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三越は名古屋が本店!?消えたカンガルー
(2005-05-21)

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名古屋の三越はなぜ「本店」なのか

「昔は栄のカンガルーの前でよく待ち合わせをしたものだよ。」

 ある年齢以上の人に、名古屋一の繁華街「栄」についてのお話を伺うと、決まって出てくるのが「待ち合わせのカンガルー像」です。それは広小路通と大津通が交差する栄交差点の南東角、三越の前にあったとのこと。今その場所にはライオンの像が座っています。ライオンといえば三越のシンボル。東京・三越日本橋本店には1914(T3)年の開店時からライオン像が設置されています。しかしなぜそのライオン像の場所に昔はカンガルー像があったのでしょうか。

 そしてもうひとつ気になるのはこの三越の名古屋における存在です。名古屋の大手4デパートはかつてそれぞれの頭文字を取って「4M」と呼ばれていました。松坂屋、丸榮、名鉄、そして三越です。名古屋駅に本店がある名鉄百貨店以外の3Mは、この栄に本店があります。

生活と文化を結ぶマツザカヤ

 名古屋で圧倒的な地位を誇り、カトレアをシンボルフラワーに採用している松坂屋は、東京上野、銀座、横浜、大阪高槻など国内各地やパリにも店舗を構えています。松坂屋は 1611(慶長16)年に名古屋に誕生した「いとう呉服店」を起源としています。元は「いとう屋」という看板を掲げていましたが、1768(明和5)年に上野松坂屋を買収した際、既に知名度のあった「松坂屋」を屋号に加え「いとう松坂屋」としました。栄に百貨店をオープンした1910(M43)年3月当時はまだ「いとう呉服店」のままでしたが、1925(T14)年、現在の場所に移転すると同時に商号を「松坂屋」に変更しています。ですので上野松坂屋が本店だと勘違いされることもありますが、松坂屋は今も名古屋に本社を置く、歴とした名古屋の百貨店です。本社は松坂屋名古屋本店内にあります。2003 (H15)年9月には新館をオープンし、東武百貨店池袋店を抜き日本一の売場面積となり、栄で圧倒的な存在感を示しています。

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