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名古屋へ北から南から
(2005-11-05)

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元祖・ファミレスの進出

 名古屋のファミリーレストラン事情4回目。今回は関東・関西以外から名古屋に進出してきたチェーン店の変遷と現状を見てみましょう。まずは九州から。九州を発祥の地とするファミレスの二大巨頭「ロイヤルホスト」「ジョイフル」。名古屋への進出状況は明暗を分けています。

ロイヤルホスト

 ファミレス御三家のひとつであるロイヤルホスト。本社福岡を中心にかなり早くから全国展開をしており、店舗は北海道から鹿児島まで全国をカバーしています。しかし店舗数は332店舗と、702店舗のすかいらーくグループ、同じく約700店のサイゼリヤ、ドミナント戦略で16府県にしか店舗を展開していないにもかかわらず578店舗を持つデニーズに比べると見劣り感があることは否定できません。東海3県の状況は、愛知に11店舗、岐阜に1店舗、三重県には店舗がありません。ここ10年ほどを見ると、名古屋一の繁華街である栄の真ん中に出店したり、郊外の巨大団地に出店したりしている反面、コンビニとなってしまった跡地も存在します。今では普通のファミレスのような感じになってしまいましたが、かつてロイヤルホストには、他とは違う何かがありました。

 店舗数が格段に少ないにもかかわらず、ファミレス御三家にロイヤルホストが入っているのには理由があります。それはファミレス第一号ではないものの、ファミリーレストランという業態の根底にあるシステムを最初に導入したチェーンだからです。

 ロイヤルホストの1号店が出店されたのは1971(S46)年のことで、すかいらーくの翌年なのですが、ロイヤルが会社として設立されたのは1950 (S25)年、その翌年からレストラン事業はスタートしました。現在のファミレスは、ほとんどのチェーンがセントラルキッチン制を導入しています。セントラルキッチンとは、複数の店舗で提供する料理をあらかじめ工場のような拠点で大量に作り、それをレトルトや冷凍といった形で各店舗に配送し、お店ではそれを温めるだけというシステムです。これを日本で初めて導入したのがロイヤルなのです。1962(S37)年のことでした。

 そして1964(S39)年、同じ看板でありながら経営者が違う、つまり「ロイヤルホスト」という看板と料理を別の会社に提供する、「フランチャイズ」という制度を日本で初めて導入したのもロイヤルなのです。このように、今では当たり前のようにファミレスチェーンの多くが導入しているシステムを、最初に導入した草分け的存在であることからロイヤルは別格扱いされているのです。

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