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名古屋弁は門外不出?
(2004-11-13)

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勝手に劣等感

 前回、名古屋っ子は名古屋を出ると名古屋弁を使わないと書きましたが、よく考えればそれはどの地方にも言えることで、上京しても故郷の方言をそのまま使うのは関西方面の出身者だけです。これはやはり、全国区のテレビ番組でも関西出身の芸能人が関西弁を使用していることで、関西弁に対する免疫が全国の人々にあるということと、関西の出身者が関西弁は全国で使っても恥ずかしくないという意識を持っていることによるものだと思われます。

 特に名古屋っ子は、東京の人間は名古屋のことを常に見下している、大いなる田舎だと思っている、馬鹿にしていると思い込んでいるので、名古屋弁を東京で使うなどということはもってのほか、名古屋出身であることもできれば隠したいという思いがあるようです。本当のところ、東京は名古屋を馬鹿にしているわけではなく相手にさえしていないのですが。

 全ての人がそうだとは言いませんが、やはり標準語や他の地方の言葉の環境下にあればそれに傾倒していくのは当然です。私の学生時代の友人を見ても、東京に就職した人が、社会人になってから知り合いになった東京の友人と話している時は標準語に近くなっていますし、大阪に就職した人は巧みに関西弁を使いこなせます。

 しかし、自分がかつて使っていた言葉を忘れるわけではありません。名古屋を離れ東京や大阪へと就職した人でも、名古屋に帰ってきて私たちと話すときには、名古屋弁が次から次へと自然に出てきます。やはり方言というのは、相手も同じ方言を使う人でないと自然にはでてこないようです。となると、名古屋弁を使えない人は永遠に名古屋弁に接することはできないのでしょうか。

名古屋弁に触れるには

 少し前にあった日本語を見直すブームの際、名古屋弁に関する本がいくつか出版されました。また、インターネット上では名古屋弁辞典と称するサイトも見受けられます。しかし、最大の問題は文字どまりということです。「やっとかめだなも〜」「さかしまだでどもならん」「えりゃあ」「ちんちこちんだでかんわ」などという文字を見たところで、名古屋っ子で無い人がその発音とイントネーションを推察するのは絶対に無理です。

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