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7「寿町・日吉町」
元遊郭・運命の分かれ道
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s 2004.2月 取材

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画像美人画に思わず惹きこまれそう長寿庵
画像数十年の時を越え再び旧松岡旅館
画像江戸の異国情緒を味わう料亭稲本・光明寺・西福寺

画像美人画に思わず惹きこまれそう −長寿庵
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 ユニーのある寿町から日吉町にかけては、かつて遊郭だった建物がたくさんあります。ユニーの駐車場のすぐ奥には、1994(H5)年に名古屋市都市景観重要建築物等第4回指定物件となった、「長寿庵」「旧松岡旅館」「料亭稲本」があります。
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 まず「長寿庵」ですが、かつて2軒つづきだった建物のうち、その南側のみが修復されて現存しています。1階の窓には連子格子が見られ、2階には高欄があり楼閣建築の特徴が見られます。また、1階入口には当時を偲ばせる美人画が掲げられており、かつての遊郭街を思い起こさせます。入口には「笹島(54)××××」という、ここの市内局番がまだ2ケタだったころの表札が貼ってあったりと、昔と変わることなく今もそこに歴史が残っています。
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▲長寿庵です。当時はこういう店がもっとずらっとあったのでしょう。画像▲美人画です。当時のままなのでしょうね…。

画像数十年の時を越え再び −旧松岡旅館
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 続いて少し北へ行った所にある「旧松岡旅館」ですが、今はデイサービスセンター「松岡大正庵」として使われています。このあたりは高齢化が進んでいて、リハビリ病院や看護専門学校などの医療機関をはじめ、デイサービスセンターもたくさんあります。どれも今時の綺麗な新築ビルであることが多いのですが、ここは遊郭をそのままデイサービスセンターにしてしまったのです。
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 見ると、楽しそうに年輩の方々が歓談をしていました。ひょっとすると、若い頃よくここに通ったお兄さんが、数十年の時を越え、またここへやってきているなんてこともあったりして。人気があり、いつも満員だそうです。1912(T元)年に建築された外観には、大きな入母屋の屋根や、2階の高欄、べんがら塗りの透塀などを見ることができます。遊郭をデイサービスセンターにしたということが珍しく、新聞・テレビなどのメディアでも数多く取り上げられましたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
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▲松岡大正庵です。「昔も通ったなぁ〜」なんて言葉が…。画像▲大門のメインストリートにあるアーチです。大門は吉原と並び大きな規模。

画像江戸の異国情緒を味わう −料亭稲本・光明寺・西福寺
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 そして松岡大正庵の向かいにあるのが「料亭稲本」です。こちらは江戸末期の爛熟した文化を背景にした、異国情緒豊かな作りとなっています。門は反りの強い中国風となっています。こちらの料亭は現在でも営業しており、江戸時代の建物にて、庭園を見ながら食事をすることができます。お座敷だけでなくテーブル席もあるとのこと。お座敷とテーブルではメニューが違い、お座敷でのコースは6000円と8000円があるそうです。たまには江戸時代にタイムスリップして食事をするのもいいかもしれません。ただ、そのあと遊郭でお遊び…とは行きませんが。
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▲料亭「稲本」です。メニューは、稲本ホームページでご覧になれます。

 そこから少し北へと歩きますと、バリアフリーのお寺・光明寺と、西福寺が隣り合っています。遊郭街はここまでです。しかし、大門交差点からこのあたりまでが全て遊郭街だったわけですから、ひょっとしたら東京の吉原よりも規模が大きかったかもしれません。かつての遊郭跡は、取り壊されて現在は別の建物になっているものの、ソープランドになり、今でも過去と同じ業種を営んでいるところと、建物は残っているものの、用途が変わっているという二通りの道を歩んでいます。
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▲「光明寺」です。確かにバリアフリーで優しいお寺した。画像▲「西福寺」です。光明寺のすぐ隣りにあります。

 名古屋は性風俗産業が盛んと言います。それは今に始まったことではなく、中村区の大門に原点があるのではないでしょうか。かつての遊郭の建物を和風ソープランドにして営業したら、流行るんじゃないかな〜。と思うのですが、今の法律ではそれは難しいのかもしれませんね。実際、営業している「旅館」はありますけどね…。
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▲このあたりにはお風呂さんがたくさんあります。建物もいい感じ。

 では、遊郭を後にして日吉町から地下鉄東山線中村日赤の駅方向へと歩きましょう。清正幼稚園といった、さらに歴史を遡る名前を見かけるようになります。そして、そこから豊臣秀吉、加藤清正の生誕の地と言われる中村公園へと向かいます。
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▲名古屋第一赤十字病院です。新しい病棟もありますが、これは昭和12年のままかな…。

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