04.北区 名古屋を歩こう

ドラゴンズ専用...

記事公開日:2004年5月5日 更新日:

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縦横無尽・物流の要-楠ジャンクション

 では、味鋺界隈を北に歩きます。しばらくすると上に高速道路の高架が架かる国道302号線にぶつかります。そして西に歩いていくと楠ジャンクションがあります。南北には名古屋高速が走り、東西には東名阪自動車道が走ります。北は名古屋高速小牧線で、終点の小牧では名神高速と接続され、滋賀・神戸方面に行くことができます。南は名古屋高速楠線で、名古屋市の都心環状線で中心部や、さらに南へ行くと大高で第二東名高速や知多半島道路と接続されます。東へ行くと春日井市を経て東名高速名古屋インターに接続され、東京方面に行くことができますし、西へ行くと三重県亀山ジャンクションから名阪国道に接続され奈良、大阪方面に行くことができます。

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▲国道41号を、北から南に眺めます。奥に楠ジャンクションがあります。

 この楠ジャンクションは名古屋の交通の中心と言うことができます。その利便性の良さからか、クリスタル観光やABC観光といったバス会社の基地がありますし、もう少し北に行くと名古屋空港もあることも加えて、この周辺には物流基地がたくさんあります。そのなかで日通航空の基地に面白いトラックを発見しました。側面には中日ドラゴンズのマスコットシャオロンが描かれています。実はこれ、中日ドラゴンズ専用車で選手の移動に合わせて運搬されるものなのです。選手が新幹線などで移動する風景はテレビなどでよく見ますけど、バットとか持っていませんものね。当たり前ですが...。選手と同じように移動するということは、この専用車の専属運転手になればいつも遠征試合を見ることができますね。

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▲日通航空にあったドラゴンズ仕様のエアカーゴです。

観音さんだけがずっとそのまま-喜惣治観音

 楠ジャンクションから国道41号を北に歩いていくと、丸新町という交差点があるのでそこを左に曲がります。すると新地蔵川にかかる喜惣治橋があります。その手前に喜惣治観音があります。道端にそっとたたずんでいます。見ると昔の写真が飾ってありました。いつ頃のものですとか、どういった時に撮影したといった説明は全くありませんが、この観音さまを囲んでいる様子が映されています。人が着ている衣服も、そして観音様の周辺の景色も今とは全く違います。このあたりは今も昔の風情が残っているような感じがしても、確実に変化しているということがよくわかりました。

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▲喜惣治観音には古い写真が残されていました。

手作りの橋を渡って-神明社

 喜惣治橋を渡ると西区です。なので渡らずに北へ歩くと大山川、新地蔵川、新川に囲まれた三角の中州状態の場所があります。ここに神明社があります。由緒書きなどはありませんでしたが、昔から水害が無いようにとこの辺りの人はお祈りしていたのだろうと想像できます。この中州には今も畑が残されていて、川の堤防からは木の板が渡してありそこを渡っていくといった昔ながらの風景が広がります。さらに中州の北側には工場や倉庫もあります。ちなみに車で入るには北側の師勝町側からしか入ることができませんので、お気をつけ下さい...って一般の人が用事のあるような建物はありませんね。

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▲喜惣治神明社です。中州にあります。
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▲中州の農耕地帯にかかる、手作りっぽい木の橋。

ちょっとワープな気分のトンネル-大我麻神社・北部市場

 神明社の横道を北へ歩くと、右に喜惣治大橋のある道に出ます。そこを東に歩きディスカウントスーパー・ビッグ1の手前を左に曲がりしばらく歩くと、北区の端に大我麻神社があります。こちらも由緒書きはありませんでした。神社の北側は西春日井郡豊山町。そこには名古屋中央卸売市場・北部市場があります。市外ですが少し寄り道してみましょう。国道41号に出て少し北に歩き、横綱ラーメンの手前を左に曲がると市場です。ここには市場で仕入れたものを出す飲食店がいくつかあるのですが、中でも「すし市場」はその安さ、ネタの大きさに驚かされます。一度訪れてはいかがでしょうか。

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▲大我麻神社です。すぐ裏手はもう豊山の市場です。
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▲市場の前の道です。この中央を地下に下ることができます。

 今回は徒歩でここまで来ましたが、もしお車でお越しの際には、帰り道ちょっとワープをしましょう。市場の前はやたら広い道路になっているのですが、良く見ると中央に地下へ降りる道があります。ここを直進するとなんと国道41号南向きの、一番中央の車線に合流することができるのです。市場を出たトラックのための道だと思うのですが、すし市場の帰りには利用価値大です。交差点を一個回避できますから。ただし、合流できるのは南向きに限りますので、北の豊山町内にあるイチロー資料館に立ち寄りたい方は地下に降りないで下さいね。


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