イベントレポート

三重テレビが生中継!ドラファームVS「欽ちゃん球団」絶対にドアラとは絡まない?

記事公開日:2009年9月13日 更新日:

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★「欽ちゃん球団」が中日2軍に挑む!
★三重テレビが自前で生中継
★絶対に絡まないのはどうして?

「欽ちゃん」こと萩本欽一さんがオーナー兼監督を務める社会人硬式野球クラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」と、中日ドラゴンズのファームがナゴヤドームで対戦するということで、気合を入れて「欽ちゃんシート」のチケットを前売りで購入し、いつもドラゴンズ戦を一緒に観戦している、ももたろう先生と一緒に見に行ってきました。

 今回の試合は、中日スポーツの創刊55周年を記念して、中日スポーツ、中日新聞社、中日ドラゴンズ公式ファンクラブの主催、そして東海テレビ放送と三重テレビ放送の共催で行われたもので、当日は三重テレビが自前で生中継するという大変珍しい事態となりました。

 え?三重テレビってナゴヤドームから野球中継よくやってるじゃん。と、思われるかも知れませんが、あれは事実上東海テレビ制作。今回は、三重テレビがナゴヤドームに直接乗り込んでの中継です。

 萩本さんといえば、みえの国観光大使であり、ちょんまげワールド伊勢の復興に力を入れ、三重テレビで番組も持っている関係でもありますから、三重テレビの力が入るのもうなずけます。

ちょんまげワールド伊勢の役者さん登場

 午後4時の開場と同時にゲートから入場しますと、その伊勢市のテーマパーク「ちょんまげワールド伊勢・安土桃山文化村」の役者さんである斉藤やすさんと日吉絵里さんの姿が。斉藤さんといえば、「ワクドキ!元気」のタカトラのコーナーで「茂助」として登場して以来、現在の「キンさばっ!!」まで三重テレビではもうすっかりおなじみ。

 そして日吉さんは、「とってもワクドキ!」でかつては「ミエバン」のコーナーを、現在は「日本まんなか直送便」のコーナーを担当されていらっしゃいますね。

 気さくに写真撮影に応じていらっしゃったので、私も思わず一緒に写真撮影をお願いしてしまいました。テレビではよく拝見しているのですが、実は私はまだ...ちょんまげワールドには行ったことが無いので...はい、機会を作って今度行きます。

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ガブリのグリーティング...

 中日ドラゴンズのマスコットといえば、もうすっかり人気者のドアラとシャオロン、パオロンですが、それとは別にドラゴンズファンクラブのマスコットキャラとして「ガブリ」がいます。普段なかなかナゴヤドームで見かけることは無いのですが、この日は午後4時半からグリーティングがあるとのことで、ゲート付近で待っていると...。

 登場したガブリはゲートの外でお客様をお出迎え。なので、後姿しか見ることはできませんでした。それにしても...だ、誰か声をかけてあげて!

 そもそも、今回の試合はお客の年齢層がいつもの試合よりもかなり高く、平日の午後ということで子どもの姿もまばら。そりゃ...こうなりますよ...。

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三重テレビ頑張ってます!

 今回は奮発して、萩本さんのマイクパフォーマンスが見られる「欽ちゃんシート」のチケットを買ったので、グランドが間近です。すると、目の前で三重テレビのスタッフがカメラのセッティングをしています。

 普段のドラゴンズ戦は、三重テレビが中継するといってもカメラは東海テレビ。しかしこの日は、赤い「MTV」の文字が入ったカメラがセッティングされていました。さらに、普段では絶対にあり得ない、グランド内で萩本さんを追いかけるハンディカメラがいますから、これは大変です。

 するとバックネット付近に、元アナウンサーで報道制作部長の山田享司プロデューサーを発見。ちなみにこの日は、解説はいつも三重テレビナイターでおなじみの藤波行雄さん。そして実況が、元東海ラジオの松原敬生アナウンサー。松原さんは東海ラジオ入社後、ナイター実況研修をしたものの、ラジオ局で実況をすることは定年までなく、今回が初実況とのことで、中日スポーツでも話題になっていました。

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萩本さんとあの人が登場

 ゴールデンゴールズとドラゴンズファームの練習が一通り終わる頃に、萩本さんが登場です。萩本さんはマイクを片手にドラゴンズの選手に抱負を聞いて回ります。

 かつて、ゴールデンゴールズにスカウトしたことがあるという新井選手などに「本気でやります」と言われ「加減しろよ~」なんてやりとりが。

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 続いて、茨城ゴールデンゴールズに「マスコット」というポジションで入団し、ひょんなことから、現在はちょんまげワールド伊勢に「助っ人」として加わっているさとうあつしさんが登場。三重テレビの「キンさばっ!!」でもすっかりおなじみです。

 さとうさんと萩本さんの掛け合いも絶妙。まるで「キンさばっ!!」を見ているかのようです。

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それっていつもの...

 午後5時半からアトラクションがあるとの告知があり、何かと思ったら、「ちびっこ忍者修行」。ちょんまげワールドの忍者を相手に、子どもが剣で戦います。これはいつも週末にちょんまげワールドで開催されているアトラクションで、毎週三重テレビではおなじみのものですね。オチもいつもと同じでした...。でもでも、微笑ましくて、良かったですよ。

 この日は、外野と5階席は閉鎖になっていて、内野も一部閉鎖になっていたのですが、お客さんがどんどん押し寄せ、次第に内野全体が開放されていきました。結局16,200人が訪れたとのこと。内野だけを見ると、いつも以上にビッシリでした。

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欽ちゃんも思わず...ドアラも思わず...

 そして、中日ドラゴンズの白井オーナーの挨拶です。その後ろには、少し前まで中日新聞三重総局長として三重テレビに出演していた、今原さんの姿が。現在は中日スポーツ総局長なんですね。

 オーナーは、今回のこの試合が開催されるに至った、萩本さんとのやりとりを克明に語り、思わず熱くなってしまったのか、もう試合開始時間を越えてるのでは...という感じに。背後で萩本さんが客席に向かって、「ゴメン、ゴメン」とジェスチャーしていたのが面白かった。

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 中日の選手たちが並ぶ、1塁側ベンチ前。さすがにオーナーのお話はしっかり聞かれていましたが、合間合間では、中村公治選手とドアラが親密に談笑していたのが印象的でした。中村選手は完全にずっと話しかけていましたね。もちろんドアラは全部ジェスチャーで答えていました。かなりのオーバーアクションだったので、内容が気になる気になる。

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選手宣誓はもちろん

 もう試合開始時間ですが、茨城ゴールデンゴールズの片岡安祐美選手の選手宣誓、両チーム整列しての挨拶、特別協賛のトヨタカローラ名古屋社長の始球式とやることは盛りだくさん。

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 ドラゴンズの選手に交じって、ドアラも列に並んでいたのですけど、萩本さんは完全スルー。この時はまだ不自然に思わなかったのですが...。

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いよいよ試合開始!リードしていたのは...

 1回表、元中日ドラゴンズの「トヨタカローラ名古屋酒井」選手がヒットを放ち、ゴールデンゴールズが先制します。

 ゴールデンゴールズの選手には、「利根コカ・コーラ坂巻」選手、「お~いお茶岩田」選手といった具合に、名前にスポンサーがついていて、ユニホームの背中側は広告になっています。

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 しかしその裏、ドラゴンズは先頭の谷選手がホームラン。同点に追いつかれると、さらに2点追加され、あっという間に逆転、3対1に。

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 場内放送で「ゴールデンゴールズがリードしていたのは、4分17秒でした」というお知らせがあり爆笑。

 試合の合間はもちろんのこと、攻守交替の間、つまりテレビ中継ではCMに当たる時間には、しっかりと萩本さんとさとうさん、そして場内放送が絡んだパフォーマンスがあり、ドーム内は暖かい笑いに包まれます。

 テレビ中継では、その辺はカットだったのでしょうね。

 そして3回裏には、かつて萩本さんがスカウトしようとしたという、新井選手がホームランを打ち、4対1に。

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やっぱり絡まない...

 ライブビジョンにいつものように「Let's go Dragons」と表示されると、「これ以上何をLet's goするというのか!」とさとうさんがつっこみます。

 それにしても、ドアラは観客席に入り込んだり、グランドをウロウロしたりしているのですが、萩本さんもさとうさんも完全スルーです。そこまでスルーだと不自然...という感じで。でも、あのコーナーではさすがにスルーできないですよね?

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 そしてやってきました。7回裏の後のドアラバク転タイム。この日の中日スポーツに、「ドアラとちょんまげワールド伊勢の忍者がバク転対決」とあったので、期待は高まります。

 するとドアラはバク転成功。この時も萩本さんは、ドアラに対しては一言も声をかけません。そして対決相手はなんとさとうさん。

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 さとうさんは両手を挙げて、バク転をするような格好をしたまま、そのままダッシュして消えていきました。この時のつらそうな表情は、しばらく脳裏に残るほどでした...。テレビでは見たことのない表情でしたね...。

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9回表にドラマが?

 試合は9回表。なんとドラゴンズ2軍の辻監督がマイクでアンパイアに呼びかけます。その内容は「代打・片岡」。

 これも演出なのでしょうけど、片岡安祐美選手が代打で登場です。3ボールからの直球勝負。なんとヒットで出塁。

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 すると再び辻監督がマイクで代打指名。その名も「萩本欽一監督」。萩本さんが金色のヘルメットで打席に立ちます。しかし内野ゴロでアウト。試合終了です。

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試合後はロングインタビュー

 序盤はゴールデンゴールズの先制で始まりましたが、結果は5対1。2軍といっても、先日1軍の試合に登場した野本選手もスタメンでしたし、やはりプロの壁は厚かったですね。

 今回、あえて記事内には書きませんでしたが、本当にたくさんのネタが仕込んであって、試合そのものももちろん面白かったのですが、それ以上に演出が本当に笑えました。たぶん、テレビの中継ではあまり流れなかったんでしょうね。

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 テレビ中継といえば、試合が終了したのが午後8時25分頃。しかし中継の枠は午後8時55分までとなっていました。

 試合後、萩本さん自ら、谷選手、新井選手、岩田投手、辻監督にインタビュー。しかしまだまだ時間があります。

 となれば、勝利チームインタビューです。インタビュアーはこれまた三重テレビ的には懐かしい、相羽としえさん。松原アナと相羽さんの「ワクドキ!元気」が懐かしいです。

 そんな相羽さんが野本選手、堂上直倫選手、平田選手にインタビュー。平田選手とドアラがトークを展開して時間を延ばします。しかししかし。

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 まだまだ全然時間があるので、今度は珍しい敗者インタビュー。ゴールデンゴールズのシーケル福井選手、吉田投手、トヨタカローラ名古屋酒井選手、そして片岡選手、萩本監督へのインタビューです。

 その間、ディレクターと思われる人が相羽さんに「延ばして延ばして」と指示を出していたのですが、片岡選手の時に特に「ゆっくりゆっくり!」と、見てわかる指示だったのがクスっと笑えてしまいました。

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それは...なぜだろう...ドアラ

 その後、片岡選手はドアラと記念写真を撮っていたのですが、やはり最後の最後まで、萩本さんはドアラと言葉を交わす...以前に、ひとこともドアラに声をかけることすらありませんでした。

 そこはやっぱり、世界観の違いなのでしょうか。あまりにもスルーすぎて、何か契約上の問題でもあるのかと、あらぬ推察をしそうになってしまいました。平田選手や中村選手が、ドアラに執拗に絡んでいただけにね。

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 いつものナゴヤドームとは違って、本当にほんわかとした雰囲気で、笑いに包まれるという言葉がぴったりな空気感の時間を過ごすことができました。

 実は、2軍の試合を見たのは初めてでした。今年2軍は首位。将来のドラゴンズを背負って立つ選手たちがたくさん活躍していて、今後にも期待できますね。

 今回は、ドラゴンズファンという側面だけでなく、かなり三重テレビファンとしても興味深いイベントとなりました。頑張って時間を作って、近いうちに「ちょんまげワールド伊勢」に訪れてみたいな...。このセリフ、前にも日記で何度か書いてる気がするけど...。いや、今度こそ...。

関連情報

Dragons 中日ドラゴンズ-公式ブログ

協力

・ももたろうさん


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