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名古屋の喫茶店は他よりも進化している
名古屋の食文化を語る上で、絶対に外せないのが喫茶店である。統計を見ても、名古屋
っ子は喫茶店に使うお金が他の地域とは比べ物にならないほどで、全国平均の倍という数
字が出ている。つまり、日本人が普通に喫茶店に使うお金の倍以上のお金を、名古屋っ子
は喫茶代に費やしているのである。かと言って、名古屋の喫茶店はウハウハというわけで
はない。喫茶店の数も多いのである。さらに名古屋っ子はケチである。そのような状況下
で、名古屋の喫茶店間では自然と競争が高まったのである。その競争が原因となって、名
古屋の喫茶店は全国的に稀に見る異常な発展を遂げたのである。

名古屋の喫茶店に入りコーヒーを注文すると、注文していないはずのピーナッツが添え
られてくる。これは個人経営だとかチェーン店だとか関係なく、どこの店でも当たり前の
ように出てくる。ピーナッツを出す店が多数派なのだが、なかにはあられだったり、柿の
種だったり、時にはシフォンケーキがつけられていることもある。もちろんこれらは、抱
き合わせ商法なんかではなく無料サービスである。

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いくら名古屋とはいえども スターバックスでは何もサービスはありません。
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コメダ珈琲店 コーヒーに限らず 飲み物全てにピーナッツがついてきます。
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注文していない品物が出てくる・その1
名古屋の喫茶店では、戦後ピーナッツサービスが始まったと言われており、なぜピーナ
ッツだったのかと歴史を紐解くと、コーヒーに合うからとかそういう理由ではなく、当時
名古屋ではピーナッツが安く手に入ったからだそうだ。いかにも名古屋らしい理由である。
このサービスにより、名古屋っ子はコーヒーを飲む際に何かをつまむというクセが出来て
しまい、家庭でもコーヒーを飲みながらボリボリとおつまみを食べる人が名古屋には多い。

しかし名古屋でも、ここ最近のカフェスタイルのお店はそうではない。スターバックス
やタリーズなどでは、いくら名古屋とはいえおつまみの無料サービスは存在しない。もち
ろん、名古屋に本社を置いているポッカが運営しているからといって、カフェ・ド・クリ
エでもおつまみは出てこない。従ってそういうお店には、名古屋では若い人の姿しか見受
けられない。ある年齢以上の名古屋っ子は、おつまみが出ないことに損をしたという感覚
を持ってしまうからだ。

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注文していない品物が出てくる・その2
他の地方からやってきて名古屋の喫茶店に入ると、このおつまみに驚く人が多いのだが、
もっと驚くのが、朝である。名古屋の喫茶店では、開店から午前10時か11時頃まで、どの
お店でもモーニングサービスを実施している。しかし、モーニングというメニューが存在
するわけではなく、モーニングだけを注文することはできない。

何をまた、わけのわからないことを言っているのかと思われるかもしれないが、名古屋
の喫茶店におけるモーニングは無料なのである。コーヒーなど飲み物を注文しただけで、
無料でモーニングセットを食べることができるのである。しかもそのサービスが特定のお
店だけで行われているのではなく、名古屋の喫茶店であれば、先述のカフェスタイルのお
店を除いて、ほぼ全てで行われているのである。

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典型的な名古屋の喫茶店 コメダ珈琲店と言えば、 このオジサンのマークが印象的。
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いくら名古屋系の会社と言えども カフェ・ド・クリエもスターバックス同様 何もサービスはありません。
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注文していない品物が出てくる・その3
つまり、朝はコーヒーを注文しただけで、トーストやサラダ、ゆで卵などが添えられてい
るのである。もちろん料金はコーヒー代だけである。このサービスが誕生した理由は、や
はり喫茶店間の競争が激しいからであろう。時代が流れるとともにこの競争はさらに激化
し今日では、それで本当に採算が合うのだろうかという喫茶店も存在する。

モーニング食べ放題や営業時間中ずっとモーニング、さらには喫茶店のモーニングの域
を越え、茶碗蒸しや寿司、グラタンなどをセットで出す喫茶店まで存在する。もちろん料
金はコーヒー代だけである。

そのため名古屋っ子は、平日休日問わず朝食は喫茶店で食べることが多い。朝早く家を
出て、会社近くの喫茶店でモーニングを食べることを日課としている人も少なくない。名
古屋の夜は早いと言われるが、その原因のひとつがこの喫茶店のモーニングサービスと言
うことができる。

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