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参拝記念にあんこで包んだ御餅・それは?...寒川神社

記事公開日:2008年2月12日

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 偽装発覚から4ヶ月弱、今日から名古屋でも赤福の販売が開始されました。販売再開で大行列ができ、ゲームセンターで価格上乗せ販売されたり、ネットオークションに流れたりと、なんだか赤福フィーバーになっていますね。

 しかし、伊勢の直営店以外で販売することについて、三重県に報告する必要は無いと言い張って、県から罰金をちらつかさせられたり、そもそも伊勢名物にもかかわらず、地元土産店に卸す前に、直営店とはいえ名古屋での販売を優先させるなど、この期に及んでカネカネカネの会社が作ったものを口に入れる気にはなりません。

 でも、餡子で包まれたお餅が食べたい...とはいえ同じ伊勢名物のアレはおいしくない...ということで、はるばる神奈川県へと行ってきました。

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厄年・大殺界・天中殺どんとこい?

 やってきたのは、神奈川県高座郡寒川町。ここには、相模国一之宮として、江戸時代は相模国(現在の神奈川県)で最も社格の高い神社であった「寒川神社」があります。

 四方八方からやってくる、あらゆる災いを除けて健康で幸福な毎日を送れるようにと、八方除けの守護神として信仰が厚く、この日は紀元祭ということもあり多くの人で賑わっていました。

 そして祈願受付にはものすごい行列。寒川神社では、地相や家相、方位や日柄の悪いところを除けてくれる八方除け祈願を毎日行っています。

 そうですよね、よく、「この方向はよくない」「この日はよくない」なんて言われたりしますけど、どうしてもその日やその場所でやらなきゃいけないこともありますものね。なんと心強い神様なんでしょう!

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さすが八方除けな神社の狛犬はすごい

 寒川神社の御祭神は寒川比古命と寒川比女命で、あわせて寒川大明神と奉称しています。創始はわかっていませんが、今から1550年ほど前の雄略天皇(459-479)の頃には存在していたという記録が残っているとのことです。

 ご祈願受付の行列にもびっくりしましたが、もうひとつびっくりしたのが、狛犬の大きさ!かなりの大きさで、しかも高いところからこちらをビシっと見つめています。狛犬はもともと魔除けのためにいるわけですから、八方除けの神社の狛犬とあれば、これくらいじゃなければということでしょう。

 ところで、狛犬って男なんですね...大きいのは全体だけでなく、ある部分も男っぷりを発揮していました...。

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はてさて、ここで式年遷宮って?

 狛犬に見つめられながら、拝殿の前にある神門へ。するとそこには「式年遷宮」の文字。あれ?それって伊勢神宮の話じゃないの?と思ったら、こんな伊勢から遠く離れた相模の地でも、伊勢神宮式年遷宮の奉賛を受け付けていました。そして「お伊勢さまにお参りしましょう」の幟。

 寒川神社では、伊勢神宮参拝旅行なんて企画も行っているのだそうで。やっぱり、お伊勢さんというのは今も昔も本当に別格で、昔は一度は行ってみたい場所だった...ということがよくわかります。

 そんな伊勢のイメージを、偽装で汚すだなんて、全くねぇ...。

 さて、この神門は、毎年新年に大きな飾り付けが施されることで知られています。その飾りつけは今も別の場所に置かれているということなので、後ほど行ってみます。

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屋台にも地域性があるんだね

 お参りも済みましたので、あちこちを見て回ることにします。この日は連休最終日で、紀元祭が行われていたということもあって、多くの屋台がお店を出していました。フランクフルト、おでん、とうもろこし、と、定番ともいえる屋台のなかに、なんだか見慣れぬものを発見。

「横須賀風お好み焼き」の文字。名古屋ですとお好み焼きといえば「関西風」と「広島風」が当たり前。さすが神奈川、横須賀風ですか。

 横須賀風お好み焼きとは、ベーコンと半熟の目玉焼きが乗ったものでした。横須賀では一般的に食べられているのでしょうか?いや、どうもそうではなさそうですね。でも、そういう地域性を前に出した創作名物は大好きです。

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大迫力の干支ねぶた

 鳥居をくぐって門前町へ。寒川神社の太鼓橋はかなりの急斜面。思わず足が滑りそうなほどです。そしてその橋を越えると、右手にあるのが参集殿です。

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 参集殿では、結婚式や各種宴会などが行われていて、その入口に、あの神門に飾られていた迎春の「干支ねぶた」が置かれています。毎年「幸運のねぶた飾り」として、干支にちなんだねぶた作品が、神門の上に12月20日に飾られ、2月3日の節分まで、夜はライトアップされているとのことです。その大きさは横幅8.2メートル、高さ2.2メートルと、地上に置かれているせいもあるでしょうが、大迫力です。

 今年はねずみ年ということで、ねぶたがねずみを抱えた「開運吉祥ねずみ」という作品でした。2年前の「恵方八犬」が見てみたかったなあ。狛犬があの迫力でしたから、それはそれは元気の良い犬の飾りだったことでしょうね。

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あんことおもちでそれは赤福?いいえ、八福です

 門前にはだんご茶屋がありまして、名物おかみの「お福」がお出迎えをしていたのですが、ここはあくまでもおだんご屋さんでして、私が食べたかったのは、あんこにくるまったお餅...ということで、その先にある八福茶屋へ。お福さんゴメンナサイ。

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 八福茶屋で販売されているのが、寒川神社参拝記念の「八福餅」です。ここは茶屋なのですが、おみやげも販売されています。12個入り1,000円という、価格設定もどこかと同じ八福餅を買いますと、「たいらにお持ちください」というこれまたどこかで見たことのある表記が。

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 箱を開けますと、形こそ違えどまさしくあの感じ。あちらの伊勢のお餅は、五十鈴川の流れる姿、せせらぎをかたどり、三筋の形がつけられたものとなっていますが、八福餅には、八筋の形がつけられています。

 八方除け、末広がりの「八」と、招福、幸福の「福」で八福餅です。

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 でもやっぱり、あの味と比べてどうかな...と思ったら...。

 なんとも上品な味で、私ははっきり言って、この八福餅の方が気に入ってしまいました。でもまあ、大きさが小さめなので、実質はこちらの方が高いことになりますけどね。

 おもちをあんこで包んだお菓子が食べられて大満足。ちなみにこの八福餅は、寒川町でしか買えないとのこと。本来、おみやげってのはそういうものですよね。

 ちなみに、あのウィキペディア「赤福の類似の製品」の項目に紹介されていないあたりを見ても、さすがのウィキの編集人にも知られていないほど、奥ゆかしい品というわけです。

 しかもこちらは、食べれば災いを除き幸福を招くということですから、おいしい上に縁起も良いということで、大満足でした。

 伊勢や名古屋で行列を作ってる皆さま、お疲れさまです。

関連情報

寒川神社

寒川神社(神奈川・寒川町)MAP

神奈川 寒川神社

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