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名古屋の少年はこうして名古屋弁を失う
(2004-11-20)

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名古屋っ子が名古屋弁だと思っていない名古屋弁

「たわけ」「やっとかめ」「だがや」

 最近は名古屋弁の言葉も一部は全国区になりつつあります。これは既出のとおり「Dr.スランプ」という鳥山明先生の漫画が大きく影響しているのはもちろんです。しかし、全国区といってももちろん全国的に使われているようになったわけではなく、名古屋弁として有名になったに過ぎません。名古屋っ子は上京したりすると名古屋弁が抜けるというお話をしましたが、今回はその理由をさらに深く考察してみます。

 名古屋弁のイントネーションは、基本的に言葉の最後にアクセントをつけます。「名古屋」についても、標準語では「名」にアクセントをつけるのに対し、名古屋では「屋」につけます。「イチゴ(苺)」の場合も、標準語では「チゴ」もしくは「イ」を強く言うのに対し、名古屋では「ゴ」だけを強く発音します。地名も「千種(ちくさ)」「栄」「名駅(めーえき)」「岡崎」「長久手」「栄」「伏見」全て最後の一音にアクセントをつけます。最後が「ん」で終わる「江南(こうなん)」でさえです。

 そういったアクセントが名古屋流のままだったとしても、上京した名古屋っ子は特に不便ではありませんし、それほど馬鹿にされることはありません。しかし、名古屋でしか通用しない言葉、他の地方では全く意味が異なる言葉を名古屋以外で使うと大きな失敗に繋がることがあります。さらにその言葉について、名古屋っ子が名古屋弁と意識せずに標準語だと思っていたら尚更です。いくつか具体的な事例を見ていきましょう。

<名古屋から東京に転校した小学生の場合>

 小学校時代の転校は、うまく馴染めないと仲間はずれにされてしまったりイジメに繋がることがあります。特に言葉の違いについては敏感ですので注意したいものです。

1.ほうか

転校先の子ども 「今日放課後遊ばない?」
転校名古屋っ子 「放課後?放課の後は授業だろ?サボるの?」

 名古屋では授業と授業の間にある休み時間のことを「放課」といいます。標準語の「放課後」に相当する言葉は名古屋では「授業後」「業後」になります。ですので「放課後の教室で...」というセリフを聞いてもイマイチ私はドキドキできません。

2.けった

転校名古屋っ子 「じゃあケッタで遊びに行くよ。」
転校先の子ども 「???」

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コメント(10)
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