年4月に松本市に合併した、(旧)梓川村、(旧)奈川村、(旧)安曇村方面を見ることができます。

 これは見事。何かに写真が使えそうです。

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テレビやFM放送の基地局

 ちなみにここからは、そんな安曇野市や松本市西部方面と、松本市の中心部にテレビやFM放送を届ける中継局「松本局」が設置されています。

 テレビとFMで思い出したのですが、長野県には4つの民放テレビ局と1つの民放FM局があり、そのうちテレビ信州とFM長野がこの松本市に開局時に本社を設置しました。他の3社は県庁所在地の長野市です。

 とはいえ、放送局が実際に県全体に向けて電波を出しているのは長野市ではなく、こことは反対側になる、松本市の東端にある美ヶ原です。そこから全ての放送局がメインの電波を発射しています。

 松本市は長野県の中心部にあり、高い山もあることから、電波を発射するロケーションとしてはちょうど良かったのでしょう。

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長野と松本の綱引き

 しかしです。松本市に長年本社を置いていた「テレビ信州」が、昨年10月に本社を長野市に移転しました。これにより松本市に本社を置くテレビ局はなくなりました。

 長野市は県庁所在地。松本市は特例市で国際会議観光都市。でも、松本城があることを考えると、昔は松本のほうが力が上だった?松本市は長野市よりも先に市制施行を目指した?と、そんな話もあるようで、地元の方にお話を伺うと、実は長野と松本って、結構ピリピリした関係なのではないかと思えてきました。

 ひとつエピソードとして、松本市の人は「長野県」を表現するときにあえて「信州」という言葉を使いたがる傾向がある、という話があります。

 そういえば、田中康夫前知事が、「長野県」を「信州」に改称する、なんて計画を掲げたことがありましたが、彼は小学生から高校生時代をこの松本市で暮らしているのです。

 松本市にあったテレビ局が「テレビ信州」なのも、これで納得です。まあ、結局は長野市に奪われたわけですが。

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 東京とのつながりが深い「長野市」と、長野県の経済の中心「松本市」。

 もちろん、知事選なんかではどちらの出身でどちらに重きを置く候補なんてのが、争点になったりするわけですよね。

 県庁所在地「名古屋」に圧倒的な存在感があり、県内に張り合える都市など存在しない愛知県に住む私にとっては、県内でのこういった勢力争いを不思議に感じてしまいますが、それが長野、それが信州というものなのでしょう。

 でもこれは特に珍しい例というわけでもなく、よく考えれば静岡市と浜松市、津市と四日市市なんかも、綱引きをやってるんでしょうね。

関連情報

アルプス公園(長野・松本市)MAP

アルプス公園

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