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同じメニューでも経緯も会社も違います
(2005-10-15)

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セブンは遅かったけどデニーズは早かった

 全国的に画一化されていると思われがちなファミリーレストランチェーン。しかしそこには意外と地域性があるものです。前回からお届けしている名古屋を取り巻くファミレス業界の変遷。前回はファミレス御三家のうち最も早く1号店を出店したすかいらーくの名古屋における動向を見ました。結論としては、高級から廉価まで数多くの業態を持つすかいらーくも、名古屋では中間に絞った出店を行っているという実態でした。今回も続いて東京から名古屋にやってきたファミレスを見ていきましょう。

デニーズジャパン

 イトーヨーカドーグループ、ではもうないですね。セブンアンドアイホールディングスの一員であるデニーズは、前回も書きましたが福島県から兵庫県にかけてのわずか16府県しかも太平洋側にしか出店していません。しかしそれにもかかわらずなぜファミレス御三家と呼ばれているかといえば、578店舗という店舗数の多さと、本家アメリカでの知名度です。本家の創業はなんと1953(S28)年で、アメリカでは1600店舗を展開しています。日本では1974 (S49)年に1号店を出店しています。

 そのためデニーズにはどこか外国らしさ、アメリカらしさを感じ、他のファミレスチェーンとは一線を画しています。すかいらーくグループが廉価版のガストを出店し始めた頃、一時的に低価格路線に流されたことがあったものの、その後は元の路線に戻り、ドリンクバーや店員呼び出しボタンを一部の店舗を除いて設置せずに昔ながらの「いかにもファミレス」という形態を保持しています。そういったところにファミレスといえばデニーズという固定されたイメージが残されているのでしょう。

 名古屋地区への進出も早く、1979(S54)年に名古屋営業所を開設し店舗展開を始めました。24時間営業のレストランは夜の早い名古屋っ子にとって衝撃でした。最近では都心部への店舗展開も行われていますが、かつてはどちらかというと郊外の街道沿いに駐車場を構えた店ばかりで、車社会の名古屋にはピッタリと合うスタイルだったことも、名古屋で受け入れられた理由のひとつかもしれません。

 一時期、低価格路線に流された頃は、名古屋に合わせたメニューを出すなど、名古屋っ子の機嫌を伺っていましたが、現在は東京と変わらぬメニュー構成となっています。撤退した店も少なく、現在も名古屋地区に出店をし続けています。現状は愛知県内に60店舗、岐阜県は南部のみで10店舗、三重県も北中部のみの9店舗です。

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