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名古屋めしと...(7)−狙いとは裏腹に全国区に
(2006-08-02)

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焼きたてのうなぎをなぜお茶漬けに...

「どうして香ばしい焼きたてのウナギにお茶なんか掛けるんだよ。」

 と、かつては笑いものにされた名古屋名物「ひつまぶし」のお話である。ひつまぶしとは、焼いたウナギをご飯に乗せてお茶漬けなどにして食べるメニューである。一昔前までは、全国ネットのテレビ番組などでひつまぶしが扱われると、どうしてわざわざお茶漬けなんかにするのかと笑いものにされることもあったのだが、最近ではその扱いが大きく変わった。食通と言われる芸能人たちが絶賛したり、東京などでも普通にひつまぶしを出すお店がたくさん登場したことで、その美味しさが名古屋以外でも認知されたのであろう。この現象について、ようやく東京の人間も名古屋の味覚レベルに近づいてきた、と言っておけば名古屋っ子は満足であろう。

 さて、名古屋でも「ひつまぶし」という看板を多く見かけるようになったのだが、このひつまぶしはあるお店の登録商標である。そのあるお店とは、創業1873(明治6)年のあつた蓬莱軒である。名古屋弁を巧みに使いこなす女将の店としても有名である。蓬莱軒の話によると、ひつまぶしは最初からあったわけではないそうだ。明治時代の末期、お櫃に入ったウナギが乗ったご飯を女中さんが小分けしたことが始まりで、その小分けしたものをそれぞれ別の味付けで楽しむようになったのがひつまぶしとのことである。

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