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意地の張り合い?名鉄VS市
(2004-05-08)

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名古屋御三家

 名古屋御三家という言葉をご存知でしょうか。これは「東海銀行、名古屋鉄道、中日新聞」のことで、昔から名古屋っ子のエリートと言えば、名古屋大学を卒業してこれらの企業に就職した人のことを指しました。東海銀行についてはご紹介しましたので今回は名古屋鉄道(名鉄)について見てきたいと思います。

 名古屋っ子が東京や大阪に行って驚くのは、その路線の多さです。しかも様々な会社の電車が走っています。東京なら京成、東武、西武、東急、京王、小田急、京急...。大阪なら近鉄、阪急、南海、阪神、京阪...。さらに各社に複数の路線があったり地下鉄と乗り入れしていたり、もうパニックです。なぜなら、名古屋は私鉄と言えば名鉄と決まっているからです。もちろん他にも私鉄はあります。近鉄は名古屋駅まで乗り入れていますし、第三セクターの愛知環状鉄道や城北線、豊橋鉄道といった路線もあります。しかし、名古屋駅から乗る私鉄と言えば大阪方面へ向かう近鉄名古屋線以外は全て名鉄です。

 名鉄の歴史を紐解いてみましょう。1894(M27)年に設立された愛知馬車鉄道が名鉄の始まりです。2年後には名古屋電気鉄道と社名を変更し、1898(M31)年には国内2番目の電気鉄道を開業しました。その後愛知・岐阜県下には他にも鉄道会社が設立されます。尾西鉄道、美濃電気軌道、愛知電気鉄道、瀬戸電気鉄道、三河鉄道、知多鉄道...。しかし昭和に入り戦時色が強くなると交通統制が進み、合併を繰り返して1941(S16)年には名古屋を走る私鉄はほとんど名鉄なりました。当時は渥美半島まで名鉄が走っていました。このように名古屋の私鉄=名鉄という図式が出来上がったのです。

 名鉄は戦後、鉄道利用を促進するために沿線開発事業にも乗りだし、日本モンキーパーク(旧・ラインパーク)、明治村、リトルワールド、内海フォレストパーク、南知多ビーチランド、杉本美術館、うさぎ島といった施設のほか、名鉄グランドホテル、名鉄犬山ホテル、名鉄小牧ホテルなど次々と投資をします。こうして名鉄グループは一大レジャー企業となっていったのでした。関東などから名古屋への観光客を増やす目的で、名鉄グループ提供の「ふるさと紀行」をフジテレビで流したり、明治村などの広告看板を東北地方の駅にまで出すなど、名古屋への観光客獲得作戦を長年行ってきました。

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