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広島っ子の路面電車への思い-路面電車

記事公開日:2003年8月28日 更新日:


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▲広島市内を走る路面電車。新旧様々な車輌を見かけました。

 広島市内で、私は生まれて初めて路面電車に乗りました。名古屋近郊でも岐阜市や豊橋市で走っていますが、今まで私は乗る機会が無かったのです。それで乗った感想なのですが、やはり信号が頻繁にあって、幾度となくブレーキ、発進を繰返すので、混んだ車内で立っている状態だと少々辛いですね。

 どちらかと言うとバスに近い感じもするのですが、バスよりもブレーキが急な気がしました。システムはバスと一緒なのですが、やはり最初はイマイチ勝手がわからなくて、ちょっとドキドキしてしまいました。

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 広島はなぜ路面電車が残っているのでしょうか。相方に「どうして広島は路面電車が残っているんだろうね。道路も混むし、地下鉄にしちゃえばいいのに。」と言ってみたところ、「平和資料館で何を見てきたの、原爆の数日後にはもう走りだして、広島の人たちの復興とともに歩んできた路面電車を、地下に埋めろと...、それは無いでしょ。」確かにそうかも知れませんね。

 広島にとっての路面電車は、ただの風情溢れる観光用乗り物というものではありませんでした。実際に市民の足として、広島の人たちの生活風景の中に、当たり前の存在として、戦争の前も、復興の時代も、そしてこれからもこの街に溶け込んだ存在として残っていくのでしょうね。

 しかも、今でも戦争当時の車輌も残っていると言いますから驚きです。近々その車輌は廃止されるようですが、やはりこの広島で感じたのは、戦争は遠い昔のことではなく、今と繋がっているということですね。

 名古屋にいると、どうしても目は東京、大阪といった近くの大都市に言ってしまいがちです。それは私自身がということだけではなく、名古屋のテレビで広島の番組が流れると言うこともほとんどありません。未知の世界です。それでも、広島という街には、少し親近感を覚える点もあります。

 地元に根ざしたプロ野球球団があるということ、そして名古屋が生んだ伝説の名番組「お笑いマンガ道場」の司会者であった柏村武昭さんの故郷であるということ。あ、それは関係無いか...。

 食べ物も美味しいですし、人もみんな優しいし、海も近いし風情のある街や、歴史も肌で感じられます。みなさんも一度広島・山口を訪れてみてはいかがでしょうか。今度はもう少し足を伸ばして、出雲大社や鳥取砂丘のある山陰地方にも行ってみたいですね。因幡の白ウサギ...。おとぎの国に行ってみるのも面白そうですからね。

 10年ぶりに訪れた広島。あの頃よりも背の高い建物が増えた印象を受けました。これからも中国地方の中心として、平和都市広島は発展していくのでしょうね。

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▲58年前のこの日の朝もこんな青空だったのでしょう。

 私は旅行へ行きますと、必ずその街の旅行代理店を覗きます。それは、「名古屋」という旅行パンフレットがあるかどうかを確かめるためにです。さて、今回の広島ですが、国内旅行は「ユニバーサルスタジオジャパン」を全面に押し出していました。それ以外にも北海道から沖縄まで様々なパンフレットが置いてあるのですが、「名古屋」はありませんでした...。やっぱり広島の方にとっても名古屋は観光地ではないのですね。

 また、お好み焼きが食べたくなったら、広島に行きますので、よろしくお願いします。その頃にはつけ麺に続く新しい名物ができているかもしれませんね。お好み焼き赤味噌風味とかどうでしょうかね。これだから名古屋人の発想は...。って言われそうだ。

関連情報

広島電鉄

広電・広島駅(広島・南区)MAP

広電・広島駅

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