イベントレポート

開幕!お伊勢さん菓子博2017レポ お菓子もすごいけどさすが美し国 三重グルメが本気すぎる

記事公開日:2017年4月22日

★白い赤福を食べるかどうかでスケジュールは大幅に変わります
★あれもこれも買いたくなっちゃうからキャリーバッグいるって
★お菓子だけじゃない三重グルメの総力戦 買い食いのクオリティじゃない

 「菓子博が開催されます!」と言われても、東海地方の方はピンと来ない…のも無理はありません。おおよそ4年に1度開催される「全国菓子大博覧会」。第27回となる今回は三重県伊勢市での開催なのですが、東海地方では1977(S52)年の静岡開催以来40年ぶり、東海3県での開催となると1961(S36)年の名古屋市開催以来56年ぶりのこと。

 どんなものかわからないなら、初日に行くしかないでしょう!ということで、開幕した4月21日に「お伊勢さん菓子博2017」行ってきました。話題の赤福のアレはもうすごい行列で断念したのですが、想像以上に見どころ、楽しみどころ、そしてさすが三重はグルメがすごい。見どころポイントを押さえてみました。

 5月14日(日)までの開催です。

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三重県営サンアリーナといえば…

「まつり博・三重’94」でしたよね

 やってきました三重県営サンアリーナ。まず駐車場ですが、最寄りの「C駐車場」は開場前からほぼ満車。入れることはできませんでした。アテにしないほうがいいと思います。基本的には「伊勢あさま苑横駐車場」へと誘導されるのですが、「メガソーラー駐車場」が狙い目です。徒歩圏内です。

 駐車場ですが、会場から離れている場所からはシャトルバス対応となります。駐車料金はバス対応徒歩圏内ともに共通で、平日は1,000円、土日祝は2,000円となっていますし、平日の初日から結構な混雑具合だったので、公共交通機関で行くか、平日がオススメです。

 三重県営サンアリーナ。ここではかつて23年前「まつり博・三重’94」が開催されましたよね。まさに、まつり博再び!という感じがしないでもないですが、ミポラはいません。

 入場してまず手に入れたいのは、パンフレットや開場案内図はもちろんですが、それとは別に「伊勢新聞菓子博ガイド」です。もちろん無料。会場案内図からそれぞれの施設案内、スケジュールが網羅されています。まず目を通して、これは絶対に見たい!ポイントを押さえるといいですよ。

三重おいない館

アズキキング・ホシオくん・赤太郎!

 これまで菓子博が三重県で開催されていないことが意外なくらいに、三重県は昔からのお菓子製造も盛んですし、今も人気のお菓子メーカーがたくさんありますよね。そのなかで、全国的に知られた大手3社のブースにはそれぞれの人気キャラが。会えるのは「三重おいない館」です。

 三重の菓子大手3社といえば「井村屋」「おやつカンパニー」「赤福」

 まずは井村屋。井村屋といえばあずきです。あずきが無いと生きていけない名古屋っ子の精神的拠り所でもあります。井村屋のキャラは「アズキキング」王国にお客様をお出迎えです。

 そしておやつカンパニー。ベビースターラーメンですよ。「ああ、このために新キャラにしたのね」と思えるほどに、3代目キャラクターの「ホシオくん」推しです。うちの2歳7ヶ月の娘はホシオくんにメロメロなのでニッコニコでした。

 そこを前面に出してくるのですか…と意外だったのは赤福の「赤太郎」です。赤福ブースでは初の試み。これまで赤太郎が出演した約40本のテレビコマーシャルが流されているのです。かつて赤福は在名・在阪そして三重テレビでCMがたくさん流れていましたからね。

「ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか。伊勢の名物、赤福餅はええじゃないか♪」ですよ。

 あの時以来、赤太郎を見かけることは店頭以外ではほとんどありませんでしたから、「いたね~」と思い出される方も多いでしょう。数量限定で赤太郎うちわが配布されているのですが、結構早い時間になくなっていました。

 これは、赤福のテレビCM復活への布石?さらには、かつてはグッズ展開もしていた赤太郎も復活の布石?

いせわんこ

会えて良かった公式マスコット

 今回の、お伊勢さん菓子博2017のマスコットキャラクターは「いせわんこ」です。いつも両手におだんごを持っている犬で、旅装束姿が愛らしいですね。

 実は、娘がどうしてもいせわんこに会いたくて、会場に到着するや否や「いせわんこいるかな~」と楽しみにしていて、ぬいぐるみも欲しかったので、朝イチのグリーティングで見かけてホッとしました。

 特にいせわんこの登場スケジュールなどは公開されていないので、やっぱり朝イチいせわんこがいいかもしれません。

※11:00、13:00、15:00に「お菓子にぎわい夢横丁」で、運が良かったら会えるかも…とのことです。(三重テレビ情報)

 中央ゲートを入ってすぐのイオンの売店でいせわんこグッズが販売されていまして、ぬいぐるみが売られていたのですが、ぬいぐるみは現品限りだそうで、初日だけで売れてしまうかも…とのことでしたが、初日の帰り際にもまだ若干あるようでしたので、いせわんこぬいぐるみが欲しいという方は、もう見かけたら即買いした方がいいです。

おかげ茶屋・お茶席・aiai cafe

赤福の人気がすごすぎで長蛇の列

 入場していきなりの大行列。何かと思ったら、「菓子博限定紅白の赤福『祝盆』」の列と、黒砂糖を使用したという「復刻・赤福」の行列。

 確かに、白あんの赤福は魅力的ですし、食べてみたい!と思うのはわかるのですが、もう開場すぐから道路を挟んで延々と続く大行列ですよ。それでも食べたい!という方は並んでもいいかと思いますが、その後のフードコートの状況を見ると、これに並ぶとかなりタイトなスケジュールになると思います。

※「菓子博限定紅白の赤福『祝盆』」「復刻・赤福」の販売は抽選方式に変更になりました。

 「おかげ茶屋」と「お茶席」では、赤福や両口屋是清など老舗和菓子メーカー6社の商品を買えたり、食べられるほか、6社共同開発のパフェも。

 また、井村屋の「aiai cafe」ではスイーツを楽しめます。井村屋がカフェ?と思われるかもしれませんが、日本でアンナミラーズを展開していたのは井村屋ですからね。アンナミラーズは東海地区で展開されたことがなく、今や1店舗となってしまっているので、存在感としては……なのですが。

 今回のaiai cafeにはアンナミラーズメニューも並ぶとのことで、お膝もとの東海地方の人が知らないスタイリッシュな井村屋を垣間見ることができます。

フードコート

三重グルメが本気出すと半端ない

 三重と言えば海の幸に山の幸にお肉と、まさに「美し国」なわけですが、その実力がとんでもなく発揮されているのがフードコートですね。私たちは、多くの人が赤福に行列を作っていた、席が空いているうちにまず食事にして大正解でした。お昼時以降は常時満席状態でしたよ。メインアリーナの観客席が休憩所になっているので休む場所はあることはあるのですが、会場の屋外のベンチが圧倒的に足りないので、食事の「環境」はちょっと厳しいです。

 三重県内の10社11店が出店。

 まずはお肉といっても豚から。伊賀の里モクモク手づくりファームの「豚かば丼」です。さすがジューシーな豚肉の食べごたえ抜群。豚肉で覆われてご飯が見えません。タレの味わいとネギのさっぱり感で、あっという間に完食しちゃいますが、満足感はしっかりです。

 続いてやっぱり松阪牛!あじへいラーメンを展開するダイムの「松阪牛すき焼き丼」は、もうね、調理風景がやばい。どう見てもガチの松阪牛ですよ。店先にはA5等級の松阪牛証明書が掲げられています。どおりで。自分で生卵を落として……。

 もうね。お肉溶けますよ。すき焼きを食べてる感じです。フードコートの丼のクオリティじゃありません。タレと卵の相性も絶妙。食べた後にため息が出るくらいです。

 続いて海の幸は、三紀産業の「さんま寿司」です。酢の加減が絶妙ですよね。しっかり食べた後でも、さらに食欲が増すシステムですよ。脂ののっていないさんまを使うことで、さんま本来の旨みがじんわりと染み出てる感じがしますね。

 そしてやっぱりサンエイの「手こね寿司」。もう説明不要のおいしさですね。お味噌汁と一緒に。

 ご飯を食べたあとは、そりゃ菓子博ですからスイーツも一緒にその場で。まずは限定スイーツの「いせわんこパフェ」。

 爽快な風味のたちばなクッキーに、ミニ大福。メインの伊勢茶のアイスクリームは大人にはたまらないですね。お茶の味が濃い!アクセントにはあおさのおかきです。いせわんこスプーン付きなのでお土産にもなりますよ。

 三重のお菓子メーカーといったらマスヤも外せません。ここでいただけるのは「おにぎりせんべいソフト」。数量限定のカップ付きも。ソフトクリームにクラッシュしたおにぎりせんべいが。ちなみに、さらにおにぎりせんべいかけ放題です。甘辛です。

お菓子にぎわい夢横

キョロちゃんにコアラにあのメーカーも

 腹ごしらえ完了。続いては大手メーカー8社が出展する「お菓子にぎわい夢横丁」へ。こちらには山崎製パン、不二家、明治、ブルボン、江崎グリコ、ロッテ、カルビー、森永製菓の8社が。

 各社ともに、展示を見たり、アトラクションに参加したりするとなんかもらえたりします。

 不二家はやっぱりペコちゃんですね。とにかくブース内はペコちゃんだらけ。たまに着ぐるみペコちゃんも来るみたいですよ。

 カルビーは、最近不足気味のじゃがいもをイメージしたキャラクター「ポテくん」。やっぱりロッテは「コアラのマーチのコアラ」ですよね。

 狙って行ったのは森永製菓です。チョコボール50周年でキョロちゃん推し。アトラクションはVRで工場見学なのですが…これが、5人くらいずつでそれぞれ6分という、列が全然進まない感じで、捌くの大変そうでした…。

 それとは別に、たまにキョロちゃんやってくるんですよ。しかもダンスを披露です。キョロちゃんといえばクエックエッですね。

 50年の歴史を振り返る展示もありまして、懐かしいテレビコマーシャルも。ただ…、まったく無いんですよ。アニメのキョロちゃんの痕跡が。1999(H11)年にテレビ東京で放送されたアニメ「キョロちゃん」。時に哲学的な内容で、子ども向けアニメの殻を被った「何か」でした。

 当時はキョロちゃんの仲間のパチクリくんパッケージのチョコボールなんかもあって、それに関する展示もあるかな?と期待していたのですがまるで黒歴史扱い。寂しいなあと妻に話すと妻が一言。

 「きっとアニメのキョロちゃんは森永製菓以外にも権利者がいて、使おうとするとアレなんじゃない?」と。ああ、それだきっと。

食べ歩きおもてなし街道

ちょっとした売店にレアな逸品

 お菓子にぎわい夢横丁から、土日祝を中心にイベントが展開される「いせ舞台」を抜けると、道路沿いに「食べ歩きおもてなし街道」があって、ちょっとした飲食ブースが並んでいるかと思いきや、全然ちょっとしたものじゃありません。

 四日市トンテキに、松阪牛牛串、津ぎょうざ、亀山味噌焼きうどん、まる天。また食べたくなる…。

 やっぱり買っちゃいました。みかんソフトクリームは、もうほんとみかん!ソフトクリームなのにさっぱり感すごい。

 そして、幻と言われる三重県原産の南伊勢牡蠣の焼き牡蠣です。2ヶ入で一皿500円なのですが…。これは幻だわ。牡蠣好きなのでこれまでも三重県で牡蠣はあれこれ食べてきましたけど、こんな肉厚の牡蠣は食べたことがありません。クリーミーでジューシー、しかも大きい。

 食べ歩きの飲食ブースでこんな本格的なもの出してくるなんて、もう本当、三重のグルメは飛び道具レベル。ただやっぱり、食べ歩きなので座るところはありません。

お菓子のテーマ館

壮観!巨大工芸菓子には実在の人物が

 サンアリーナが展示コーナーとなっています。まずはメインアリーナの「お菓子のテーマ館」から。三重県各地のご当地伝統菓子を見ると、お伊勢参りとお菓子は切り離せない、歴史を体感できます。「へんば餅」「安永餅」「二軒茶屋餅」おなじみのお餅もいっぱい。こちらはあくまでも展示です。

 また、高校生・専門学校生による工芸菓子も見事。高校生レストランでおなじみの相可高校はお菓子で野菜を表現。質感といい、枝豆の色合いといい、リアルですがお菓子です。

 シンボル展示は、参宮客で賑わう歌川広重の浮世絵「伊勢神宮 宮川の渡し」をすべてお菓子で表現。幅10メートル、奥行き5.5メートルの巨大工芸菓子は圧巻です。

 川の流れ、行き交う人々の表情、伊勢神宮に参道のお店。すべてがお菓子です。

 ところどころには「いせわんこ」の姿もあったり…。

 実在の人物も。赤い服の方はどなたかわかりますか?私は会場内でご本人を見かけましたが、さすがに赤い服は着ておられませんでした。お伊勢さん菓子博の実行委員長、赤い服。赤福のあの方ですね。

 もうとにかく、お菓子である前に、ミニチュアとしての完成度が高すぎるのに、さらにそれがお菓子であると…わかっていても、もう一度改めて驚きますね、これは。

全国お菓子であい館

わが街のお菓子にあの時のお菓子

 メインアリーナにはもうひとつ「全国お菓子のであい館」がありまして、北海道東北・関東・中部・近畿・中国四国・九州沖縄と、それぞれの銘菓が展示されています。

 あー、愛知といえばやっぱりこれだよね!と地元の銘菓を再認識できたり、福岡でこれ買ったわあ~と、かつて訪れた旅先で買った思い出がよみがえります。そう考えると、お土産にお菓子を買うという行為を、これまで一体何度してきたことなのだろうと。お土産を買うこと自体も、旅の思い出になっているわけですね。

 ここでは声をかけてくる案内の方がそれぞれいらっしゃったりするのですが、愛知のロールケーキの前で「これおいしかった」なんて話をしていたら、案内の方に「それ、ウチの息子が作ってるんです」と、不意に職人の方だったりするので、驚きます。

 そしてここにはテレビ局のブースもありまして、名古屋のCBCテレビと中京テレビが共同で出展していて、こいのぼり衣装で記念撮影ができたりします。CBCと中京という組み合わせも意外ですが、唯一の地元テレビ局である7チャンネルがいないことがちょっと残念だったり。

お菓子の匠工芸館

これは確かにお菓子かどうか見分けがつかない

 こちらはまさに、美術展示。サブアリーナの「お菓子の匠工芸館」です。お正月のテレビ番組で、お菓子で作られた盆栽と本物の盆栽を見分けるなんて格付けがあったりしますよね。

 あれは照明の具合とかで見難くしているだけで、実際に明るいところで見たら、お菓子の松なんてすぐにわかるでしょ~なんて、軽口を叩いて本当にもうしわけありませんでした…と思いましたね。

 それぞれの地域の職人が作品を出品していまして、愛知からは名古屋の東山動物園にいるイケメンゴリラのシャバーニが。もちろんお菓子です。さらにコアラに、東山スカイタワー、キャラクターのズーボまで。すべてお菓子です。ズーボは、この会場近くにいるニャンまげとお友達でしたっけ。

 娘が「シャバーニ!」「鳥さん!」「おうち!」と興奮気味に反応するたびに、「シャバーニだけどお菓子だよ」「鳥さんだけどお菓子だよ」「おうちだけどお菓子だよ」と声をかけていたら、しまいには「お菓子じゃないよ!」とお怒り。

 しかし、母親にまで「ううん、お菓子なの」と言われると「お菓子なんだ…」と腑に落ちない表情のまま、納得させられていました。

おかしであいゾーン

全国の銘菓がありすぎて迷いすぎる

 さあ、さきほどの全国お菓子であい館は展示だけでしたが、実際に全国の銘菓が買えるのが「おかしであいゾーン・全国お菓子夢の市」です。

 もうね、白い恋人の北海道から、紅芋タルトの沖縄県まで、ありとあらゆる銘菓がずらりですよ。狙っていた熊本県の「黒糖ドーナツ棒」と「おてもやん」を買って、岩手のずんだもちもいいし、青森のパティシエのりんごスティックは外せないでしょ、いせわんこのお団子も買わなきゃだし、キャリーバッグとか持っていったほうがいい、これは。

 菓子博って、こんなにたまらないイベントだったんですね。東海地方で40年間も開催されていなかったなんて。しかも、お菓子に造詣の深い三重県でこれまで開催されたことがなかったなんて。

 今年のゴールデンウィーク、旅行人気上昇エリアランキングで三重県は2位ですからね。菓子博、大変なことになると思いますよ。

 名古屋が「旅行人気上昇ランキング1位」とか言ってますけど、あれは「家族」に限定したランキングでの1位である上に、もともと、魅力度が最下位からの伸び率1位ですからね。

 三重県の場合は、最初から人気の観光地であるにもかかわらず、そこから全体のランキングで、上昇率全国2位ですからね。

 お伊勢さん菓子博2017は、5月14日(日)まで三重県営サンアリーナおよびその周辺で開催されています。開場時間は午前10時から午後6時まで。迷ってらっしゃるなら、早めの平日。無理してでもそこで訪れた方がいいと思います。

お伊勢さん菓子博2017会場(三重・伊勢市)

三重県営サンアリーナ

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