05.東区 名古屋を歩こう

名古屋の聖地

記事公開日:2004年5月28日

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二本の塔が空に伸びる聖堂-布池カトリック教会

 桜通の南側は東の葵町と西の東桜で構成されています。車道の大塚屋もこの葵町に含まれます。大塚屋から西へと歩いていくと大きな教会が見えます。布池カトリック教会です。

 大聖堂は1962(S37)年に竣工されたもので鉄筋コンクリート地下1階地上3階からなりゴシック様式となっています。名古屋教区司教座聖堂(聖ペトロ・パウロ・カテドウル)とも呼ばれ、カトリック名古屋教区(愛知・岐阜・石川・富山・福井)の中心となる教会となっています。毎週日曜には鐘が鳴らされ、厳かにミサが行われているそうです。青い空に2つの塔が伸び、その見事な聖堂の姿に異国の地に来たかのような錯覚を覚えました。

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▲布池カトリック教会です。青い空に白い塔が伸びます。

芸術文化活動は割引サービス-名古屋芸術創造センター・本正寺

 教会から西へ歩くと、国道153号線沿いに名古屋市芸術創造センターがあります。ここは1983(S58)年に開館したホールで、一般でも借りることができます。ただ、芸術創造センターという名のとおり、借りる目的が芸術文化活動と認められた場合はレンタル料に割引があります。ホールは640席を誇り、310平方メートルのリハーサル室もあります。この日は劇団の公園が、翌日は証券会社の経済セミナー、さらにその次の日は映画の試写会という予定になっていました。経済セミナーは芸術文化活動になるのかな...うむむ。この芸術創造センターの北側には本正寺というお寺があります。ここから西側にはものすごい数のお寺が密集しています。

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▲名古屋市芸術創造センターです。その凹凸も芸術?
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▲芸創センターの北にある本正寺。1階は駐車場、お寺は2階。

清須から一度にたくさんのお寺が移転-寺町

 国道153号線を西に越えると東桜2丁目です。ここは城下の南東部に配置された寺町でした。名古屋城築城の際に街ごと清洲が移された「清洲越し」の時に多くのお寺がこの地に遷されました。東桜2丁目を北東・北西・南東・南西の4つのブロックにわけて見ていきましょう。北東には大法寺、安斎院があります。その間には中部電力東桜開館があり、この日は学生向けの就職説明会が行われていたようでした。建物から出てきた学生のなかには、こんなところにお寺があるのか、といった感じでお寺を覗き込む女の子の姿もありました。その大法寺には思わず目が止まる綺麗な植え込みがありました。皐月でしょうか。あの女の子の就職活動にも花が咲けばよいのですが...、中部電力に入ることが幸せに繋がるかどうかと言えば、それはそれぞれの人の問題なのでわかりませんけどね。あ、この発言には深い意味はありませんので詮索しないでください...。

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▲大法寺には色鮮やかな植え込みが。
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▲中部電力のすぐ横にある安斎院。

へちまで悪いところを撫でて奉納-寿林寺・東光寺

 続いて北西部には寿林寺、東充寺があります。東充寺は別名「へちま薬師」と呼ばれています。特に疝気を病む人にご利益があると言われ、病気平癒を祈願する際は門前の花屋さんでヘチマを買い、折らないように病人の患部を撫でて寺務所に申し出ると祈願してくれるそうです。信仰は厚く、この日もたくさんのヘチマが納められていました。遠くから郵送でヘチマを送ってくる人もいるとか。

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▲寿林寺。すぐ横に東充寺があります。
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▲こちらが東充寺。へちま薬師です。
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▲たくさんのへちまが納められていました。

信長にディベートで勝つ-本要寺・照蓮寺・法華寺

 南東部には浄蓮寺、本要寺、真柳寺、照蓮寺、法華寺があります。栄にも近いという場所柄、お寺のすぐ横にキラキラ輝くラブホテルがあったりします。照蓮寺はもろにラブホテルの横で、敷地内にホテルの建物が食い込むような形になっています。こういったところが京都などと違って、観光地化されていない名古屋の寺町の特徴でもあります。そのなかで日蓮宗法華寺には信長を言葉で納得させた傑僧がいたという話が残っています。1579(天正7)年、信長の命によって安土宗論が行われました。安土宗論とは当時、京都などで勃発していた法華一揆に対し、信長がその勢力の鎮圧を目的に法華宗と日蓮宗に宗論を行わせたものです。信長は事あるごとに他宗と衝突していた日蓮宗を抑えようと、日蓮宗を宗門破却にしようとしたのですが、この法華寺5世日陽が理を尽くして信長を説得。日蓮宗の安泰を果たしたのでした。信長を理論で説得するとは、相当な話術の持ち主...あやかりたい。

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▲こちらは本要寺です。本当に少し歩くとすぐお寺があります。
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▲照蓮寺のすぐ横にはラブホテルが...。
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▲法華寺です。ディベートに強くなりたい方はここへ。

あつあつの唐揚げがたまりません-含笑寺・西蓮寺・きくたや・多門亭

 最後、南西部ですがここには含笑寺、西蓮寺といったお寺の他にもいろいろなものがあります。空港線のすぐ向こうには東海テレビ、南側にはCBCといった放送局があることから広告代理店、番組制作プロダクションなどがあったり、一見民家の入口のような佇まいで、知っていないとお店であることに気づかないボリュームのある焼魚定食が人気のきくたや、建物全体がツルに覆われたひつまぶし専門店多門亭など特徴ある飲食店もあります。きくたやの唐揚げ定食は、驚くほどの量の唐揚げが出てきます。しかもアツアツで口を火傷しそうになりました。焼きさんまと唐揚げの「さんから定食」が人気です。

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▲西蓮寺は見た目普通の家のようでした。
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▲こちらは「きくたや」一見普通の家かと...でも奥は広い。
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▲建物全体を植物に覆われている多門亭。いい香りが漂います。

ファンにとって聖地-両口屋是清・名演小劇場・ジャニーズ

 錦通沿いにはどらやき・羊羹などでおなじみの両口屋是清や、もともとは演劇ホールだったのですが、現在は大手の映画館ではなかなか上映されない映画を公開している名演小劇場があります。全体的に古いビルが多いのですが、その中で女の子が頻繁に出入りするピカピカなビルがあります。それはプロト東桜ビルです。なぜ女の子がやってくるのかと言いますと、その2階にはジャニーズ事務所のオフィシャルショップであるジャニーズ名古屋があるからです。そこで女の子たちは袋一杯にSMAPやNEWSのオフィシャルグッズを買っていくわけです。

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▲両口屋是清東桜店。紅の花がお薦め。
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▲錦通。左側手前にあるのがジャニーズ名古屋のあるプロトビル。
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▲錦通の南側にある、知る人ぞ知る名演会館。

 古くからお寺や教会があり、ある意味名古屋の聖地とも言える寺町。いろんな宗教だけでなく、今はジャニーズのファンにとっても聖地となっています。


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