そりゃぁドラゴンズだがね

連日の延長...8戦テレ東幻に・日本シリーズ第7戦

記事公開日:2010年11月9日

★前日の最長記録引き分けに続いて...
★ドラゴンズ勝てばテレ東が第8戦中継...
★パリーグ3位の千葉ロッテマリーンズが日本一

 前日の第6戦はシリーズ最長記録となる長時間の試合となり、終わったのは午後11時54分。終電に乗れなかった帰宅難民が大曽根の街に溢れました。あれからわずか16時間。さっきまでナゴヤドームに居たんじゃないか?なんて感覚を抱きつつ、やってきましたナゴヤドーム。

 ここまでドラゴンズは2勝3敗1分、日本一になるためにはあと2つ勝たなければなりません。この第7戦を勝てば、幻の第8戦が翌月曜にナゴヤドームで開催され、あのテレビ局が中継する予定であることが、NPBのサイトで発表されたのですが...。

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選手も観客もお疲れナゴヤドーム

 16時間ぶりにナゴヤドームへと戻ってきました。第7戦なのですが、何度もチャンスがあったにもかかわらず、ドラゴンズは昨日勝つことができなかったため、あと2試合勝たなければならないという状況は昨日と変わっていません。ひょっとしたら、昨日終電に乗り遅れて、大曽根のマンガ喫茶などで夜を明かし、そのまま再びドームにやってきたなんて方もいらっしゃったかもしれませんね。

 この日の先発は第1戦で負け投手となった吉見投手。そういえば、私は今回のシリーズここまで、第1戦と第6戦を見に来たのみですので、まだ勝ち試合を見ることができていません。一方、同行した株の師匠であるももたろう先生は、千葉マリンスタジアムに第4戦を見に行っていますので、勝ち試合の感動を味わってるんですよね...。思えば、あの試合もかなりの長時間でしたよねぇ。

 ロッテの先発は、第3戦にわずか97球で完投勝利した渡辺俊介投手。アンダースローで今日も一気に決めるつもりなのでしょう。ところが...。

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森野選手が...

 1回表、清田選手が三塁方向にヒットを放ったところで、荒木選手と森野選手が交錯。森野選手が倒れてしまいます。

 すると続く井口選手がレフト方向にツーベースタイムリーヒットを放ち先制。さらに2・3塁としたところでサブロー選手が犠牲フライ。2対0と一気にに勢いをつけます。

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大島選手が大活躍

 1回裏、ドラゴンズは荒木選手がフォアボールで出ると、大島選手がきっちり送り、先ほど交錯プレーで負傷した森野選手がライト方向にヒットを放ち1点を返します。さらに、和田選手がヒット、ブランコ選手がデッドボール、さらに野本選手がタイムリーヒット、谷繁選手が犠牲フライで計3点。3-2と試合をひっくり返します。

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 そして2回と3回、ロッテは吉見投手を前に無得点。すると、前日あわやロッテの勝ち越しという場面をファインプレーで救った大島選手がこの日は打撃でも大活躍です。2回裏は荒木選手がヒットと盗塁で2塁としたところでライト方向にタイムリーヒットを放ち1点追加、そしてロッテは3回、渡辺俊介投手に代えて小野選手をマウンドに。ドラゴンズはノーアウト満塁としたところで荒木選手が犠牲フライ、続く大島選手がタイムリーヒットを放ってさらに2点追加。6-2と4点差。このときは、第8戦の開催が頭をよぎり、当日券をどうやって手に入れたらいいのか...なんて考えていたのですが...。

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4点差が...

 4点のリードをしつつも不安に感じたのが、3回表の選手交代です。1回表の交錯プレーで負傷したとみられる森野選手。その裏にはヒットを放ったものの、負傷の程度が思いのほか酷かったのでしょうか、堂上直倫選手に交代となっていました。

 そして4回表、里崎選手のツーベースヒットと、岡田選手のタイムリーヒットでロッテに1点を返されると、ドラゴンズは5回に河原投手を投入。この展開がこの試合を大きく動かしてしまいました。

 その5回表、清田選手にヒットを打たれると、サブロー選手、今江選手に連続ヒットを浴び1失点。さらに、金泰均選手にデッドボール、里崎選手にタイムリーヒットで、あれよあれよと計3失点。試合は6-6の同点に。

 この日は乱打戦の様相で、前日よりも試合展開が遅く、まさかここで同点になるとは...ひょっとして今日も膠着状態に陥って、延長延長なんてことに...と嫌な予感がよぎります。万が一この日引き分けると、さらに幻の第9戦なんてことになってしまいます。その場合は千葉ですが。

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逆転され...もうダメかと...

 6回にはなんと、昨日の13回と14回を三者凡退で抑えたネルソン投手が登場。6回表はその調子で3人で抑えるものの、7回表、今江選手と金泰均選手の連続ヒットで1点を入れられ、6-7。とうとう逆転されてしまいます。

 その裏、ドラゴンズは6回からマウンドに立った内投手を前に、ブランコ選手が見逃し三振、野本選手が空振り三振と嫌な空気が漂います。それでも、谷繁選手と井端選手の連続ヒットで1・2塁としたところで、代打でブーちゃんこと中田亮二選手が登場するも空振り三振。点に繋がりません。ドアラのバク転失敗もさらに空気を悪くします。

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 8回表は高橋投手が登場。3人できっちり抑えますが、その裏のドラゴンズも調子の良い内投手を前に荒木選手がサードゴロ、続く大島選手、堂上直倫選手が連続の空振り三振とあっさり攻撃終了です。

 9回表は浅尾投手。2アウト1・3塁とされるも抑え、やってきました9回裏。

 ドラゴンズはこの回、点を入れなければ試合終了です。対するはロッテの抑え小林宏投手。ナゴヤドームは割れんばかりの大声援。普段ドラゴンズファンは応援が控えめな方なので、これほどまでに応援がヒートアップすることは滅多にありません。

 すると、その声援を受けて先頭の和田選手が左中間を越すスリーベースヒット!望みを繋ぎます。そしてブランコ選手が犠牲フライで和田選手はホームに帰ってきました!土壇場で同点です。

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結末は...

 しかしその回、その後は野本選手と谷繁選手がそれぞれゴロで打ち取られ同点どまりに。前日に引き続き延長戦に突入です。しかも、試合展開が遅いために9回裏が終わった時点で既に時計の針は午後10時を回っています。この日も中継はフジテレビ。既に放送終了予定の午後8時54分を過ぎて1時間以上が経過していました。

 10回表、ロッテは浅尾投手を前に4人で終わり、一方のドラゴンズもその裏、2塁まで進めるも無得点。2番の大島選手に敬遠のフォアボール、そこで代打の平田選手がフライで打ち取られ...と、3番に森野選手がいないことが悔やまれる展開です。

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 11回は両チームとも三者凡退。そして迎えた12回表、時刻はもう午後10時50分を回っています。フジテレビはこの日も既に、日本シリーズ用のCMを流しつくしてしまい、午後10時からノーCM状態となっていたとのこと。

 そこで、9回表から投げ続けてきた浅尾投手がつかまります。2アウト2塁とされたところで、岡田選手が右中間にタイムリースリーベースヒット。ロッテが1点を追加し、7-8とされてしまいます。

 

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 ここでドラゴンズは岩瀬投手に交代。塀内選手をフライに打ち取ります。

 12回裏。なんとか、なんとか繋いで欲しいと祈りますが...。谷繁選手はライトフライ、井端選手は見逃し三振、そして代打・藤井選手がショートゴロでゲームセットです。

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 ロッテが5年ぶり4回目の日本一となりました。しかも、パ・リーグ3位からの初の下克上日本一となったのです。

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本当に壮絶でした

 結局この日も、試合が終わったのは午後11時7分。試合時間は4時間56分という終電ギリギリの展開となりました。まさに壮絶。この2日間で観戦した試合の合計時間は10時間39分、合計イニング数は27と、まさに3試合分。結果は惜しくも残念でしたが、プロ野球を見る楽しさというものを、本当に心の底から感じさせてくれた、素晴らしい戦いでした。

 盛り上がらないといわれ、1・2・5戦はテレビ史上初の地上波ローカル中継という事態に陥りましたが、蓋を開けてみると、第6戦は6時間4分の放送で平均18.9%、第7戦は5時間14分平均で20.6%と、関東でも高視聴率を記録しました。

 何とかこの日は、終電に間に合い電車で帰路につけました。

 9回裏、あの和田選手のスリーベースヒットとブランコ選手の犠牲フライで追いついた場面での盛り上がりがすごかった。あの犠牲フライがホームランだったら...。本当に残念です。

 残念な理由はもうひとつ。この試合、もしドラゴンズが勝って第8戦開催となっていた場合、急な話にもかかわらず、中継に名乗りを上げていたテレビ局があったのです。それはテレビ愛知・テレビ東京。しかも第8戦は延長無制限でどちらかが勝つまで試合を続ける規定になっていまから、絶対に日本一が決まるという試合を、テレビ東京がせっかく一肌脱いで中継してくれることになっていたのになぁ。

 きっと、テレビ愛知・テレビ東京の方たちは、第8戦を中継すべく、この試合展開を見ながら準備されていたのでしょうね...。

 そんな残念な気持ちがいくつも重なりましたが、でも改めて、本当に感動するほどのすさまじい試合を見せてくれた、両チームの選手・コーチ・監督にありがとうとお礼を言って締めくくりたいと思います。ドラゴンズ...来年こそは!

取材協力

・ももたろうさん


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