三重県の子ども達に圧倒的な人気を誇るという「エムっとくん」。エムっとくんとは、最近はやりのゆるキャラのひとつで、2004(H16)年に登場した三重テレビのキャラクターなのですが、登場当初から「エムっとくんダンス」という、子ども達を対象にしたダンスがあり、それ以来3年近くに渡り、実物大（？）のエムっとくんとダンスのお姉さんたちが毎週欠かさず、三重県内各地の幼稚園やイベント会場をどさ周りしたおかげで、テレビ局のキャラクターという枠を打ち破ったというのです。
子どもたちに人気なのは本当だった
そんな三重テレビ自称大人気の、エムっとくんたちのキャラクターグッズ販売がスタートしたというCMが三重テレビで流れるようになり、早速買いに行ってきました。販売されているのは、現在たった１ヵ所のみ。鈴鹿市のイオン鈴鹿ショッピングセンター「ベルシティ」です。到着してビックリ。放送上で「大人気」と言っていても実際はそれほどでは...？と、失礼ながら半信半疑だったのですが。どうもその人気は本物のようで...失礼しました。
エムっとくんグッズはかつて、クリアファイルなどを通販していた時期があるのですが、現在は通販はされておらず、なおかつベルシティが独占販売ということで、イベント販売以外ではこの鈴鹿市に足を運ぶしか手にいれる方法はありません。それにしてもベルシティはでかい。さすがイオン王国三重県のショッピングセンター。1996(H8)年のオープンということで、ここ最近名古屋に増殖しているイオンとは格も違い、テナント構成も一昔前のイオンという印象です。さてさてエムっとくんです。ベルシティのなかには「ワーナーマイカルシネマズ鈴鹿」というシネコンが入っており、その入口にありました！エムっとくんグッズ独占販売の文字。
加えてそこには、「大人気！エムっとくんぬいぐるみ 次回販売未定」の文字も。売り切れなんだ...。大人気は自称だけじゃなくて、本当なんですね...。
でもそこには、エムっとくんぬいぐるみ不具合のため回収という案内も。そういえば販売未定とあるだけで、売り切れとは書いていないですね...。むむむ？
売場はワーナーマイカルシネマズの一角です
ワーナーマイカルシネマズのなかには、映画のグッズやパンフレットを販売するコーナーがあり、その一角のワンコーナーがエムっとくんグッズのエリアになっていました。携帯電話用ストラップやプラコップ、ハンドタオルやトートバック、そして子ども用Ｔシャツが並べられていました。
せっかく鈴鹿までやってきたのですから、人にあげる分も含めて大人買いです。いくら買ったのかは内緒。でも、私たちが売り場を見ている間にも、子どもに頼まれたのかＴシャツを買っていくおじさんや、コーナーを指差して「あ、エムっとくん」と言う親子連れの女の子が。やっぱり人気は本物かも。
現在は販売開始キャンペーンということで、2,000円分のエムっとくんグッズを購入すると、シールが１枚プレゼントされます。こちらは非売品で、シールが無くなり次第キャンペーン終了ということですので、手に入れたい方はお急ぎください。
この売場だけはショッパーもエムっとくん
エムっとくんグッズを買うと、ワーナーマイカルの袋ではなく、エムっとくんの袋に入れてもらえます。でもこちらも数は少ないようで、ちょうど私たちで終わってしまったようです。また入るまではしばらく違う袋で手渡されるかもしれません。
エムっとくんグッズを買って初めて知ったのですが、エムっとくんには「33億光年のかなたからやってきた宇宙人」。そしてビッとちゃんには「エムっとくんと仲良しの地球人のお友だち」という設定があったんですね。グッズのあちこちには「デジタル７」という文字が入っているのですが、あと数年で終了するアナログ放送のチャンネルである「33」も、設定にひっそり残してあるんですね。
これからもずっと残る？33
「33」は三重テレビのアナログチャンネルであったのと同時に、三重テレビのアイデンティティそのものでしたからね。社章も「33」でしたし。「三が重なるテレビ」である三重テレビが33チャンネルだったのは運命ですよね。でもそれも地デジ化とともに失われるわけで...。
エムっとくんの設定に33という文字を残したのには、「33」を失う三重テレビの寂しさが篭められているのでしょう。