02.中区 名古屋を歩こう

デザイン宣言都市はさらにエスカレート

記事公開日:2004年3月18日

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娘が小袖を掛けて入水した伝説の松-もちの木広場・タワー広場

 希望の泉から先は、メ~テレゾーンです。と言いますのも、希望の泉の北側は「セントラルパーク」という公園になっていて、地上も地下もメ~テレの関連会社が経営しています。かつては夕方の「ニュース広場」をここから生放送したこともありました。もちろん、普通の公園ではありません。デザイン都市はさらにエスカレートしていきます。

 セントラルパークの最初にあるのが「もちの木広場」です。ここでは先ほどの久屋広場よりも小規模なイベントが開かれます。栄駅のメイン出口ともなっているので、人通りが多く、足を止める人もたくさんいます。クリスマスシーズンになるとイルミネーションも登場し、レーザー光線、テレビ塔のライトアップと併せて、デートスポットとなります。

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▲クリスマスイルミネーション。2000(H12)年12月の撮影です。 画像 ▲もちのき広場です。バンドのライブイベントがよくあります。

 続いてはテレビ塔のある「タワー広場」。このセントラルパークの地下は地下街になっているのですが、この部分だけにはお店がありません。実は、テレビ塔の直下は塔の支柱が奥深く突き刺さっているために店が作れず広告版となっているのです。確かに、180mを支えるのですからそれくらい必要ですよね。

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▲テレビ塔直下の地下街。「テレビばっかり見てないで」というのはテレビ愛知事業部の広告。

 もうテレビ塔は目の前です。そこには「さかえ川」という人工の川が流れています。陽気のいい日には、ここでお弁当を開く親子連れなどをよく見かけます。あ、彫刻ではなく本物の親子ですよ、念のため。ここには「小袖掛けの松」があります。伝説では、兵乱のためにこの辺りの人々が四方に非難し、乱が止んで帰ってきた際に長者の娘が帰らなかったのだそうです。両親はあちこち探すのですが結局、娘の小袖が古松にひっかかっているのを見つけ、娘を偲び塚を作ったというもの。と、もうひとつ。太政大臣藤原師長に馴れ仕えた娘が、小袖を古松に掛け入水自殺をしたというものです。どちらにしても、悲しい伝説のある松です。しかし、今では周囲をゴミ箱に囲まれ、松自体が悲しい存在となってしまっています。

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▲さかえ川です。お昼休みにここでお弁当というのも良いです。 画像 ▲ひっそりとある「小袖掛けの松」ゴミ箱の後ろに説明書き...。

いろんな濃いお店がずらり-セントラルパーク

 ふと右に目をやると、「オアシス21」という綺麗な都市公園があります。これは2002(H14)年にオープンした公園です。東区なので後述しますが、こんな2キロもある公園の横にさらに公園を作るのですからね...。名古屋市には土地が開いたら公園にしなければならない、といった条例があるのかと思ってしまいます。セントラルパークを過ぎると、左手には「まんだらけ」「とらのあな」といったマニアックな同人誌などを売る書店が、右手にはシルバーアクセサリーショップなどお洒落な店が並ぶという、対照的な街並みとなっています。歩いている人の身なりも雰囲気も大違いです。ちなみにセントラルパークの地下はセントラルパーク地下街と久屋大通駅で、人通りも多いエリアです。

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▲オープン当時の「オアシス21」。上に登るためにものすごい行列。

 ここまでで、ようやくこの久屋大通公園の半分を歩いてきたことになります。しかし全長2キロですから、まだまだ続きます。うわべの言葉でなく本当に「まだまだ」です。

芭蕉の碑にこめた名古屋っ子の思い-彫刻の庭

 テレビ塔の北側は、セントラルパークの「彫刻の庭」です。なんか楽しそうな予感がしてきましたね。早速登場したのは「萌姿・吉田鎮雄氏作」で、その名のとおりの女性の彫刻です。しかし、その様子からは、この女性が萌えているのか、見る側が萌えるのかは微妙でした。その横を見ると「転生・加納まさこさん作」という、二人の女性が円形になって転がるかの様子の像です。先ほどの愛の広場よりはわかりやすいのですが、彫刻的にはエスカレートしている気がします。

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▲「萌姿」確かに左の車線では、萌えてる男性が本屋さんに...。 画像 ▲転生。このまま転がりだしたら...大変、アクロバティックです。

 さらには、彫刻と違い大きな石板状のものがありました。見ると「蕉風発祥の地」とあります。ここはかつて、松尾芭蕉が立ち寄った際、この地の青年俳人とともに「冬の日」の歌仙を興行したところなのです。この「冬の日」は、それまで言葉遊びとしてでしかなかった俳句を、初めて芸術の領域に向上させたと言われる句集だそうです。つまり、芸術的な俳句は名古屋での情景から生まれたということです。ここで私も一句。

「何事も、名古屋が最初と、言いたいの。」

 字あまり。しかもこれは川柳ですね、お粗末でした。

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▲「蕉風発祥の地」発祥の地ねぇ...。

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