04.ぶらり中国四国 あまのじゃくツアースペシャル

岩国と名古屋の意外な共通点-錦帯橋

記事公開日:2003年8月26日


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▲JR岩国駅前、こんなところにまでココイチの勢力が拡大しているとは。

 広島に旅行へ行ったついでに、山口県岩国市へと足を伸ばしてみることにしました。岩国といえば佐々木小次郎の出生地。今年は大河ドラマで「武蔵」をやっていることから、結構盛り上がってるかもしれないですし、山口県には今まで行ったことがなかったので、初上陸してみたいという想いもあり、宮島口から岩国へと向かうことにしました。

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 岩国へ向かう間、おじいちゃんを含む家族連れに遭遇しました。みんな大きなUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のお土産をかかえています。どうやら、大阪で宿泊して朝帰路についた様子で、みんな疲労を隠せず眠りこんでいました。

 特におじいちゃんは疲れていた様子でしたが、どこか満足気でした。そりゃぁお孫さんたちと楽しい時間を過ごしたのでしょうからね。山口県から大阪...遠くまで大変だなぁ。と思ったのですが、よく考えたら自分達はもっと遠い名古屋から来てたのでした。「家族連れ電車旅は辛そうだなぁ。」と、自動車民族としては思わずにはいられませんでした。

 さて、岩国駅に到着したのがちょうど昼頃。駅前で食事でも...。と辺りを見回します。モスバーガーやココ壱番屋はあるのですが、そういったチェーンじゃなくてこの地ならではのものが食べたいな...。何?ココイチ!?名古屋勢力がここまで拡大していたとは...。

 そんなこんなで商店街をウロウロしていると、相方が「変なダイソーがあるよ。」と指さしました。確かに、100円ショップのダイソーなのですが、見たことも無いようなロゴです。しかもかなり古そう。名古屋ではここ数年で増えてきたダイソーも、広島本社ですから、このあたりでは古くからあったのでしょうね。しかも個人商店みたいな間口でした。

 なかなか食事ができるところを発見できないまま、中道商店街というアーケードをくぐります。大衆食堂ってのもちょっと違うなぁ、と歩いていると、そこに「ランチやっています」という看板を掲げた「天亀茶屋」というお店を発見。もうお腹もすいていたので、ちょっと高そうでしたが入ることにしました。これが正解でした。鯛の刺身もプリプリしていましたし、白身魚の雑炊も絶品。店員さんの雰囲気も良くて満足でした。

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▲「天亀茶屋」さんの白身魚雑炊。刺身もおいしかった。

 食事も終えたところで観光、観光。というわけで、岩国と言えばやはり岩国城。岩国駅からバスに乗って20分くらいで、錦帯橋に到着です。この錦帯橋、岩国城の城下町に流れる錦川に架かる日本三大名橋のひとつで、1673年に架けられ、1674年に流失して再建し、その後276年間流れることがなかったそうです。

 ところが1950(S25)年に流れてしまい、現在の橋は1953(S28)年に再建されたものだそうです。反り橋となっていまして、この構造は精巧かつ独創的で、現代の橋梁工学からみても欠点は全く無いとのことです。

 錦帯橋は高低差がかなりあり、直線ですと193.3mの距離ですが、橋面にそって測ると210mもあるそうです。この時はちょうど橋の架け替え工事が3期にわたって行われていまして、1953(S28)年に作られた部分と新しい部分とが混ざり合っています。

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▲これが「錦帯橋」高低差に圧倒されますが、木の組み具合にも驚き。

 この橋ができるまで、錦川はひとたび大雨が降ると激流となり、幾度となく橋が流され、乙女を人柱として沈めたりしたこともあったとされています。その人柱として命をささげた乙女が生まれ変わったといわれているのが、この錦川の中の石に附いている石人形です。その石人形を「岩国石人形ミニ資料館」で見ることができます。

 七福神や大名行列など、石で作られた人形のように見えるのですが、人の手で作られたものではなく、自然の力が作り出しているのです。霊というのはやはり存在するのか...。

 実は、ニンギョウトビケラという昆虫が、川底の小石や砂を集めて作っているのです。昆虫が作る石人形。なかなか感慨深いものがあります。この資料館では、その石人形を購入することもできます。

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▲七福神石人形。人柱は伝説で実際沈めた訳ではないとの事ですが。

 さて、そんな城下町を歩きながら吉香公園へと向かいます。そこには「天然記念物・岩国のシロヘビ」の文字が。そうなんです、ここ岩国には、世界でここだけにしか生息していない、シロヘビを見ることができるのです。「白蛇観覧所」で見ることができます。シロヘビは国の天然記念物であり、弁天様の遣い、金運の神様とも言われています。

 少し前まで私はヘビが大の苦手だったのですけど、先日の水曜スペシャル「藤岡弘、探検シリーズ」で散々蛇を見させられたせいか、すっかり免疫ができてしまったようで、神秘的なものを感じることができました。もちろん天然記念物ですので、よくある観光地の、首に巻いて写真撮影などといったイベントは開かれていません。

 ちなみに、このシロヘビはアオダイショウが変種したもので、色素細胞が無くなっているのだそうです。

「岩国に幸運を招く、白いヘビたちを見た!一体彼らにはなぜ色が無いのか、その真実とは!」

 真実とは、アオダイショウが、米倉にいたネズミをエサにしていたためにこうなったそうですよ。

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▲シロヘビたちです。金運をよろしくお願いします!

 そんな城下町を歩いていますと、「外郎(ういろう)」の文字が。そうなんです、ここ岩国では室町時代からういろうが作られているのだそうです。山口代表銘菓でもあるんですね。名古屋と意外なところで共通点を見出しました、駅前にココイチがあったのも勝手に納得です。

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▲外郎、確かに名古屋だけのものではないですね、小田原もありますし。

 それはそうと、私たちは佐々木小次郎ゆかりの地に来ているのをすっかり忘れていました。物干し竿はどこにあるのか、すると、お土産屋さんの中に「佐々木屋小次郎商店」さんなる店を発見。店の前には人力車が並び、岩国をぐるっと観光してくれるそうです。

 しかし、佐々木小次郎商店って、彼は商売もやっていたのか?そうではなく、佐々木小次郎はこの地で「つばめ返し」を完成させたと言われていまして、それにちなんでこのお店の名前にしたとのことです。別に子孫とかそういうことでは無いようです。

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▲多くの人で賑わう佐々木屋小次郎商店さん、ソフトクリームが売り。

 それでは、品揃えを見てみましょう。佐々木小次郎商店と言うからには、歴史を感じさせる和菓子が多いのかと思いきや、なんとソフトクリームがウリとのことで、その種類は23種。色とりどりのソフトクリームのオブジェが...。さらにはプリン、寿司がオススメとのこと。一体何のお店なのでしょう。

 そんななかに、これはお土産にいいな、と思える商品を発見しました。「佐々木小次郎まんじゅう」。これなら多少日持ちもしますし、何より岩国、小次郎のふるさとへきたということを感じさせる物です。ところで、小次郎まんじゅうというからには、どういったものなのかな、ツバメ返しをしている小次郎の姿でも刻印されているのかと思いきや、なんと、あんをパイ生地で包んだというこれがまた変わり物。

 確かに美味しかったのですが...。どのあたりが「小次郎まんじゅう」なのでしょうか...。ま、とにかく、洋風感覚を取り入れた斬新なお土産やさんということです。あんことパイ。名古屋ではトーストにあんを塗ります...。あんこ+洋風。ここにも名古屋との共通点が...。

関連情報

岩国市観光協会
佐々木屋小次郎商店

錦帯橋(山口・岩国市)MAP

錦帯橋

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