NAGOYANOW NOWレポート

東京の魔法は名古屋では効かない-Suica

記事公開日:2007年7月28日

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 名古屋でもサービスが始まって半年が経つ、非接触自動改札システム。

 名古屋では現在、JR東海が「toica(トイカ)」を一部区間に導入しているのみですが、私もJRの電車に乗る際には利用していて、ICカードを財布やパスケースに入れたまま改札にかざすだけで「ピ」と即座に開いて通行することができ、わざわざ切符や磁気カードを左手から右手に持ち替えないといけない、左利きの私にとっては飛躍的に改札が使いやすくなりました。

 トッピーネット「NAGOYA NOW」では、昨年導入前に行われた、toicaのモニターテストについて記事を書きましたので、経緯についてはそちらをご覧頂きたいと思います。

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まざまざと見せつけられた?魔法のSuica

 さて、私は先日東京へ行ってきたのですが、名古屋との差に愕然としました。現代日本、東京はただ人が多く住んでる都会なだけで、名古屋と規模が違う程度、 利便性や暮らしの環境にそれほど差は無い思っていました。しかし今回、東京と名古屋の違いをまざまざと見せ付けられました。まるで東京は魔法の国のようでした。

 名古屋で昨年始まった非接触自動改札システムですが、当然、東京や大阪ではそれより前から導入されています。首都圏では2001(H13)年11月にJR東日本が「Suica(スイカ)」を、関西圏ではJR西日本が「ICOCA(イコカ)」を2003(H15)年11月から導入しています。この時点で名古屋は首都圏や関西圏に4~6年の遅れをとっていることになります。

首都圏と関西圏は相互に

 さらに、関西では私鉄が「PiTaPa(ピタパ)」を2004(H16)年8月にスタートし、首都圏でも私鉄とバスが「PASMO(パスモ)」を2007(H19)年3月にスタートさせ、さらにはSuicaとICOCA間、ICOCAとPiTaPa間、SuicaとPASMO間の相互利用が始まっています。

 つまり簡単に言うと、Suicaを持っていれば首都圏のJR、私鉄、バスと関西のJRに乗ることができ、ICOCAを持っていれば関西と首都圏のJRと関西の私鉄を非接触で乗ることができてしまうということです。

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その便利さは衝撃

 これについては、東京に行く前に頭では理解していたつもりでしたが、実際に使用してみると、その便利さに度肝を抜かれました。導入から6年が経つSuicaは、公共交通機関を利用できるだけではなく、コンビニやデパート、スーパーでの買物や、自販機、コインロッカーなどでも電子マネーとして利用ができてしまうのです。

 Suicaさえもっていれば、鉄道会社を問わず首都圏の鉄道、バスに乗ることができ、さらに買物もできてしまうのです。

 しかもです。そのSuicaをモバイルSuicaとしておサイフケータイにセットすれば、残高が一定額以下になるとクレジットから自動チャージされるので、入金手続きをすることなく、携帯電話ひとつで、電車、バスに乗ることができ、そして買物もできてしまうのです。

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電子マネーとIC乗車券が一体になった便利さ

 もちろん名古屋でも使える電子マネーはたくさんあります。Edyやクイックペイ、iDなどなど。特に名古屋駅周辺ではトヨタが社員証に採用しているクイックペイが急激にシェアを拡大しており、その他サークルKがEdyを導入していることからEdyの利用者も多いです。

 ただ、電子マネーは所詮ただの電子マネー。お金のかわりをするだけで、改札をスイスイというSuicaの利便性には遠く及びません。

 一方、名古屋版Suicaであるtoicaはまだ導入されたばかりで、JR東海の一部区間に乗ることができるカードに過ぎません。私鉄や地下鉄はもちろん、他のJRにも乗れません。

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名古屋がクソだと言っているわけではありません

 だから名古屋は負けているとか、クソ田舎だとか言うつもりは全くありませんし、電子マネーを持つことによって、金銭感覚が麻痺してしまうという側面もありますが、事実として、東京と名古屋の生活では大きく違う点があり、東京はまるで魔法のように皆が改札を通り抜けていくということは認識しておく必要が、名古屋っ子にもあるのではないでしょうか。東京では切符を買っている時点で田舎者認定です。

 もちろん、名古屋にも計画が無いわけではありません。名古屋鉄道と名古屋市交通局が、2010(H22)年までには「トランパスIC(仮称)」を導入する計画はあります。もちろんその頃にはtoicaもJR東日本、西日本管内でも使えるようになっており、toicaとトランパスIC間も相互利用になるとは思われますが、既に名古屋はEdyやクイックペイが幅を利かせており、toicaやトランパスICが、現在の東京におけるSuicaのように電子マネーとして使えるようになるのかという疑問があります。

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 現在、名古屋と東京の間には大きな大きな壁があります。東京では魔法のように使えるSuicaも、名古屋では電子マネーとして使えないどころか、JR東海にも乗ることはできません。これってもし、モバイルSuica所持者が東京から名古屋に転勤したら相当驚くでしょうね。おサイフケータイだったはずが、名古屋では全く何にも使えないのですから。

 予定では、来年3月からtoica、Suica、ICOCA間の利用は可能になりますので、SuicaでJR東海には乗れることになります。

 くやしいけど、今回東京でSuicaを使ってあちこちへ移動してみて、その便利さは驚愕でした。東京と名古屋の間にある格差を実感。そしてSuicaのCMは本当にカワイイ。一方のtoicaのCMは...。ハァ...。やっぱりそこにも格差が。

 次回は、突然名古屋の意外なところで使えるようになったSuicaのお話。「名古屋でSuica(スイカ)が使えるのはイオンだけ!」です。


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