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3「名駅4・5丁目」
市場に寄って会社へ行こう!?
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s 2004.2月 取材

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画像名古屋駅前に市場の謎柳橋中央市場・桜橋
画像お地蔵さんも船に乗る光明院
画像出勤前に市場で買出しも可能!マルナカ食品センター

画像名古屋駅前に市場の謎 −柳橋中央市場・桜橋
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 ミヤコ地下街の一番奥、5番出口から出て前方の西柳公園を越えると、それまでの駅前繁華街からガラリと雰囲気が変わります。そして、朝方であれば威勢のいい声が聞こえてくるはずです。錦通から左側の名駅4丁目には西柳錦商店街、通称「柳橋中央市場」が広がります。ここには昔から自然発生的に問屋街が生まれ、明治時代に柳橋中央市場としてまとめられ開設された市場です。なぜここに問屋街が生まれたのでしょうか。それは500メートルほど東を流れる、堀川が江戸・明治時代の物流ルートだったからです。
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▲柳橋中央市場の入口です。やっぱり朝行かなきゃね…。(写真は午後)

 では、先に堀川を見に行きましょう。錦通をさらに東へ歩き、名古屋高速都心環状線をくぐります。そして高速道路の錦橋出口が下ってきたところに、堀川は流れています。川から向こうは中区です。では、川沿いを少し歩いてみましょう。
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 中村区と中区の境を流れる堀川は、1610(慶長15)年、名古屋城が築城された時に福島正則が開削したと言われる、城から伊勢湾までを結ぶ運河です。川沿いには米、材木、海産物を扱う商人や回船問屋が連なり、名古屋経済の中心を担っていました。
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 今でも、堀川沿いの名駅5丁目には面影が残ります。歩くと「海苔乾物・森山弥六商店」といった看板を見かけます。またミツカンの名古屋支店が堀川沿いに建っており、昔はここに物流の拠点があったのではないかと想像できます。ちなみにミツカンは堀川の少し下流に工場があり、かつ本社は愛知県半田市という地元企業です。また、愛知県電話信用事業共同組合などという看板も見かけました。これは関係ないかな。でも、商人の街だったという痕跡のひとつかもしれません。
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▲桜通りの桜橋から見た堀川です。川に背を向け建物が建っています。

画像お地蔵さんも船に乗る −光明院
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 かつて海運が盛んだったという形跡を他にも見つけました。ミツカンの向かいにある「光明院」には、全国でもあまり見られない千石船に乗ったお地蔵様がいるのです。当時、水難事故で亡くなった方を供養するためにこのお地蔵様は納められたそうです。現在境内は工事中で、入口はご自宅側しかなかったのですが、快く拝見させていただくことができました。ありがとうございます。
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▲光明院の千石船地蔵様です。今でも堀川を見守っています。画像▲先程の光明院から見た景色。後ろに見えるのは国際センターです。

 せっかくなので周りを見回すと、駅から徒歩圏内とは思えないほど静かな雰囲気が漂っていて、雑踏とはまるで別世界ですが、視界にJRセントラルタワーズが入ると、駅の近くであることを思い出します。そしてこの光明院のすぐ南には「神明社」があります。秋の祭礼では大きな3つの山車が、ビルの谷間を、高速道路の下を練り歩き、この神明社で出会うそうです。
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▲神明社さんです。秋の祭礼ではここに大きな3つの山車が揃います。

画像出勤前に市場で買出しも可能! −マルナカ食品センター
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 堀川については中区の時に詳しくご紹介するとして、柳橋中央市場に引き返します。市場というと卸売りのみというイメージがありますが、柳橋中央市場には一般の人でも買うことができるお店があります。それが「マルナカ食品センター」で、市場の中核、総合食品市場ビルとして1969(S44)年に誕生しています。毎週木曜日にはメ〜テレ(名古屋テレビ)の朝の情報番組「どですか」にて、お買い得品紹介の生中継があります。肉から野菜、魚、冷凍食品から包丁、包装資材、乾物と何でも揃う名古屋の台所として、特に年末は大賑わいを見せます。
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 さすがに通りがかったのがお昼過ぎということもあり、既に閑散としていました。ちなみにマルナカの営業時間は朝4時から10時ですので、お仕事出勤前に立ち寄るのもいいかもしれません。でも、新巻鮭とかを持って会社に行くのはちょっとまずいので、宅配便で自宅に送りたいところですが、直接宅配便で送れるのは12月27日から31日のみということです。近くのコンビニから送りましょう。
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 柳橋中央市場にはマルナカビル以外にも、柳橋中央市場水産ビル、柳橋食品ビルなどあわせて450以上の店が並んでいます。その柳橋食品ビルの屋上には赤い鳥居がいくつか見えたのですが、何か祭られているのかは確認できませんでした。商売繁盛でしょうか。また、駐車場も有料ですが完備されています。中央市場水産ビルには立体大駐車場があるのですが、そこになんと「ビックカメラ契約」の文字が。ビックカメラは2003(H15)年11月に名古屋駅の太閤通口にオープンした大型家電店です。こちらは反対の桜通口側ですし、徒歩ですと結構距離があります。しかし、ビックカメラにとって駐車場の確保は死活問題でした。名古屋は車で買い物に出かける人が多く、駐車場が無ければ成功しないとまで言われる商圏です。駅前出店のビックカメラは駐車場の確保に相当苦労したそうです。それは知っていたのですが、柳橋市場の駐車場にまで影響が及んでいるとは思いもしませんでした。
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 堀川は物流の中心ではなくなってしまいましたが、柳橋市場が名古屋の都心一等地でありながら残ることができたのは、地上げが少なかった名古屋だからこそでしょう。オフィス街に囲まれ、今日も威勢の良い声が響いています。新巻鮭を担いだ出勤途中のOLを、あなたも見かけることができるかも知れません。
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▲ビックカメラはここから約1.2キロ。徒歩15分ほどかかると思います。画像▲奥に見える赤い看板が、テレビでもお馴染みマルナカです。

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