06.千種区 名古屋を歩こう

茶屋が坂で公園デビュー

記事公開日:2004年7月6日

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市営住宅が変身中-自由ヶ丘

 千種台とは特定の地名ではなく、自由ヶ丘付近一帯の市営住宅を中心とした住宅街を指します。当初は戦災による住宅難に対応する市営住宅でしたが、近年はちょうど立替の時期を迎えており、あわせて地下鉄の開通もあり「千種台ふれあいタウン整備事業」として大規模な立替が行われています。それにあわせて千種台中学校も2001(H13)年に新築移転しています。当初は地下鉄の駅名も「千種台」とする予定でしたが、駅のある場所の地名である「自由ヶ丘」の方が代表的な地名であるということで変更されています。やはり自由ヶ丘と千種台では受ける印象も大幅に変わってきますね。

 では、平和公園の北端から周辺の住宅街を歩いてみます。平和公園の北側は光が丘、西側には富士見台、希望ヶ丘、東側には千代が丘と、いかにも住宅街という地名がついています。平和公園北の交差点を左に曲がり西に歩いていくと、東区の白壁でも見かけた高級スーパー・フランテがあります。そして少し歩いていくと、左手の南側に自由ヶ丘が広がります。自由ヶ丘という名を聞くと、東京・目黒のような高級住宅街を思い浮かべてしまいますが、名古屋の自由ヶ丘はいくつかの市営住宅によって成り立っているので趣が違います。

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▲名古屋セレブ御用達のフランテ。ヤマナカが経営。
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▲市営住宅も新しくてキレイです。
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▲ふと、こういった八百屋さんがあったりします。

 むしろ自由ヶ丘よりも、平和公園にあった猫ヶ洞池の南側にある鹿子町近辺は企業の社宅が集合しているために、一部上場企業の奥様方がお住まいで、スーパーにいるお客さんの雰囲気も若干違います。また、転勤者が多い街なので転勤者の奥様同士で意気投合しやすいという環境もあり、社宅が無くとも転勤者は地下鉄東山公園駅から本山駅近辺に住むことが多いようです。

地下鉄開通マンションラッシュ-自由ヶ丘

 近年ではその「自由ヶ丘」という名前のブランド力か、敷地の広い閑静なマンションが多く建設され、市営住宅も1991(H3)年から2005(H17)年の計画で大規模に立て替えが行われており綺麗な外観の建物が多くなっています。それでも、市営住宅でもマンションでもないところには昔からの八百屋さんが残っていたりします。なかでも自由ヶ丘の交差点の北側にある商店の集まりには懐かしい雰囲気が残っていました。昔ながらの肉屋さんや薬屋さん、タバコ屋さんの住居兼商店がずらっと並んでいます。ドリフターズの商店街コントに登場しそうな2階建ての建物です。この「希望ヶ丘センター」は1957(S32)年にオープンし、この千種台一帯の主婦の友となってきましたが、ここも千種台立替事業で取り壊されることになり2004(H16)年の3月を持って閉店しました。ここにも大きな市営住宅ができることでしょう。

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▲敷地内に緑が豊富、閑静なマンション。
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▲希望ヶ丘センターには個人商店がずらり。
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▲残念ながら閉店済でした。大きな住宅になるのかな...。

 なぜ自由ヶ丘をこれほどまでに再開発するのか、それは名前のブランド力だけではありません。地下鉄が2003(H15)年12月に開業し利便性が一気に高まったのです。この平和公園のすぐ隣という緑豊かな環境に加え、「自由ヶ丘」というオシャレな名前の街からわずか18分で栄に出られるのです。しかもこの栄、大曽根というターミナル駅に地下鉄一本で出られるのですから人気にならないわけがありません。しかも先ほどのフランテに加え、自由ヶ丘駅前にはマックスバリュもあり買物も至極便利です。さらには市営住宅なので家賃面も安心です。もちろん部屋を勝ち取るためにはものすごい競争率でしょうけれども。

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▲自由ヶ丘駅前にはマンションの一階にマックスバリュ。これは便利。
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▲駅付近はマンションの建設ラッシュ。
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▲駅は新しく、壁面は木目調でこちらもオシャレ。

玄関を出たら森-茶屋が坂公園

 さらに自由ヶ丘から北に向かって次の駅、茶屋が坂も人気のエリアです。このあたりも企業の社宅が多いことから、名古屋にしては珍しく地元住民の心の門戸が比較的開かれています。さらには区の花であるアジサイタウン事業が展開されており、茶屋ヶ坂公園を中心に街のあちこちにアジサイが植えられていて緑のなかに住んでいる感覚になります。この茶屋ヶ坂公園も約10ヘクタールの広さを誇り、釣り池からアスレチック、さらには散策の小径という本格的なウォーキングコースもあり、そのあたりにある公園レベルのものではありません。この日も児童広場では小さな子を連れた近所の奥様方が集まっていました。転勤者でもこの環境なら、名古屋での公園デビューもそれほど気構えなくても良さそうです。

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▲茶屋ヶ坂公園の児童広場には子供連れのお母さんがいっぱい。
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▲本格的なハイキングコースも。栄から地下鉄で20分とは思えません。
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▲公園には区の花にもなっているアジサイがたくさんあります。

 ところで、その茶屋ヶ坂公園の西側には「甘味喫茶おかげ」というお店があります。その看板が、名古屋では有名な「コメダ珈琲店」に似ているなと思っていたのですがその通りで、このお店はコメダ本部の直営店なのです。もちろんシロノワールも扱っています。

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▲思わずキノコを取りたくなってしまうほどの自然豊かな公園。
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▲公園のすぐ近くには住宅街が広がります。
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▲「甘味喫茶おかげ」どう見ても色使いがコメダ珈琲です。

 ここ茶屋が坂は昔、坂に一軒の茶屋があり、行き来する人々がここで休憩したことから茶屋が坂という地名になったところです。そこに和風茶屋を構えているとは、コメダもなかなか粋なことをやるものです。


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