そりゃぁドラゴンズだがね

観戦ダブルヘッダー・侍ジャパン強化試合-台湾戦 16.03.05

記事公開日:2016年3月6日 更新日:

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★強靭なハート!応援侍たまベヱイベント
★ドアラとつば九郎と...おそ松さんもコラボ
★大野投手と平田選手も活躍・台湾出身のあの人の始球式

 3月5日(土)ナゴヤドーム、山本昌投手の引退試合とセレモニーで時刻は午後4時を回りました。引退セレモニーでは紙テープが投げ入れられ、その余韻をまだ感じていたいところだったのですが...。実はこの日、夜7時からは別の試合が予定されていました。

 侍ジャパンVS台湾の強化試合第1戦です。試合前にはステージイベントも予定され、さらに、多くが自由席ということで入場待機列もすごいことになっており、帰る人と並ぶ人が入り乱れ、さらにはそこでステージイベントが開かれるという混乱状態のなか、予定よりもやや遅れて、午後4時35分過ぎにステージイベントが始まりました。最初に登場したのは...。

へこたれない応援侍たまベヱ

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 まず登場したのは「応援侍たまベヱ」とお兄さん。この日のステージイベントには、ドアラやつば九郎、さらには試合自体がコラボしている、話題のアニメ「おそ松さん」からイヤミなどがやってくるということで、明らかに、どう見てもそちら目当てと思える人垣のなかで単独登場したたまベヱ。アウェー感が漂います。

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 しかし、たまベヱを引き連れてきた進行のお兄さんはへこたれません。観客のほとんどが誘いに乗らなかろうとも、盛り上がらなかろうとも、元気に楽しく「みんなでだんす」と何がもらえるわけでもない「じゃんけん大会」です。

 しかも「伸ばして」という指示があったのか、お兄さんとたまベヱが「さあいっしょに」と呼びかけてダンスをしているにもかかわらず、観客はまったくノッてこないという時間は20分近くも続きました。お兄さん、すごいメンタル。

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いつもの調子のドアラとつば九郎

 続いて登場したのは、日本代表ユニフォームのドアラとつば九郎です。そういえば、つば九郎は山本昌投手の引退試合にはいませんでしたね。あくまでもこの侍ジャパン強化試合のためだけにやってきているのでしょう。

 一方のドアラは着替えての登場。ああ、たまベヱとお兄さんが涙ぐましく一生懸命伸ばしていたのは、ドアラの着替え待ちだったのでしょうか。

 つば九郎は1試合目に関して「くうきよまずにおーぷんせんながくしてごめんね」。このあとの2試合目に関しては監督に向けて「じたいするひとがおおいなかおつかれさまです」と、いつものつば九郎節でした。

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 さらにこのあとの侍ジャパンの強化試合は、大人気アニメ「おそ松さん」とのコラボとなっていて、「おそ松さんオリジナルグッズがもらえるおそ松さんシート」があったり、コラボグッズも販売されているということで、おそ松さんからイヤミが登場。

 ドアラとつば九郎が、どう絡んだらいいの...感を漂わせつつも、最後にはイヤミが困るようなはしゃぎっぷりでした。

 最後には再びたまベヱが登場。ドアラとつば九郎とたまベヱの3ショットが実現です。でも、あの強靭メンタルのお兄さんが再び登場することはありませんでした。心が折れてしまったのか、いや、いや、イヤミ...かな?

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始球式にはあの人が登場

 午後5時半の少し前にステージイベントが終わったところで、私たちも入場列に並びます。指定席もあるのですが、私たちは自由席ということで、早めに入場できるようにと、まだ試合開始まで1時間半でしたが...並んで正解でした。

 この自由席を巡ってナゴヤドーム内のあちこちでトラブルが。5階で見た私たちが目撃したのは、試合が始まってしばらくたつと、自由席の人があふれてしまって、通路にまで座らされている状況の横で、内野指定席はガラガラ。「通路に座らせるような状況ならそこは何とかならんのか...」と。気持ちはわかるのですが、何ともなりません。

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 主催はNPBということで、熊崎コミッショナーからの挨拶です。東日本大震災への台湾からの莫大な援助へのお礼と、台湾南部地震へのお見舞いが伝えられました。チーム名としては「チャイニーズタイペイ」を崩しませんでしたが、それ以外の部分は、コミッショナーの言葉もライブビジョンの文字も「台湾」となっていました。

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 この試合ではその挨拶を挟んで始球式が2回行われました。1回目はファーストピッチセレモニーとして若槻千夏さん、そして2回目の始球式には元中日ドラゴンズで台湾出身の投手・郭源治さんが登場。ナゴヤドームは大歓声に包まれました。

 郭源治さんは1981(S56)年に中日ドラゴンズに入団。1988(S63)年には胴上げ投手となり、その際の東海テレビ吉村アナウンサーの「郭はもう泣いています!星野監督は笑ってます!」は今もしっかりと記憶に残っています。1996(H8)年に退団。翌年ナゴヤドームのこけら落としとなるオープン戦で、ドラゴンズとしての引退試合がありましたね。

 台湾プロ野球に移籍するものの、現役を引退すると2001(H13)年に名古屋で「台南担仔麺」というレストランを開店。2013(H25)年に閉店されるまで12年間に渡って名古屋で親しまれました。お店にお伺いした際、ご本人とお話できたことには本当に感動しました。

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台湾からの弾丸応援ツアーも

 台湾の応援席は3塁側の内野に設けられていまして、中華航空の人が試合後は案内をしていましたので、きっと弾丸ツアーだったのでしょうね。台湾の応援団はしっかりと台湾の国旗を振って応援です。

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 3回に平田選手がタイムリーヒットを放ち2点を追加。

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 4回から登場した大野投手は2イニングを無失点と、ドラゴンズの選手も活躍。

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 試合は5対0と日本が台湾に快勝となりました。試合後、台湾の選手は全方向の観客に向かって一礼。暖かい拍手に包まれました。

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 名古屋という街は、独創的ではありますが「台湾」という名のつく料理が今ブームですし、街を歩けば台湾料理店にぶつかるという、台湾とは親和性の高い街ですから、日本と台湾の強化試合の1戦目が名古屋だったのは良かったのではないでしょうか。

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 これからも名古屋と台湾、繋がっていきたいですね。ところで、普段のナゴヤドームよりも盛り上がった気がするのは...気のせいじゃないですね。

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台湾 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 0 2 2 0 1 0 0 0 x 5

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