そりゃぁドラゴンズだがね

落合監督退任発表・人生初スーパーダイヤモンドシート

記事公開日:2011年9月23日

★スーパーダイヤモンドシートにワクワク
★落合監督退任発表直後の試合
★名古屋の中日ドラゴンズだからね...

 いつも、ナゴヤドームの観戦チケットを手配してくれる、株の師匠である「ももたろう先生」が「今度の観戦はスーパーダイヤモンドシートだから。」とさらっと言うものだから思わず「スーパーダイヤ!?」と聞き返してしまいました。

 スーパーダイヤモンドシートといえば、全てがシーズンシートとなっていて、一般発売でチケットは買えない座席。バックネット裏を中心とした、最も迫力のあるエリアです。こんなところで観戦できるなんて...もちろん、人生初です。

 前々からこの日の観戦を楽しみにしていたのですが、まさか当日、夕方に大きなニュースが飛び込んでくるとは。

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ニュース速報は落合監督の退任発表

 時刻がまもなく午後3時半になるかというところで、テレビから「ここで速報が入ってきました」というアナウンサーの声。何事?と思ったら、「落合監督退任・後任は高木氏」という文字。

 中日はこの日、3年契約が満了する落合博満監督について、今季限りで退任し、新監督には高木守道氏を迎えると発表したのです。

 以前から、落合監督は今季限りではないかという憶測は流れていましたが、まさか、首位攻防の直接対決4連戦初日、試合前にそれが発表されるとは...。練習中にそれを知った選手たちはどんな気持ちなのだろうか...そう思いつつナゴヤドームへと向かいました。

 スーパーダイヤモンドシート。すごい。しかも座席は、1塁側の前から2列目。選手たちをこんな間近に見られるなんて、これまで何度もナゴヤドームで野球を観戦してきましたが、この目線はあらためてすごい。

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1回表[D]0-1[S] 重い空気のなか先制されてしまいます

 あんな発表があったときだからこそ、絶対に勝って欲しい。ここから、落合監督の花道を作って欲しい、そう思う気持ちとは裏腹に、初回いきなり先制されてしまいます。

 先頭の青木選手がセンターにヒットを放つと、川端選手にフォアボールを与えて1・2塁。そこで4番畠山選手がレフトヒットでヤクルトが先制です。ただ、次の武内選手でダブルプレーに抑え、その1点だけで初回を切り抜けてくれました。

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1回裏[D]0-1[S] 館山投手が相手でしたが...

 対するヤクルトの先発は館山投手。これは、両チームとも投手戦となって早い試合展開になるかと思いきや、1回裏、井端選手と森野選手に連続のフォアボールと、この日は初回から乱れ気味。しかし中日はこの回、そのチャンスを生かせずに終わってしまいます。

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3回表[D]0-1[S] 満塁のピンチをしのぎます

 その後、3回表のヤクルトの攻撃では、2アウトから田中選手、川端選手、畠山選手と3連続ヒットで満塁とされてしまいますが、そこで吉見投手はきっちり武内選手を空振り三振で打ち取り、ピンチをしのぎます。

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 一方のドラゴンズですが、館山投手は2回裏にもフォアボールを出したものの、その後は調子を取り戻したのか、3回から5回は全て三者凡退。ノーヒットの状況が続きます。5回裏直前には、ベンチ前で円陣が組まれましたが、それでもヒットが出ない状況が続きました。

 1失点で抑えている吉見投手。いつもは、気合いを入れる回だけ見せるマウンド上でのジャンプを、この日は登板した全てのイニングで見せてくれました。きっと、この日だからこそ絶対に勝ちたいという気合いがあったのでしょう。

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6回裏[D]3-1[S] 試合が大きく動きました!

 それまで沈黙していた、ナゴヤドームが大きく沸いたのが6回裏でした。先頭の荒木選手がフォアボールで出塁すると、井端選手がきっちり送って1アウト2塁。森野選手はフライに倒れるものの、続くブランコ選手がレフト前に打球を運び、荒木選手がホームに返ってまずは同点です。

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 さらに続きます。谷繁選手が左中間にフェンス直撃のツーベースヒット。ブランコ選手はファーストから必死に激走し、砂煙を巻き上げながらホームへ。ドラゴンズ勝ち越しです。

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 まだまだ続きます。この日6番の堂上剛裕選手がレフト前ヒットで続き、3点目。3安打で3点。数少ないチャンスを逃さず、点につなげたドラゴンズがヤクルトを引き離します。ここで館山投手はノックアウトです。

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7回裏[D]3-1[S] ドアラはどうなるんでしょうね

 7回裏、ドラゴンズはこの回代わった松岡投手から2つのフォアボールで1・2塁のチャンスを作るも追加点とはいきませんでした。そして、恒例のドアラのバック転タイム。この日までの成績は22勝34敗で成功率は0.392。一時のスランプからは脱した感がありますが、この日はやはり恒例の失敗でした。

 このドアラのパフォーマンスに関する方針も、やはり監督が代わると、違った空気になったりするのでしょうかね...。

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9回裏[D]3-2[S] 最後はドキドキしましたが...

 8回表は浅尾投手が登場。川端選手にはセンター方向のヒットを打たれたものの、4人で抑えて無得点。そして9回表は守護神・岩瀬投手が登場です。

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 ところがです。バレンティン選手にヒットを打たれると、続く相川選手にも打たれて1アウト1・2塁に。代打川島慶三選手のファーストゴロの間にバレンティン選手が3塁へと進み1・3塁のピンチ。

 ここで落合監督がマウンドに。まさか...岩瀬投手を...交代?と思ったら、そうではありませんでした。

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大きな勝利

 青木選手にヒットを打たれ、1点を返されてしまうものの、続く田中選手をフライで打ち取ってゲームセット。ギリギリの1点差まで迫られましたが、大事な4連戦直接対決の初戦、見事館山投手を打ち崩し、勝利をとなりました。

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 ヒーローインタビューは、この日見事なピッチングを見せてくれた吉見投手と、勝ち越しのタイムリーヒットを放った谷繁捕手のバッテリー2人。吉見投手はこれで今季リーグトップの15勝目となりました。

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 なぜ、この、本拠地での大切な4連戦の初日に、監督の退任発表を行ったのでしょうか。球団側は、最低でも契約の期限が切れる1ヶ月前には発表しておかないと、という意向でこの日だったと説明しています。確かに、今年は開幕がずれ込んだことで、日程がイレギュラーになっていますから、どうしようもない側面はあったのかもしれません。コーチ陣の来年のこともありますからね。

 一方で、この4連戦初日に発表することで、落合監督にリーグ優勝、日本一完全制覇の花道を作って欲しいという、選手たちへの奮起を促すという目的もあったのでしょうか。それとも逆で、この4連戦をまさかの4連勝で飾って、リーグ優勝へ、日本シリーズへ、という雰囲気になってからでは、退任は発表しづらくなるからでしょうか。

 落合監督が続投とならなかった理由として、観客動員の悪さを指摘するメディアも多くありますし、実際のところ、年配のドラゴンズファンのなかには、アンチ落合監督が多数いるのも、地元にいると肌で感じることです。

 昨年までの7年間でリーグ優勝3回、2位からの日本一1回、全てAクラス。これほどまでの成績を残したドラゴンズの監督は他にいないわけですが、それでも、そんな声が聞こえてくるのです。

 勝つことが全てなのか、勝つことだけが全てではないのか。

・興行としてのプロ野球を監督に求める
・地元至上主義という地域性のなかにある球団
・あーだこーだ言う割には球場への腰が重いファン層

 中日ドラゴンズは、やはり特殊な球団であるということを、改めて実感せざるを得ません。しかし、これこそまさに、大いなる田舎・村社会でケチな名古屋の事例のひとつと考えると、合点がいってしまうのも、これまた事実。

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ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 1 2
中日 0 0 0 0 0 3 0 0 x 3

取材協力

・ももたろうさん


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