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市内と市外と県外と...
(2003-12-20)

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複雑な名古屋の排他性

 名古屋の人々は閉鎖的で他の地方の人をなかなか受け入れない。と言われることがよくあります。しかしそれは「名古屋対その他」という単純な構図ではなく、幾重にも地域による微妙な温度差が重なったものとなっています。今回は、周辺都市に対する名古屋の確執、愛知県の確執を見ていきます。

 名古屋市民にとって、当然この地方の中心は名古屋市であり、名古屋市外の周辺都市については寄生虫かのように考えている節があります。それを如実に表しているのが名古屋市にあるマスコミです。

 最近ではさすがに周辺都市に配慮してかこの傾向はあまり見られなくなってきたのですが、かつて名古屋のテレビ局のローカルニュースでは、「市」といえば無条件に名古屋市を、「市長」と言えば名古屋市長を指していました。例えばある日、名古屋市内の各地で防災訓練が一斉に行われたとします。それが名古屋市単独のもので他の街では開かれなかったとします。するとその日のニュースでは、「今日、市内では一斉に防災訓練が行われました。」と言っていたのです。また他のニュースで、「今日、西尾市長は...」と言えば愛知県西尾市の市長のことではなく、西尾名古屋市長(当時)のことを指していたのです。「市」と言えば名古屋市を指すことが当然のように行われていたのです。では、西尾市の市長を指すときはどう言うかと言いますと、「西尾市の本田市長」と言うわけです。

 現在ではこのようなことは少なくなり、テレビでは「名古屋市内」「松原名古屋市長」と言うことが多くなりましたが未だに変わっていないのが新聞です。新聞には各地域ごとに異なる内容となっている地域版があります。名古屋市に本社を置く中日新聞には、版の名前自体にこの名古屋市偏重が現れています。

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