04.ぶらり中国四国 あまのじゃくツアースペシャル

食べて衝撃・食後も衝撃のつけ麺-ばくだん屋

記事公開日:2003年8月23日


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▲ノスタルジックな雰囲気あふれる旧市街。駅前にまだあるんですね。

 最近、名古屋でも「つけ麺」というメニューを見かけるようになりました。どうやら全国的につけ麺がブームになりつつあるようです。そのつけ麺、実は広島が発祥の地であり、今、広島では壮絶なつけ麺バトルが繰り広げられているとのこと。「これは、お好み焼きよりも先に食べておかなくては!」と思い、つけ麺のお店に向かうことにしました。

 広島情報を発信されているサイト「HIROSHIMA PRESS」さん。その管理人コバルトさんと、そこの掲示板の常連さんである、広島大好きっ子さんからいただいた情報を元に、お店を選ぶことにしました。

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 つけ麺。それはラーメンのざるバージョンといいましょうか。それまで名古屋にある2軒のお店で食べたことがありましたが、その2つは全く味が違っていました。初めて食べたのはダイエーのフードコートでした。麺は冷たく冷やされたラーメン。そしてつゆは醤油ベースで、ざるそばのつゆに近いような感じのものでした。

 これはお気に入りだったのですが、店舗縮小のあおりを受け、近所のダイエーは無くなってしまったため、食べることができなくなりました。

 そしてもうひとつは、どこだったか、愛知県内の高速道路サービスエリアで食べたものでした。つけ麺と言えば、ダイエーで食べた味。という記憶をしていましたので、このつけ麺を口にしたときは、思わず噴き出してしまいました。なぜかと言うと、味が全くの冷やし中華だったのです。

 もちろん味としてはオイシイのですが、ざるそばつゆの味を思い浮かべていたところに、酸味のある冷やし中華つゆが口いっぱいに広がったものですから...。想像してみてください、コップにウーロン茶がそそいであると思って、飲んでみたらりんごジュースだったときの感覚を。思いも寄らない味が口に入ったとき、たとえそれが美味しくても、人間はびっくりして噴き出すのです。

 そんなわけで、つけ麺といっても様々なものがありそうな予感。今、広島でブームのつけ麺はいかなる味なのか。そして、それはどんな感動を与えてくれるのだろうか。期待に胸を膨らませ、お店を探しました。

 旅の情報誌を見ても、さすがブーム。たくさんのつけ麺屋さんが掲載されていますし、広島駅で立ち寄った本屋さんで見た、ラーメン本にも、つけ麺のコーナーがあり、とてもポピュラーなものだと実感。コバルトさんオススメの「流行屋」というお店に向かうことにしました。

 この流行屋、なんと広島で初めてつけ麺をはじめたお店とのこと。元祖・広島つけ麺なわけです。たった1軒のお店で始まったメニューが、広島へそして全国へ...。これは期待が膨らみます。

 流行屋は、JR広島駅を出て斜め左方向、路面電車の駅を超えた旧市街地にあるとのこと、地図を見ながら川沿いを歩きます。旧市街地というだけあって、古い街並みが続いています。とても駅前とは思えない雰囲気で情緒が漂います。ところが、なんかおかしいのです。どの店もシャッターが下りているではありませんか。旧市街って言ったって、ゴーストタウンじゃあるまいし...すると。

「夏季休業のお知らせ」

 といった丁寧な貼り紙はされていませんでしたが、どうもここは仕事帰りのサラリーマンが立ち寄る飲み屋さん街といった雰囲気。お盆は休みのようでした...。ということで、コバルトさんに教えていただいたもう一軒のお店「ばくだん屋」に向かうことにしました。アルパーク行きのバスに乗り東警察署へ、そしてそこから迷いながら徒歩5~6分で到着しました。

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▲「ばくだん屋」いい雰囲気。外から覗いたら満席!

 活気にあふれる店内。見ると席はひとつも空いていません。さすが人気のつけ麺。と眺めているとちょうど席がふたつ空き、すぐに座ることができました。ところが、メニューを見ても、イマイチ注文の仕方がわかりません。困った顔をしていると店員さんが聞いてきました。

 「量はどうしましょう。」「辛さはどうしましょう。」「スープはどうしましょう。」

 なるほど、つけ麺には種類は無いんですね。量はとりあえず普通で、スープは醤油とごまとひとつずつ注文したのですが、辛さの基準がわかりません。店先にも「辛さは店員にご相談下さい。」なんて書いてある。聞くと、普通から100倍まで可能とのこと。「ココイチ形式だなこりゃ。」と思いつつ、普通を注文しました。店員さんは一見ぶっきらぼうな感じかと思いきや、話しかけると笑顔になりホッと胸を撫で下ろします。

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▲席はカウンターのみ。とても手際よく作ってくれます。

 運ばれてくると結構量が多い、少食の私たちには普通でちょうどよかったです。麺はコシがすごい。歯ごたえありって感じです。トッピングにゆでキャベツが入っているのですが、このシャキシャキ感は一体何なのでしょう。驚きの食感です。そして卵が入っているのですが、黄身の半熟具合がたまりません。醤油味ともベストマッチです。醤油ダレにも入っている、たっぷりのゴマの風味が口の中いっぱいに広がります。

 私は醤油ダレを食べたのですが、相方のゴマダレも少し食べてみました。ゴマといっても、しゃぶしゃぶのゴマだれのようなこってりしたものではなく、醤油より、味がややマイルドという感じでした。たくさんのきざみネギと、適度な辛さが食欲をそそりました。

 店はカウンターオンリーで、長居できる雰囲気ではありませんが、ふらっと立ち寄って食べるには、雰囲気もいいですね。飲んだ後とかにもいいですよね。売り切れゴメンの杏仁豆腐もあるそうです。

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▲このゆでキャベツがいい食感。タレのごまはどんだけでも追加可能。

 食べ終わり、満足したところでふと席の横を見ると、雑誌の切抜きが貼ってありました。「広島で大ブームのつけ麺、東京上陸。」

 ばくだん屋は東京にも進出しているのですね、これはさらにブームになるかも...と思って後ろを見ると、店舗の紹介が貼ってありました。「広島県内だけでも、たくさんあるんだなぁ。」と見ていると、どうやら県外にも、東京だけでなく進出している様子。そこで目にした衝撃の真実。

「名古屋店OPEN!」

「...。」(固まる二人)

「名古屋にあるんだね...。」

「...。」

「でも、この味が食べたいときに食べられるんだから、いいじゃん。」

「そ、そうだね。そうだよね。ね。」

「ははははは...。」

 こうして広島の夜は、ふけていきました。

関連情報

広島つけ麺本舗 ばくだん屋

ばくだん屋本店(広島・中区)MAP

ばくだん屋本店 広島市

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