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面倒だから心の耳で聞け−ブライダル滝
(2004-05-15)

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イラストフォト

トランス・カナダ・ハイウエイ1号線 BRIDAL FALLS TRAVEL CENTRE

 すると、韓国人の老夫婦がバスに乗り込んできました。私達とは反対側の一番前の席に座ります。こちらは右側通行なので、私達の座る運転手側が左、その老夫婦が座ったのが右です。その老夫婦のうち、男性はボロボロと破片をこぼしながらパンを食べています。

「あの人達、なんか集合時間とかに遅れたりして厄介そう...。」

 と相方が誹謗中傷していると、ガイドさんが戻ってくるや否やその老夫婦は降りていきました。一体何だったのでしょう、バスを間違えたのかな。その空いた席のところに、私達のすぐ後ろに座っていた韓国人女性2人組が座ろうとしたのですが、ガイドさんはダメダメ、と言います。どうやらこの席は何かあるようです。

 そしてガイドさんは運転席に座ると、マイクで皆を盛り上げようとするのですが、結構皆冷めていて反応が鈍い。私はこういう時テンションが上がるタイプなので、盛り上げる手伝いをしたいのはやまやまだったのですが、相変わらず私には、ガイドさんが何を言っているのかわからないので、反応のしようがありません。

「今、何て言ってたの?」

「え?今日はとにかく、走って、走って、目的地まで進むよ。だって。」 「今度は、何て言ってたの?」

「最初の休憩地で朝ごはんを買いましょう。だって。」

「今のは何て?」

「途中で2人参加者が増えるんだって。」

「今は...?」

「もう、いちいち聞かないでよ。理解しようと努力しなさい。」

 ガイドさんが何か話すたび、相方に訳を聞いていたらとうとう怒られてしまいました。この時から相方は、ガイドさんの言うことを訳してくれなくなってしまいました。

「これも英語のリスニングの練習だと思って頑張れ。心の耳で聞けばわかるよ。」

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