NAGOYANOW 愛・地球博体感レポート

注目の外国パビリオン(1)

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各エリアから注目パビリオンをピックアップ

 前回、愛・地球博の人気パビリオン取捨選択法を特集したところ結構反響がありまして、外国パビリオンについても知りたいというご意見をいただきました。外国パビリオンは予約ができません。ですので人気パビリオンは行列ができますが、長い時間待ったのにガッカリ...なんてことになっては時間がもったいないです。そこで数ある外国パビリオンのなかから、ここは注目というところを今回と次回に渡っていくつかピックアップしていきます。夏休みに万博を計画されている方は必見です。

グローバルコモン1

カタール館・イエメン館

 北ゲートからグローバルループを時計回りに歩いて、最初に登場するのがアジア各国が出展するグローバルコモン1です。朝一番で訪れたいのはカタール館です。毎日先着でキーホルダーなど記念品が配られます。また、このカタール館では腕や手などにヘナという植物で作られた染料で模様を描いてもらえる「ヘナ体験」ができます。2週間くらいは模様が残ります。なんと無料。ある程度人が並ぶと制限がかかりますのでご注意ください。カタールは中東でも有数のお金持ち国家。石油と天然ガスのお陰で先進国並の生活水準を保っています。ここでご注意、お隣のイエメン館でもヘナ体験ができますが、あちらは有料です。イエメンは万博の公式サイトでも「アラブで最も開発が遅れた国」と紹介されています。イエメン館の展示テーマは「市場」。実際にお店が並んでいるだけの物産展状態です。カタールとイエメン、どちらのヘナ体験を選ぶかであなたの人間性もわかります。

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▲手作り感たっぷりのイエメン館。 ▲一方、そのイエメンのお隣にあるカタール館。

スリランカ館

 続いて注目したいのはスリランカ館。ここでもイエメン同様、商売人魂に触れることができます。スリランカ館のなかにはカレーレストランがあります。ここのカレーは絶品。スパイスが効いているのにそれほど辛くは無く風味が豊かです。気をつけたいのはそのお店の接客方法です。ここはカフェテリア形式になっていて、トレイを持って「それください」と言って食べ物を取り最後に清算する方式になっているのですが、油断すると勝手に「サラダどうぞー」「水どうぞー」といってスリランカ人の店員さんはトレイに物をどんどん置いていきます。もちろんサービスなんかじゃありません。気がつくと値段は倍以上になっているかも。さらにレストランだけではなくお店もすごい。冷凍のカレーを見ていただけで、かってに何個か袋詰して渡そうとしてきます。もちろんこちらもサービスなんかじゃありません。すごい。

 他に、70年前の砂漠の港町を再現したサウジアラビア館、山脈や人々の姿をレリーフなどで美しく再現したパキスタン館、イスラム教国のはずなのに牛串をバンバン売るバングラデシュ館がオススメ。この牛串にはカラフルなスパイスがかかっています。辛くないのですが風味が最高。お肉も柔らかいです。イスラム教徒の方は牛肉も血抜きをしないと食べてはいけないはずだったような...。まあ、売っているだけで本人が食べるわけではないということでOKなのでしょうか。普段なかなか文化に触れることができないウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタンが共同出展する中央アジア共同館も面白い。ここでのオススメは岩塩ソフトクリーム。岩塩がトッピングされた水色のソフトクリームは不思議な味。

 ああ、そういえばここには中国館もありましたね。なぜかここは警察が常駐していますので、気持ちはわかりますが石を投げたりすることはおやめください。あと、韓国館の映像シアターではアニメが上映されています。いろいろなものがパク...じゃないオマージュされていますので、元ネタ探しでお楽しみください。よくそれを日本でやるよね。ある意味尊敬します。

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▲カフェテリアの攻撃をうまくかわせ!スリランカ館。
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▲韓国館と中国館の間に常駐していた警察官。最初はパトカーだったのに後に詰所が出来ました。

グローバルコモン2

国際赤十字赤新月館・国際連合館

 コモン1の南側にあるのが、北・中・南アメリカ各国が出展するグローバルコモン2です。ここで人気を集めているのが「国際赤十字・赤新月館」です。なかはプラネタリウムのようになっていて、壁に寝そべりながら映像を見るスタイルになっています。そこで流される映像はリアルな映像です。作り物ではありません。栄養失調に苦しむ難民、戦争の惨状、津波など自然災害による被災地で復興活動にあたる赤十字の姿が描かれています。狙撃のシーンもあります。当初はそれ程混むパビリオンではなかったのですが、口コミで話題となり現在では1時間ほどの待ち時間となっています。また、国連館では世界各国の現状を映し出した写真展が開かれています。食べ物が無くて途方にくれる難民の姿。その写真が撮られた国はこの万博に出展しています。お祭りとして万博で各国の楽しい部分に触れるだけではなく、現状をこの2つのパビリオンは教えてくれます。心を持つ人間ならば見れば何かしら、心の中で変化があるはずです。

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▲やはり見ておきたい現実。国際赤十字赤新月館。

アメリカ館

 入館時に全員の持ち物を金属検査するアメリカ館。ここではアメリカのフロンテロアスピリッツというものを体感できます。大切なのは「自由」「希望」「探究心」そして「楽観主義」と、アメリカ建国の父のひとりベンジャミン・フランクリンが教えてくれます。楽観主義。これは強いなぁ。私はトムとジェリーを見てアメリカはやっぱりすごいと思いました。だっていくつかの作品は第二次大戦中に作られていたのですから。戦争中でもあんなアニメを作るアメリカ。日本が勝てるはずがないです。楽観主義。でもこれって養えるものなのかなぁ。

 他には、自国の自然が余程誇りなのか、同じ映像を違う形ではあるものの2回も見せるカナダ館や、今週のコーヒーがいつも同じコーヒーの中米共同館、開館が数ヶ月遅れたアンデス共同館に、見せ方が神秘的なメキシコ館があります。あとそうそう、毎正時にアルゼンチンタンゴを見ることができるアルゼンチン館も注目。そしてアルゼンチン館の横には、たぶんブラジル館が入るはずだったであろう空家があります。そうなんです。日本とは繋がりの深いブラジルは今回出展していないのです。

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▲アメリカ館。荷物検査が実は演出だったという噂も。

グローバルコモン3

ドイツ館

 会場のほぼ中央、ヨーロッパ・中東諸国が出展するのがコモン3です。ここには最も人気を集めている外国館があります。ドイツ館です。展示内容は他の国と大差ないのですが、館内をライドで移動する点が子どもに大人気。しかも結構激しい動きをします。つねに1 時間から2時間待ちという状態になっています。ところがたまに故障します。でもこの故障がチャンスです。故障すると歩いて見られる展示ゾーンのみの入場となるので一気に行列が減っていくのですが、いつも大体30分程度で復旧するのです。ですから故障して行列が短くなったら並びましょう。そのうち復旧するはずです。でも、タイミングが悪いと...。ご注意ください。

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▲ドイツ館。いつしかすごい行列のパビリオンに...。

クロアチア館

 クロアチアは塩の国。パビリオンの床一面には塩が敷き詰められています。ただそれだけ...?と思ったら大間違い。入館者はパビリオンの壁の部分に案内されます。すると、その人が乗った部分のみがゴンドラのように2階に上がり、床は一気に低くなります。そしてその塩の部分に映像が投影され幻想的な空間が繰り広げられます。夢みる山の「めざめの方舟」と同じようなスタイルですが、こちらの方が演出、映像の設定、内容、すべて納得です。

 その他に、塩を大量に含んだ死海の水に浮く体験や塩を含んだ泥エステ体験などができるヨルダン館、ヨーグルトがやっぱり大人気のブルガリア館、展示は写真とビデオだけですが、出展していること自体が素晴らしいボスニア・ヘルツェゴア館、砂漠のオアシスモロッコ館、二度と国外に出ることは無い2400年前のブロンズ像「踊るサテュロス像」のあるイタリア館、神話の世界のギリシア館にも注目です。

 次回は残る半分のグローバルコモン4から6をご紹介します。

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▲クロアチア館は入口の場所がよくわからない商店街のスナックのよう。

※以上は7/30にメールマガジンとして発行したものです。


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