コラムアーカイブ

名古屋地区の地デジ送信所・瀬戸に建設される前に東山デジタルタワー建設構想があった

記事公開日:2017年1月19日

 2003(H15)年12月1日に名古屋・東京・大阪と3大都市圏でスタートした地上デジタル放送。名古屋地区では瀬戸市に新設された「瀬戸デジタルタワー」から電波が発射され現在に至っていますが、その4年前。建設構想がスタートした際にはその場所は瀬戸市ではありませんでした。

スポンサーリンク

トッピーネット 1999(H11)年12月30日より

 「名古屋東山に新デジタルテレビ放送用UHFタワー。建設構想スタート」

 テレビ放送全デジタル化に向かっており、2003年から東京、名古屋、大阪 で地上波テレビもデジタル化されますが、東京、大阪は既存の送信所からデジタル放送の電波を発射するのに対し、名古屋テレビ塔はこれ以上の拡張は不可能であり、動向が注目されていました。

 中日新聞によると、現在の中京テレビ敷地内にある「東山タワー」(中京テレビ、テレビ愛知放送用)によるUHF放送が障害も少ない事から、デジタル放送もUHFであるため、近辺に新タワーを建設する事となりました。

 しかしまだ認可は下りていません。以前、土岐地区テレビ塔建設構想などがありましたが、結局無難なところで落ち着いたと言えますね。ちなみに新タワーは放送用のみで、展望設備などは設けないとのことです。

東山で決定だった?

 この時点では、認可は下りていないものの、ほぼ「東山デジタルタワー」で決定という空気が読み取れます。このまま東山デジタルタワーが実現していれば、名古屋圏の家庭はもともとUHFアンテナが東山に向いていたことから、アンテナに関してはほぼ何もせずに地デジ対応ができたということになります。

 しかし。

 実際には東山デジタルタワー建築構想は頓挫。2003(H15)年12月1日に開始することは決定事項だったため、唯一受け入れを表明した瀬戸市に白羽の矢が立ち「瀬戸デジタルタワー」が建設されます。

瀬戸デジタルタワーになったことで…

 この、瀬戸市になったことで割を食ったのはテレビ愛知でした。

 他のテレビ局と違い、テレビ愛知は愛知県のみを放送区域とするテレビ局のため岐阜県に電波を飛ばすことは抑制されるわけですが、瀬戸市は岐阜県と隣接している場所なため、その抑制が過度になり、結果として他局よりも中継局を多く設置せざるを得なくなり、さらに、瀬戸デジタルタワーのアンテナ追加工事をする羽目になったのでした。

土岐デジタルタワーだったらあのテレビ局が一発逆転!?

 東山構想以前の「土岐地区テレビ塔建設構想」がもし実現していたら、土岐市は岐阜県なため、岐阜放送が同じ場所から電波を出し、名古屋に於いて、大阪でいうところのサンテレビのような存在に大化けし、さらにテレビ愛知をさらにマイナーな存在に追いやることができていた可能性があるわけです。

 土岐地区テレビ塔建設構想が出ていた頃の郵政大臣は岐阜の野田聖子氏。野田氏が郵政大臣を退いたのが1999(H11)年10月。デジタルタワーの計画が東山に決まったのがその2ヶ月後。きっと偶然でしょう。

 土岐にもならず、東山にもならず、瀬戸に。その間、わずか数年。この記事から、デジタルタワーがたらいまわしになっていたことがわかります。

関連記事

ちぎられた電線...本州で一番電波が飛んだFM局の末路・幻となった地デジとFMの送信所…三国山

★名古屋のFM局のアンテナはどうなる ★かつてもうひとつ名古屋にはFM局があった ★電波が飛びすぎて...電波が飛んだのに...  前回「名古屋のもうひとつのテレ ...

続きを見る


犬山南中継局が新規開局-テレビ愛知の地デジにとっては超重要局

「愛知県内でテレビ愛知の地デジが映らない」  トッピーネットでは、一昨年の夏からこの問題を取り上げてきました。  きっかけは、小牧市の桃花台ニュータウンでテレビ東 ...

続きを見る

関連情報


スポンサーリンク


-コラムアーカイブ

Copyright© TOPPY.NET , 2017 AllRights Reserved.