そりゃぁドラゴンズだがね

少年達の笑顔を見られたのが救いでした-中日VS巨人

記事公開日:2007年8月11日

 夏休み真っ只中ですね。大曽根駅からイオンナゴヤドーム前ショッピングセンターまで歩いただけで、汗だくだくになる陽気の10日、ナゴヤドームに中日-巨人戦を見に行ってきました。今回も私の株の師匠であるももたろう先生と二人で行ってきました。巨人の尻尾を追う中日。この時期の直接対決は今後の行方を占う上でかなり重要です。そしてもちろん、相手が巨人ということで観戦にも気合が入ります。やはり巨人にだけは、巨人にだけは負けて欲しくないという思いがあります。

 先発は川上投手。私達は今回、3塁側の5階席という微妙な位置でして、周囲は中日ファンと巨人ファンが入り乱れているというなかなかスリリングな席でした。右隣には関西からやってきたと思われる、ガチガチ巨人ファンの親子連れ4人家族。そして左隣には中日ファンの少年3人組。

 親子連れ巨人ファンの子どもたちは茶髪で、いかにもやんちゃな感じ。巨人の応援にかなり熱が入っていました。そして中日ファンの少年たちは、いかにも純粋な大人しそうな感じの子たちでしたが、もちろん応援は、その茶髪に負けないくらい熱が入っていました。

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 試合開始です。中日の先発は川上投手、そして巨人の先発は内海投手ということで、最初は投手戦の様相で、試合はテンポ良く進んでいきました。しかし4回表、川上投手が捕まります。度重なるエラーで一気に5点を献上。巨人ファンの子たちはヒートアップ。ただ5点を取られただけではなく、中日の失策が絡んでの失点だけに、中日ファンの子たちは意気消沈。子どもでもあんな沈痛な表情をするんだな...と思えるほどでした。そりゃ彼らにとって、子どもたちだけで行く夏休みの巨人戦などという、一大イベントはそう滅多にあることじゃありませんからね。かなり楽しみにしていたことでしょう。それがまさかこんな形で一気にリードを奪われ、さらには、はしゃぐ巨人ファンの子どもの声が耳にガンガン入ってくるこの状況では、そんな表情になるのもわかります...。というか、私たちも同様の表情だったと思います。

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 ところで、私は巨人戦を観客席から見たのは初めてだったのですが、巨人の外野応援はラッパが無く、とても静か。ナゴヤドームは時間制限無く、鳴り物応援ができるはずなのですが...。

 ももたろう先生に聞くと、ナゴヤドームでは暴力団を入場させないという決まりがあり、巨人の私設応援団が暴力団との繋がりがあるという報道があってから、巨人の私設応援団はナゴヤドームに入場することができないのだそうです。

 手拍子とメガホンだけというのは、かなり寂しいですね。中日ファンよりも阪神ファンの方が賑やかな阪神戦とは対照的に、巨人の攻撃時はドームが静かに感じるほどでした。

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 さて、その4回表。審判がストライクの素振りを見せたのに、カウントがボールになっていることに落合監督が抗議。すると審判は場内アナウンスで説明。「ストライクの手を上げましたが、判定はボールです」。中日ファンがエー!と言っただけでなく、巨人ファンからも「なんじゃそりゃ」の声。ドーム全体が声の出る失笑に包まれました。

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 5回裏に1点を返すも、6回表に1点を入れられ点差は5点のまま。6回裏は2番の荒木選手からで期待が高まりますが、荒木選手、ウッズ選手、森野選手が空振り三振で倒れました。

 その6回表、ファールボールが珍しく5階席まで飛んできて、私たちの左側に座っていた中日ファンの少年達の手元に。周囲からは中日ファン巨人ファン問わず少年たちに拍手が。ところが、当の少年たちはニコリともせず沈痛の表情のまま。確かに、4点差で負けている状況で、巨人の選手が打ったファールボールを手にしたところで、浮かれる理由などひとつも見当たりません。

 しかし、7回裏に流れは変わりました。中村紀選手と井上選手がレフト方向へのヒットで1、2塁とすると、谷繁選手は三振に倒れたものの、代打の新井選手もヒットと続き満塁に。そして打順は1番の李選手。期待は高まりますがここは三振。でもまだ2アウト満塁というチャンス。本来なら2番の荒木選手に打順が回るはずですが、そこでなんと代打。

 2番バッターに代打とは珍しい。そんな場面で代打に登場したのはもちろんこの人。ミスタードラゴンズの立浪選手!そして期待通りにやってくれました!

 ライト方向へのタイムリースリーベースヒット。一気に3点が入り4対6。その差は2点差です。先程まで揃ってしょんぼりしていた少年たちは、まるで息を吹き返したかのように大興奮。さっきまであんなに暗い表情をしていた少年たちを、こんな笑顔にさせることができるなんて、立浪選手はやっぱりカッコいい。

 しかしこの回はその後が続きませんでした。

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 続く8回裏、先頭打者の森野選手がいきなりライト方向にホームラン。通常、ホームランを打つとホームでドアラが出迎えをしてバク転をするのですが、ドアラはなぜかおらず、なんとシャオロンが森野選手をお出迎え。これは珍しいです。とうとう5対6とその差は1点。

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 でも、反撃はここまで。9回裏は連投の上原投手が疲れも見せず、代打で堂上剛選手が登場するも3人で攻撃は終了。試合は結局5対6で負けてしまいました。

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 負けは負けですが、後半は見ごたえのある試合で、それほどフラストレーションはたまりませんでした。巨人ファンの親子連れも後半は「ヤバいかなヤバいかな」とヒヤヒヤして静かになっていましたし、何より、中日ファンの少年たちが、帰り際にいい表情をしていたのが印象的でした。ファールボールを手にして、夏休みの楽しい思い出の一ページとなったことでしょう。

 そのファールボールは、確かに巨人の選手が打ったものですけど、打つ前には中日の菊地投手が投げたわけですから、菊地投手が投げたボールとして大切にして欲しいものです。

 でもまあ、その菊地投手が1点を取られていなかったら、負け試合じゃなかったかもしれないんですけどね。


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