そりゃぁドラゴンズだがね

胴上げはいらない?だが断る-中日×巨人 10.10.23

記事公開日:2010年10月24日 更新日:

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★クライマックス・セ ファイナルステージ第4戦
★ドラゴンズ決めてくれましたー!
★胴上げはしないって言ってたけど?あれ?なんで転んでる?

 あと1つ勝つか引き分けで日本シリーズ進出...という状況で、前日、阿部選手の一発にやられたドラゴンズ。今日こそは決めて欲しい!と思いながら、4戦もナゴヤドームに行ってきました。

 第3戦は名古屋ローカルのテレビ中継だったのですが、この第4戦はフジテレビ系列全国ネット、しかも、放送時間の延長アリという、素晴らしい中継体制。今日こそ決めて、ドラゴンズがあの読売ジャイアンツを倒して日本シリーズに進出する瞬間を、全国に知らしめて欲しい!...やってくれました!

先発は大ベテラン

 ドラゴンズの先発は山本昌投手。初回から3塁を踏まれドキドキ。一方、ジャイアンツの先発はグランシンガー投手。ドラゴンズも初回、いきなり荒木選手が三塁打!しかし、両チームとも得点には繋がりません。

 その後、山本昌投手は2回から4回まで全て巨人を3人でピシャリと抑えます。そして迎えた4回裏。

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ドラゴンズが先制!ということは...

 ブランコ選手がフォアボールで出塁、そして井端選手がセンター方向に打ち、2アウト1・2塁の場面で打席は小田選手。すると小田選手、そこで左中間にタイムリーツーベースヒット!「やりましたー!」です。ドラゴンズが2点を先制します。

 今シーズン、ナゴヤドームでの中日・巨人戦はこれまで全ての試合で、先制点を入れたほうのチームが勝利しています。全てです。100%です。これで、期待はますます高まりました。

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これは勝てそう...

 ドラゴンズは5回表、山本昌選手が打たれ、1アウト2・3塁のピンチを迎えたところで、河原投手にバトンタッチです。ここで、河原投手とは...まさにリベンジ。

 重要な場面でマウンドに立った河原投手は、代打長野選手を見逃し三振、さらに、坂本選手もセカンドゴロに打ち取り、この回を切り抜けます。そして6回も脇谷選手、小笠原選手、ラミレス選手、3人で抑え存在感を見せ付けてくれました。

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 河原投手は、巨人から西武へとトレードされ、その後戦力外通告を受け、どこの球団に獲得されることもなく、1年浪人を経験。しかし、ドラゴンズの入団テストで合格し、1年ぶりの現役復帰を果たしたという経緯があります。この場面で古巣巨人相手にこの活躍。人生、あきらめたら「終わり」、あきらめなければ「つづく」、なんですね。

 さらに、7回裏には巨人がクルーン投手を投入し、敗戦色が濃くなってきたと思いきや。

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ところがところが

 8回表巨人は、河原投手の後、7回から登板していた高橋投手から、坂本選手、脇谷選手が連続ヒットで、小笠原選手が犠牲フライ。2対1にとなります。そこでドラゴンズは浅尾投手に。浅尾投手、この回は見事抑えたのですが...。

 その裏、山口投手が押し出しフォアボールを与え、ドラゴンズは1点追加。3対1となり、フォアボールということもあり、ムードはドラゴンズサイドに傾いたかと思いきや。

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 9回表、いきなり浅尾投手がつかまります。高橋選手、矢野選手の連続ヒットで1点、さらに、送りバント、セカンドゴロの間に1点追加。なんと同点に追いつかれてしまいます。さすが巨人、そう簡単には勝たせてくれません。

 この回、浅尾投手が抑えきれば...と思っていただけに、ドームは悲鳴にも似たような声に包まれました。

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劇的勝利!

 そして運命の9回裏。巨人のピッチャーは久保投手。先頭の荒木選手はサードゴロに倒れものの、代打のブーちゃんこと中田亮二選手がボールを見極め、フォワボールで出塁。さらに、森野選手にも連続フォアボールで、1アウト1・2塁。

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 打順は、和田選手へ。

 バンザイ状態のラミレス選手の頭上を越えて、打球はレフトへ。今年のドラゴンズを象徴するような、劇的サヨナラで日本シリーズ進出の切符を獲得しました!

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胴上げはしない...断る!

 紙テープが舞い、いつものようにドラゴンズの選手は整列して1塁側のファンに挨拶です。そして落合監督が出てきます。落合監督は、このクライマックスシリーズでは、巨人を下したとしても胴上げはしないと言っていたのですが...。

 どうも、選手たちはそれを断ったようで、胴上げです!

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 そして選手たちはライトスタンド方向へ歩き出し、ファンへの挨拶です。それぞれ選手は、体いっぱいで喜びをアピールして、バンザイをしてジャンプしたりしていたのですが...。

 ブーちゃんがバンザイをしてジャンプ、着地をした瞬間!なんと、他の選手全員がその衝撃で倒れるというパフォーマンス。そんなの用意してたんですか!

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インタビューと表彰式です

 続いて、インタビューと表彰式です。監督インタビューに続いて、クライマックスシリーズMVPの和田選手。

 和田選手はこのシリーズ、最初の方であまり打てず、この試合のサヨナラ1本でMVPになったような印象ですが、ここぞというところで打てるのが、やっぱりMVPなのでしょうね。あとは、主砲が開眼すれば鬼に金棒なのですが...。

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 そして落合監督に、クライマックスシリーズ制覇のプレートが手渡されます。

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やっぱり...最後は!

 その後は、選手たちが場内を1周です。選手が代わる代わるそのプレートを手にして、記念撮影したりと、和やかなムード。

 この試合、やっぱり決めたのは最後の和田選手サヨナラヒットなのでしょうけど、先制した小田選手あってこそだよなぁ。あの一言も聞きたかったなぁ...と思っていたら突然。

 スピーカーから「あ、あ」という小田選手の声。

 なんと、小田選手がマイクジャック。そしてあの一言、「やりましたー!」でセレモニーは締めくくられました。

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 さあ、日本シリーズです。相手は3位のロッテですが、3位から這い上がってきたからこその勢いもあるでしょうし、逆に、気が楽な部分もあるはずです。目指すは完全制覇。ロッテを倒して56年ぶりのリーグ優勝&日本一、期待しています!

協力

ももたろうさん

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