NAGOYANOW 愛・地球博開幕前レポート

長久手会場3-トトロの森と国際博

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長久手会場のつづき

 愛・地球博特集の第3回。今回は長久手会場の「センターゾーン」「企業パビリオンゾーン」「遊びと参加ゾーン」「日本ゾーン」「森林体感ゾーン」「グローバルコモン」のうち残る二つ、森林体感ゾーンとグローバルコモンを見ていきましょう。

森林体感ゾーン

森林体感ゾーン

 愛・地球博のテーマは「自然の叡智」。かつては都心であっても、家の近所に森があり、その中でかくれんぼをしたり、秘密基地を作ったり、夏にはタモを持って虫取りをし、秋には松ぼっくりを拾ったりと、遊びの中に自然が溢れていました。しかし現代、都心で人工ではない本当の自然に触れることは難しくなりましたし、また、子どもの遊びの形態も変化し、木や草花と触れ合って遊ぶという機会はほとんど無くなってしまいました。この愛・地球博には、森で遊び、体験し、発見をするという、今までの博覧会には無かった趣向があります。

サツキとメイの家

 この森林体感ゾーンのなかで、日時指定の完全予約制となっているのが「サツキとメイの家」です。1988(S63)年に公開された、宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」。その主人公であるサツキとメイが暮らしていた、昭和30年代の家屋が森の中に再現されます。入場者数が制限されるのは、順路に沿って歩くのではなく、家のなかをのびのびと探検できるようにするためです。ですので好きなように歩き回ることができますし、押し入れやタンスを開けて覗いたりしても大丈夫です。また外観、間取りだけでなく、家具や調度品もわざと古めかしく経年変化加工を施してあり、映画そのままをリアルに再現しています。昔、田舎に帰ったあの夏休みのワクワクする雰囲気を思い出すことができるかもしれません。家の中の冒険が終わったら、今度は窓の外に広がる森へと出かけましょう。

 夏休み、お母さんの実家のある田舎へ里帰り。田舎には友達もいないので、ひとりで森に虫取りへと出かけようとしたら偶然、麦わら帽子と白いワンピースが似合う女の子と出会い、何となく仲良くなって、お互いの名前も知らないまま夢中になってふたりでセミを追いかけた...。次の日、田舎からいつもの街へと帰る車の窓から、女の子の姿を探したけれども見つからず、胸が締め付けられるような想いを初めて感じた少年時代...。私にそんな経験があるわけではありませんが、夏休みの田舎にはそんな幻想を抱かせる力があります。妄想はさておき、森林体感ゾーンでは、自然学校と題して自然体感プログラムを用意しています。こちらもゆったりと自然を感じ取ってほしいということで、人数制限があります。

イラスト
▲しかし、間違えちゃだめだよ。小泉さん。
 

南の森

 サツキとメイの家の南にある「南の森」では、インタープリターこと自然解説員が同行して、その名のとおりガイドでは無く、森の通訳をしながら一緒に歩いてくれる「森のツアー」と、ガイドを手にして自分で歩いて発見をする「セルフガイドツアー」が用意されています。インタープリターは自然から生み出した様々な小道具を使って、森の楽しみ方も教えてくれます。森の発するマイナスイオンとともに、現代社会で疲れたあなたを癒してくれるはずです。森を体感するだけでなく冒険をしたいというあなたは、モリゾーとキッコロの住む、さらに本格的な里山のある瀬戸会場へぜひ足をお運びください。後ほどご紹介します。

日本庭園 北の森

 サツキとメイの家の北側には、「日本庭園」と「北の森」があります。北の森では、遊歩道の木板に描かれた絵本を読みながら森を歩く、セルフガイドウォークが用意されています。日本庭園は、岩、土、水によって愛知を象徴する設計になっていて、茶室も用意されています。最先端のパビリオンを見て発見をするのも楽しいですが、大人は童心に返り、そして子どもたちは、森で大きな発見をするはずです。それは形あるものだけではなく、冒険をする楽しさかもしれません。バーチャルな冒険もいいですけど、土を踏み、大地を蹴るリアルな冒険の楽しさには叶わないはずです。ここが青少年公園だった頃、私はこの森で遊ぶのが大好きでした。当時は自然の木々に人工的なアスレチックが配され、森の中をロープをつたって渡ったりと、少年だった私にはとても魅力的な場所でした。ぜひ、今の子どもたちにもその楽しさを味わって欲しいものです。そうか...逆に考えると、もうあの冒険ひろばは無くなってしまったんだ...。

写真
▲緑豊かな本物の森林。(写真は青少年公園当時)

グローバルコモン

グローバルコモン

 万博とは国際博覧会。世界各国の出展を見て世界旅行気分を味わうのも醍醐味です。一日世界旅行と言いますと、犬山市にあるリトルワールドの十八番ですから、万博と競合してしまいそうですね。それはさておき。万博で楽しめる世界各国のブースをご紹介しましょう。

グローバルコモン1・アジア

 愛・地球博には世界121ヶ国と5つの国際機関が出展をします。それらが集まっているゾーンがグローバルコモンです。グローバルコモンは6ヶ所に分散していて、2.6キロの空中回廊がそれぞれを結んでいます。北ゲートから時計回りに一周できます。まず「コモン 1」にはアジア17ヶ国があります。インドのIT先進ぶり、「曼陀羅」をテーマに200名の職人によって再現された仏教寺院が造営されるネパール王国、インダス文明を川の流れに沿ってたどるパキスタン・イスラム共和国などに注目です。

グローバルコモン2・北米南米

 続いて「コモン2」はアメリカゾーン。北米、南米そして国際連合が出展をしています。アメリカ合衆国のパビリオンでは、初の外交官で科学者でもあるベンジャミン・フランクリンが3D映像で語りかけます。また建物の外側にLEDスクリーンを設置し、全米各都市からのライブ映像などが映し出されます。これも青色発光ダイオードのおかげです。カナダ館のデザインはもちろんカエデの葉。リアルタイムでカナダと結ばれていて、現地のカナダ人と交流することができます。昼間、向こうは夜中ですよね...眠くないのかな。国際連合のパビリオンはギフトショップが設置される他、映像でアートを紹介するビデオ・アート・ギャラリーが目玉となります。

グローバルコモン3・西ヨーロッパ

 地中海、ヨーロッパが出展するのが「コモン3」です。イタリア共和国では、待ってました!本場のイタリア料理が食べられるカフェテリアが登場します。スペインも負けていません。スペイン小皿料理を味わうことができます。まだまだあります。フランス共和国では本格的なフレンチの他、パティシエ工房も登場。どれを食べようか目移りしそうですね。食べ物だけでなく、ドイツ連邦共和国の体験アトラクションも見ものです。透明なキャビネットに乗り、地底からバイオの世界へ、そしてドイツを冒険できます。

グローバルコモン4・北・東ヨーロッパ

 3000人収容のEXPOドームが併設されているのが、北欧・東欧各国による「コモン4」。スイス連邦のスイス体験ツアーでは、温度までもリアルに再現されたパビリオンで雄大なスイスの山を体感でき、最後にはスイス料理を楽しめます。ショパンの音楽を組み合わせたエチュードを映像化したポーランド共和国でも、ポーランド各地の郷土料理を味わえます。

グローバルコモン5・アフリカ 6・オセアニア・東南アジア

「コモン5」は普段なかなか接することができないアフリカ。めったに買うことができない各国の特産品販売や、楽器演奏、ダンス講座などが行われます。最後「コモン6」はオセアニア・東南アジア。映画「ロード・オブ・ザ・リング」のスタッフが企画に参加したというニュージーランドでは、館内で人工的に雲ができて雨になる様子を再現します。

 と駆け足でご紹介してきましたが、グローバルコモンについてはまだまだ詳細が発表されていない国が多く、ベールに包まれています。そんな出し惜しみしなくてもいいのに...。

 まさか...とは思いますが、内容が発表されていない理由は、まだ具体的な内容が決まっていないとか、そんなことは無いですよね...。もうあと50日切りましたよ...。

写真
▲橋の様に高い所を歩きながら各コモンを一周できるグローバルループ。

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