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実は共通点が多い!名古屋に今なぜイタリアなのか名古屋港イタリア村

記事公開日:2005年4月30日

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▲この建物が本館。いくつかの建物が建っているかのように見えます。

名古屋港イタリア村は破綻したため、現在は営業していません。

 前回に続き、名古屋港ガーデン埠頭に4月2日オープンした「名古屋港イタリア村」をご紹介していきます。名古屋港イタリア村は、個別の2階建て店舗が並ぶエントランスゾーン(CHITTA DI MURANO)、大きな3階建ての本館・ピッコラヴェネチア(Piccola Venezia)、ヴェネチアンガラス美術館(MUSEO DEL VETRO VENEZIANO)、そしてと結婚式場から成り立っています。

 前回はエントランスゾーンの物販店をご紹介しました。ファッションショップや雑貨店などでウィンドウショッピングをしていたら、お腹が空いてしまいました。イタリア村というからにはイタリア料理のお店がたくさんあるはず。ということで飲食店を巡ってみます。

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いよいよイタリア村で食べる!メインはバイキング

 イタリア村にある飲食店は全部で10。そのうちデザートのお店が4店舗ですから、食事ができるお店は6店舗ということになります。意外と少ないのです。 1日に3万人が訪れた日の様子が目に浮かびます。最も大きなレストランは、本館・ピッコラヴェネチア3階に6 00席を構える「イタリアン・オーダーバイキングCORSALE」です。

 80種類のメニューから選ぶオーダーバイキングで食べ放題です。料金は、午前11 時から午後4時のランチバイキングは60分食べ放題で大人1,800円、小人(小学生と4歳以上)1,000円。午後2時から午後 5時のデザートバイキングも60分で、大人1,500円、小人1,000円。午後5時以降90分食べ放題のディナーバイキングは大人2,800円、小人 1,500円です。

 私たちは食べる速度が遅いので60分バイキングは厳しいと思い、最初から入る気は無かったのですが、ちょっと覗いてみました。エスカレーターで3階に上がってびっくり。遊園地のアトラクションを待つ行列のように、ロープで区切られた通路に延々と人が並んでいて、一体いつ入れるのか見当もつかないほどでした。

 ちょうどお昼だったので仕方が無いですね。夜11時まで営業していますから、ショップが閉まった午後9時以降にゆったりと利用したいものです。

 本館1階には、建物の中に3店舗と外に1店舗、そして外にはさらにカフェテリアがあり、ガレージでスナックを販売するお店が1店あります。中の3店舗を覗いてみます。バールの「アレッサンドロ・ナニーニ(ALESSANDRO NANNINI)」から。名前を聞いてピンと来る方もいらっしゃると思いますが、このお店は元F1ドライバー、アレッサンドロ・ナニーニさんが経営しています。

 名古屋では東新町のテレピアへの出店に続き2店舗目です。世界の最高峰ラ・チンバリ社製ゴールド・カスタム仕様というエスプレッソマシンで入れたコーヒーを楽しめます。パニーノやパスタも扱っていて軽食を取りたい方にもぴったりです。

 ナニーニの隣には、関連会社が経営するリストランテ「コンカドーロ(Conca d'Oro)」があります。このお店はイタリア・トスカーナ地方の料理を忠実に再現することと、旬の食材を生かすことに力を入れており、パスタはもちろん手打ちで、使う小麦粉はイタリア産。パンは毎日焼き上げます。それらの料理をワイン片手にどうぞ。

 建物内のもう1店舗はトラットリア「ヴィーノ・フォンティーナ(Vino Fontina)」。トラットリアとは大衆食堂という意味で、リストランテよりも気軽に入ることができるお店のことです。このヴィーノ・フォンティーナではパスタなどが食べられます。看板は大衆食堂ですが、価格はそうではありませんのでお気をつけ下さい。

 外にあるカフェ「サンマルコ(SANMARCO)」では、サンマルコ楽団の生演奏を楽しみながらパスタやパニーニを食べることができます。やはりコーヒーにはこだわっているようで、その価格に驚き。ブレンドコーヒーが650円、ラッテ・マキアートが750円、カプチーノはなんと800円。しかし海老カツとバジルトマトのパニーニが600円ですから、このお店のメニュー全てが高いというわけではありません。

 これはコーヒーに相当こだわっているということですね。さらに「別途サービス料10%頂いております。」なのでご注意ください。これは演奏代ですね。

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▲生演奏を聞きながらゆったりとした時間を。

開放的に外で買い食いもできます

 さて、どうしようか。私たちは迷いつつ1階の海沿いにある「市場(mercatore)」に行ってみることにしました。この市場ではイタリアの州別に食材やお菓子などを売っているほか、パニーニやお惣菜の量り売りコーナーもあります。そこで私たちはパニーニと、ファトリーニ社のスティックブレッドピザ味、乾燥クランベリーとジュースを買い、食事にすることにしました。市場から外の海沿いに出ると、ベンチがたくさん並べられていたのでそこで食べることにします。お昼だというのに結構座席には空きがあって快適でした。外のガレージでも生ハムやパニーニが売られています。

 海を見ながらパニーニを口にします。見ると、パニーニの特徴である焼き目がついていません。あれ?と思って調べてみました。日本ではパニーニとはホットプレスサンドを指すことが多いのですが、本場イタリアでは丸いパニーノというパンに具を挟んで食べるものがパニーニなので、これが本物です。

 私は照り焼きチキンというイタリアらしくない味を注文。食べてビックリ。パンがめちゃくちゃおいしい。そのへんにあるサンドイッチとは全然違います。オススメです。外で食べている開放感も調味料になっていたのかもしれませんけどね。海沿いとは言っても、貨物取扱高日本一の実用第一名古屋港ですから、ムードはなく貨物船や倉庫の風景が続きます。

 この日は護衛艦も停泊していました。一つ注意点があります。外なので喫煙が認められているため、嫌煙家の方は周囲をよく観察してから席を選んだ方が良いかと思います。

 本館以外にはエントランスゾーンのメインストリートに5つの飲食店舗があります。ピザの生地を延ばすパフォーマンスが見られるピッツェリア「デュエ・レオーニ(Due Leon i)」はすごい行列。ジェラートの「コンフィテリア(Confiteria)」でマスカルポーネチーズ味のジェラートを買い求めました。これが濃厚。

 他にはジュース・スイーツの「(di fr esco)」、アイスクリームの「アイベジィ(I.V.)」、クレープの「アニーズクレープ(Anni e's Crape)」があります。テイクアウトで買って、運河沿いのベンチで食べるのもイタリアっぽくて良いですね。雨の日は食べるところが無くて大変そうですけど。

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▲市場ではイタリアのお惣菜も量り売りされています。

美術館に入ればさらにイタリア気分

 では本館で買物をしましょう。1階にはファッション、アクセサリー、服飾雑貨、ガラス工芸、銀製品、食器、そしてカメオの専門店などがあります。26店舗中16店舗が日本初登場です。変り種は、先ほどのバール・アレッサンドロナニーニの姉妹店「スプレンドーレ」。F1グッズを扱っています。そして「モデナ」はフェラーリグッズのお店。

 2階は靴、バッグ、ヴェネチアングラス、婦人服のお店が3分の1を占め、残り3分の2のスペースにはブランドショップが広がります。ブランドショップ「ヴィア・トリノ」以外は全て日本上陸です。このフロアの変わり種はリフォームのお店。あなたの家もイタリアになる?

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▲ジェラートを買って、運河沿いのベンチでゆっくり食べるのも良いです。

 これで一通りショップ、飲食店を見たことになります。他の施設もさらっと見ましょう。ヴェネチアの運河を渡るゴンドラは大人800円、3歳から小学生までが500円です。当初の計画のように納屋橋まで運行はされておらず、イタリア村内を行き交うだけなので、交通手段ではなく雰囲気のみを楽しむ乗り物です。どんな感じかといいますと、う~ん、口では説明し難いですねえ...。そうだ。簡単に言うと、ネズミがいる遊園地のパクリです。

 ヴェネチアンガラス美術館では、10世紀から続くヴェネチアンガラスの歴史を、実際に作品を見ながら辿ることができます。入場料は大人800円、大学生・高校生500円、小中学生300円です。その隣にある結婚式場はまだ建設中だったので、詳細はわかりません。イタリアっぽい挙式が上げられることでしょう。ただ、この日のように護衛艦が結婚式場に横付けされることもありますが。

 では、名古屋港イタリア村の基本情報です。オープン当初、予想を大幅に上回る入場者があったために、土日祝日など特定日は1000円分のクーポン券を購入することが入場の条件となりました。また、駐車場はガーデン埠頭駐車場が1日600円、イタリア村併設駐車場は30分100円です。

 併設駐車所は 2,500円以上の買物で200円分、10,000円以上の買物で400 円分が無料となります。また飲食は2,500円以上で200円分、6,000円以上で400円分が無料に。最高800円分が無料となります。ガーデン埠頭駐車場に停めた場合は同額の商品券がもらえます。

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▲ダビデ像の奥に美術館。一見古い建物のようですが新築。

なぜ、今、名古屋にイタリアなのか

 ところで、なぜ名古屋に今イタリアなのでしょうか。この名古屋港イタリア村は名古屋港管理組合の土地をセラヴィリゾートなどが活用して生まれたものですが、その「など」に理由があると思われます。「など」には愛知県と名古屋市が含まれています。鍵はこの名古屋市です。

 名古屋市は2005(H17)年5月27日に、イタリアのトリノと新たに姉妹都市提携を結ぶ予定です。先を見越してか、このイタリア村にはトリノ市・ピエモンテ州の特産品コーナーが設けられています。トリノにはイタリアを代表する自動車メーカー・フィアットがあります。名古屋にも、ちょっと離れてはいますが、世界のトヨタがあります。

 共通点があると言えばありますね。また、知多半島がイタリア半島に形状が似ているからと、知多半島の師崎には「チッタ・ナポリ」という名のリゾートマンションがあります。知多半島をイタリア半島に例えると、ちょうど名古屋港はトリノの位置になります。

 なるほどそれで「イタリア村」ですか。こうなったらトリノに「名古屋村」を作らないと。あれ、イタリア「村」には違和感がありますけど、名古屋「村」はしっくり来ますねえ。どうしてだろう。

 でも、この名古屋港イタリア村ってトリノではなくてヴェネチアがモチーフなんですよね。それでいいのかな。

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▲知多半島イタリア化計画、今後もさらに進化...するかなぁ...?


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