そりゃぁドラゴンズだがね

ゆかたデーは意外すぎる采配で延長サヨナラ-DeNA戦 13.07.25

記事公開日:2013年7月26日 更新日:

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★7回からはドアラやシャオロンたちも浴衣に
★そのまま入ってファースト!?
★あれ?ケガじゃないの?の劇的延長サヨナラ

 夏でも涼しいナゴヤドームですが、今年も「ゆかたデー」が開催されました。この日は、浴衣で来場すると先着でプレゼントがもらえたりする企画なのですが、さらに、試合途中からはチアドラやドアラ、シャオロン、パオロンも浴衣姿にチェンジするのです。そしてこの日の試合は驚きの展開。最後は劇的サヨナラでした。

1回表[D]0-1[DB] え?もう代えちゃうの?

 この日の先発は、中日がブラッドリー投手、DeNAが小林寛投手。先制したのはDeNAで、初回いきなり石川選手をフォアボールで出してしまうと、山崎選手がタイムリーヒット。1点を許してしまいます。しかし、DeNaの小林投手も安定感がなく、連続フォアボールなど中日にチャンスはあったのですが得点できずじまいでした。

 そして2回裏、森野選手へのフォアボールと平田選手のヒットからの2アウト2・3塁となったところで、打順は9番。なんとここで山崎武司選手が代打に。積極的な采配に見えましたが、結局空振り三振となってしまい、ブラッドリー投手のままでも変わらなかったよね...状態となりました。

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OBの面々と試合は坦々と

 3回から中日は岡田投手に。そして2回までは四球が目立ったDeNAの小林投手も調子を取り戻し、両チームとも急に展開が速くなり、大きな動きは無いまま試合は流れてゆきます。この日はスタメンから井端選手と大島選手が外れており、ラジオのC局の情報によると、井端選手は足を痛めて治療へ、一方の大島選手は肘の違和感とのことで、心配が募ります。今後もそうですし、この試合もどうなるか...。

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 またDeNA戦はさらに今年から、ドラゴンズOBチームの様相が強くなりましたよね。この日もブランコ選手に中村紀洋選手、ソーサ投手と、思わず「ああ...」と声が出るラインナップ。

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浴衣姿で登場~

 さて、途中まではいつもどおりの格好だったチアドラやドアラ、シャオロンたちが、7回には浴衣で登場です。

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 7回表終了後の「燃えよドラゴンズ」。みんな浴衣が決まってますね。

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 シャオロンって...普段はあまり気になりませんけど、上から服を着ると...結構メタボな感じになっちゃいますね。なんか、オッサンみたいに見えてしまいました。いつもはもっとカッコいいんですけどね。そしてドアラは完全にギャグキャラですね。

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 もちろんドアラのバック転タイムも浴衣姿で。ひねらず無難に決めて終了です。おや?チアドラがいつもとは違う方向へ。なるほど、今から再び着替えということですね。

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8回裏[D]1-1[DB] え?そのまま?

 中日は8回からマドリガル投手に継投です。その裏、2アウトから和田選手がレフトへヒットを打ったところで、森野選手がタイムリー。1点を返して試合は振り出しに。ここで問題が起きます。

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 7回裏には、堂上直倫選手の打席途中から高橋周平選手、岡田投手に代わってブーちゃんこと中田亮二選手を連続で代打に使います。その代打に代わって8回表からはショートの守備に岩崎選手を投入。また井端選手も出られないことから、内野手が全く残っていない状態で、クラーク選手の代走に捕手の松井雅人選手を送り出していたのです。

 クラーク選手はファースト。9回表からファーストは一体誰が...と思ったらなんと、「松井雅人選手がそのまま入ってファースト」です。ちなみに、松井選手はこれまで一度も、学生時代も含めてファーストを守ったことはなかったそうで...。

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 ファーストへの送球を手を伸ばして取るも足がベースに触れていなくてセーフ。ファースト強襲の球を弾いて後ろへそらすと、ショックでそのまま立ち上がらなかったりと、やったことのないファーストを懸命にこなす松井雅人捕手には、別の意味で手に汗握ってしまいました。

 セカンドの荒木選手がしきりに声をかけていて、相手が1塁にいるときはそのあたり、1・2塁のときはそのあたりという感じで、指をさして守備位置を指示。これ、松井選手は相当緊張していたのではないでしょうか。

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 しかしその後は、まるで、野球をやったことのない女の子が必死に内股でボールを止めるような格好をしてでも、ファーストを守りきり、DeNAに得点を許すことなく、10回は岩瀬投手が4人で、11回は浅尾投手が3人で抑えます。

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11回裏[D]2x-1[DB] あれ?ケガじゃなかったの?

 11回裏、先頭の森野選手がヒット、続く平田選手がフォアボール、谷繁選手がバントで送って2・3塁、岩崎選手にもフォアボールで1アウト満塁となったところで、代打が告げられます。

 もうあとは田中捕手しかいないんじゃないの?と思っていたら、なんと、ラジオで肘の痛みと伝えられていた大島選手が登場。驚きです。そして、守備固めで中村紀洋選手がサードからファーストに移り、サードに入っていた山崎選手が弾いて、ドラゴンズは延長サヨナラ劇的勝利となりました。

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 お立ち台はもちろん大島選手。どうやら、肘の影響ではなく不振からのスタメン落ちだったみたいですね。これがきっかけになって不振から脱出してほしいところです。

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 まあ結果的に、あそこで松井雅人選手が代走に出ていたからこそ追いついて、このサヨナラに繋がったわけですけれども、学生時代も含めて一度もやったことのないポジションをいきなりプロでやらされるとか、びっくりですよね。

 6月12日にも、もしそのまま追いついて試合が続いたら、荒木選手がキャッチャーとして入らなければならない試合がありましたよね。でも10点差があったため、追いつくのは現実的ではなかったわけですが、あのときも、もし万が一、10点差を追いついて延長戦となったら、高木監督は本気で荒木選手にキャッチャーをやらせるつもりだったんだろうなあ...。

 最初で最後であろう、いや、最後であってほしい、松井雅人捕手のファースト守備。まあ結果勝ちましたしね。でも、もし自分だったらこういうのトラウマになりそう。

7/25 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
DeNA 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
中日 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1x 2

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